Killswitch Engage (キルスウィッチ・エンゲイジ) 8枚目のアルバム「Atonement」。
前作「Incarnate」から約3年半ぶりのリリースとなりました。「Atonement = 償い」というのは、少し意味深な感じがしますよね。
タイトルだけでなく、内容も今までKillswitch Engageの発展型でありながら、少し違った面が聞こえるアルバムになっていました。
Atonement 収録曲概要
「Atonement」収録曲は以下の通り。
- Unleashed
- The Signal Fire (feat. Howard Jones)
- Us Against the World
- The Crownless King (feat. Chuck Billy)
- I Am Broken Too
- As Sure as the Sun Will Rise
- Know Your Enemy
- Take Control
- Ravenous
- I Can’t Be the Only One
- Bite the Hand That Feeds
2曲のフィーチャリングが含まれているのも、このアルバムの特徴。また、その2曲が従来のKillswitch Engage らしい曲というのも面白いです。
ゲストが入っているから違ったイメージでなく、バンドのみの曲が少し変わってきているというのは、変化をしていく姿が見える感じがします。
Unleashed
アルバムのオープニングナンバー「Unleashed」。(1曲目)
怪しげで不穏なアルペジオから始まる、重さを重視した曲。
Killswitch Engageのアルバムの1曲目というと、疾走感のあることが多かったですから、少し意外性を感じます。
重さがあってもチューニングを落としすぎているわけではないので、聞いていて面白く感じる曲。新しいKillswitch Engageの感じがしますよ。
The Signal Fire (feat. Howard Jones)
前ボーカリストのHoward Jonesをフィーチャリングした「The Signal Fire (feat. Howard Jones)」。(2曲目)
従来のKillswitch Engageのイメージ通りのスピードもあり、激しい曲。「Unleashed」の変化から続けてくることで、安心感さえ感じます。
関係が悪くないからできることですが、共演は激しい曲であるのに微笑ましいという、不思議な感覚を感じられるMV。また曲がカッコいい!
I Am Broken Too
変化を大きく感じる曲の1つ「I Am Broken Too」。(5曲目)
2分39秒と短いのですが、メッセージ性が強い曲。私もあなたも同じように壊れているんだというのは、切なさを感じずにはいられません。
壊れているからといって、救いがあるわけでない。聞けば聞くほど切なさが強くなっていく…。MVもどうしようない切なさが心に残ります。
As Sure as the Sun Will Rise
デスボイスとクリーンボイスの融合がモダンな感じがする「As Sure as the Sun Will Rise」。(6曲目)
疾走感のある曲であると同時に、毎日の変化を通して変わって行くという歌詞は、希望を感じさせる気がします。
1曲の中にいろいろな物を詰め込みましたというごちゃまぜ感がうまくハマってして、聞いていてアルバムの中で1番気になりました。
リフを含めて演奏もカッコいいので、コピーしたくなる筆頭です。
I Can’t Be the Only One
イントロは違うバンドの曲かと思わせる「I Can’t Be the Only One」。(10曲目)
タイトルも今までのKillswitch Engageであれば、選択してこなかった曲名のような気がします。デスボイスがなければ、ポップ感があふれる曲。
構成も今までになかった感じで、聞いていて面白く感じました。賛否両論ある曲になりそうですが、バンドの変化と進化と捉えると面白く聞こえますよ。
爽やな感じは、Killswitch Engageのイメージが少し変わるであろう曲です。
あとがき
アルバムを通して聞くと、従来のKillswitch Engageとは違った感覚を受ける方が多いのではないでしょうか。変わったではなく、変化がある感じです。
ライブのセットリストにこのアルバムの曲が入ってくると、より大きな変化がでてくるような感じがします。疾走感とは違ったライブが見れそうです。
Killswitch Engageは少し聞いていてうるさいな〜と感じていた人にも、いい意味で聞きやすくなっているので、聞いてみることをオススメします。
入門編としても、入りやすいアルバムといえるんじゃないでしょうか。
変化を面白く感じるか、なんで変わってしまったの? と、Killswitch Engageのアルバムの中でも評価が分かれそうな気がします。
個人的には変化が面白いなと感じましたが、あなたはどう感じるでしょうか?
以上、『Killswitch Engage:Atonement ~消えることのない過ち~』でした。
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JOE (ジョウ)
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