Killswitch Engage:Atonement II B-Sides for Charity ~隠されていた贖罪~

Killswitch Engage:Atonement II B-Sides for Charity洋楽レビュー
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Killswitch Engage (キルスウィッチ・エンゲイジ) EP「Atonement II B-Sides for Charity」。

昨年リリースされた8枚目のアルバム「Atonement」のレコーディングセッションで未発表の6曲を収めた、いわゆるBサイド集のチャリティEP。

全ての収益は非営利団体「Center for Disaster Philanthropy」COVID-19救済基金に寄付されます。

太っ腹過ぎる対応であると同時に、しっかりと聞いて楽しめる内容です。

Atonement II B-Sides for Charity 収録曲概要

「Atonement II B-Sides for Charity」収録曲は以下の通り。

  1. To the Great Beyond
  2. Hollow Convictions
  3. Killing of Leviathan
  4. No Devotion
  5. I Feel Alive Again
  6. Prophets of Treason

Bサイドということ現状のこの形では外れたのも納得なのもあれば、なんでこれがもれたんだ? というのもあるのが興味深い。

今の状況でなければ聞けなかったでしょうから、面白く感じました。

To the Great Beyond

オープニング曲「To the Great Beyond」。(1曲目)

弱さと決別し、先へと行くんだという思いは今の状況にもピッタリ! この曲でアウトトラックになるんだと、びっくりしていまいます

I look beyond this life

「この先に人生を見ている」。今を悲観するのではなく、続いて行く思い。今リリースされることに、意味を感じます。カッコいい曲です。

Hollow Convictions

信念を歌った「Hollow Convictions」。(2曲目)

アレンジ途中であるのを感じますが、よくなる要素を持っている曲。

Can you set me free

「俺を開放してくれ」。曲としてもいい形で開放されるのを待っているのかもしれません。化ける要素も感じるので、生まれ変わった形も聞いてみたいです。

曲選考のためのデモで止まっていた曲じゃないでしょうか。

Killing of Leviathan

旧約聖書に登場する海中の怪物を殺すと歌った「Killing of Leviathan」。(3曲目)

狂気に満ちた叫びととともに、負けてたまるかという思いが強いのかも。この歌詞の世界感は、デスボイスでなければ表現ができません。

I will annihilate you

「あなたを滅ぼしてやる」。負けないぞという強い思い。「Killing of Leviathan」ではなく、「Killing of COVID-19」でもうまくはまりそう。

怒りからきている曲は、聞いていて熱くなります。

No Devotion

曲名とともに全体に切なさが漂う「No Devotion」。(4曲目)

献身的ではないのは自身で感じる「Atonement = 償い、贖罪」でもあるので、 アルバムのために作られたいたのが理解できます。

When you’ve given everything
And have nothing left to lose

「全てをささげても何も失うものはない」。それでも献身的でないというのは、役に立てなかったということ。無力であることに切なさを感じます。

寂しい思いであるのに、繰り返して聞いてしまう魅力を感じました。

I Feel Alive Again

EPでもハイライトとなる「I Feel Alive Again」。(5曲目)

なんでこの曲がアルバムからもれたのか、ビックリ! 生きる強さ歌った思いとメロディの良さから、「きたこれ! 」と思わずにはいられません。

この1曲だけで、このEPを聞く価値があります。想像するに、少しポップ度が強いのがもれた理由かも…。お世辞抜きでカッコいい曲です。

I fight beyond the pain

「痛みを超えて戦う」。今の状況にもピッタリ! ライブでも披露されるのを期待しちゃいます。びっくりするような隠し玉を残してました。

Prophets of Treason

反逆の預言者という意味深長な曲名の「Prophets of Treason」。(6曲目)

「Hollow Convictions」と同様に、アレンジ途中であるのを感じさせる曲。テーマも面白いので、変化が加わることで激変しそうな要素をもっています。

The skies will fall
Judgment comes for you

「空が落ちる。裁きはあなたのために」。どんな変化が訪れるんでしょうか?

「I Feel Alive Again」で収まりがいいのに、この曲を最後に持ってきたことに何か意味があるんじゃないかと感じずにはいられません。

あとがき

今の状況だからこそリリースされたEP。

アウトテイクというと完全なるボーナストラックで熱心なファン向けになるところですが、しっかりと楽しめる内容にビックリ!

「Atonement」は39分とコンパクトなアルバムだったので、追加してコンプリート盤として販売することもできたはず…。

それでもBサイド集のチャリティEPとしてきたことにバンドのカッコよさを感じます。Killswitch Engageの株を上げるアイテムになるんじゃないでしょうか?

Bサイドだから聞かなくてもいいかな? は間違いです。

 

以上、『Killswitch Engage:Atonement II B-Sides for Charity ~隠されていた贖罪~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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