KATZE:Good Times Bad Times ~同じ時間なら楽しんじゃおうぜ! ~

KATZE: Good Times Bad Times邦楽レビュー
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KATZE (カッツェ) 3枚目のアルバム「Good Times Bad Times」。

前作「STAY FREE」から約9カ月。リリースペースの早さには今見ても驚かされますが、1、2枚目とはサウンドが異なってきた収録曲。

変化の大きさも、今だからこそより興味深く聞けるアルバムです。

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Good Times Bad Times 収録曲概要

「Good Times Bad Times」収録曲は以下の通り。

  1. 90’s Pain
  2. Do! You Hot?
  3. 耳をすまして
  4. Goin’to a Go Go !
  5. Michelle
  6. Destiny
  7. Sweet Charly
  8. Angel
  9. Your Song
  10. Good Times Bad Times
  11. Small Island

4枚のKATZEのアルバムの中で、一番大人を感じる内容。いろいろサウンドを試して、バンドの幅を広げようとしていたころなのかも…。

チャレンジ部分だけでなく、バンドと核となる部分は残しているのもポイント! 一気に方向転換すると残念な場合がありますが、当てはまっていません。

また、シンプルですが逆にインパクトの強いジャケット。改めて見ていて、キン肉マンのマークに似てるよねと兄と話していたのを、思い出してしまいました。

90’s Pain

オープニング曲「90’s Pain」。(1曲目)

後ノリの重さのある曲。歌詞にもある「自由を奪い取れ」がメインテーマだと思いますが、1度聞けば耳に残るインパクトがあります。

左右に振られる音と、深めのピッチシフターがかかったギターが印象的です。

90’S PAIN 90’S PAIN
THAT’S SPELL P · A · I · N

歌詞に「90’s Pain」意外の意味はなくても、聞くとカッコいい! よく分からなくてもグッとくるものがあるのが、ロックです。

このアルバムのリリースが1990年だからこそ、間違いなくピッタリ!

耳をすまして

しっとりとした中にメッセージが込められたロックバラード「耳をすまして」。(3曲目)

何をしてもうまくいかない、いきどおりや怒りしか感じないという人にこそ聞いてほしい曲。

耳をすまして聞いたら 風にのって
瞳を閉じて聞いたら 笑い声が… 笑い声が…

実際に聞こえることはなくても、落ち着いてみようという感じ。何かでついカッとなって怒ってしまうこともありますが、一瞬いいから思い出したい行動。

普段あまりしないことですが、”耳をすまして”ってなんかいいですね。

Michelle

女性に対してだからこその優しさが聞ける「Michelle」。(5曲目)

“Michelle”をどう当てはめるかによって、印象が変わってくる曲。1人の女性に対してとも取れますが、ファンに向けた思いにも聞こえます。

Oh Michelle
大人びた笑顔はもうやめにしよう

本当の笑顔を見たいからという思いと同時に、俺がなんとかしてやるから! の気持ちが入っている気がします。力強いけれど、とても優しい思い。

きれいな曲だなと当時から思っていましたが、歌詞の内容も含めて聞いてみると、印象が変わって聞こえました。

Angel

パイプオルガンの音色が印象的な「Angel」。(8曲目)

短い歌詞、曲の中に愛がこもっている曲。余計な言葉や長さがないからこそ、思いが伝わってくるかのよう。ステキな音色は子守唄の感じがします。

Your my angel

「君は俺の天使」。優しい思いになる理由でしょうか。実際にどうかは分かりませんが、この曲を書いた時は大きな恋をしていた時かもしれませんね。

Your Song

君との思い出を歌った「Your Song」。(9曲目)

切ない感情がこもったロックバラードは、6分38秒と、KATZEで最も長い曲。ですが、聞いていると思いが心に入り込んでくるからか、長さは感じません。

Never come back again
振り返れば ただあの日のおまえが

言葉はなくても「…」に込められた思い。もっとできることがあったんじゃないかという後悔が、切なさを強くしています。不器用さが逆にいい!

男らしいクセの強い声だからこその曲。KATZEの中でも好きです。

Good Times Bad Times

アルバム・タイトル曲「Good Times Bad Times」。(10曲目)

いろんな時があるんだから、どうせなら楽しんじゃおうぜ! の思いが聞ける歌。リズムもコーラスも特徴的で、聞いていると楽しくなってしまいます。

OH OH 今 世界の真ん中で
笑っている素直な君が
一番素敵さ

今見てもステキなフレーズ。最初に聞いた幼かった時よりも、大人になった今の方がいいなぁと思ってしまいます。こんなことがいえる男性はカッコいい!

現在の多くの人がトゲトゲしている状況でこそ、この曲を聞いてほしいですね。悪い時もあるかもだけど、それだけじゃないんだぜ! という感じで…。

Small Island

アルバムのラストを飾る「Small Island」。(11曲目)

アコースティックのこぢんまりとした形が、心地のよい曲。ささやくように言葉を伝える歌と、優しさがこもっています。

世界で一番 小さな天才たちよ
世界で一番 大きな心で
笑ってみせて この小さな島から…

「Small Island」とは日本のことでもあり、全ての人の回りにいる小さなコミュニティのことじゃないでしょうか。歌い方も含めて、とても優しい歌。

演奏している姿が想像できる曲は、ライブで聞いてみたかったです。

あとがき

派手さあまりはないですが、自然と通して聞いてしまうアルバム。じわじわとくるスルメ感が理由なのかもしれません。

KATZEの中で1枚を選べとと言われたら外れるかもですが、聞いて気に入ったらもれなく抑えておきたい内容です。

この1枚というよりも、KATZEが残した4枚を通しての方がきっと楽しめるのではないでしょうか。いつの間にがふと聞きたくなるアルバムになりますよ。

 

以上、『KATZE:Good Times Bad Times ~同じ時間なら楽しんじゃおうぜ! ~』でした。


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