KATZE:BLIND ~今も目をつぶると君が見える気がした… ~

KATZE:BLIND邦楽レビュー
邦楽レビュー

KATZE (カッツェ) 1枚目のアルバム「BLIND」。

ドイツ語で”猫”の意味を持つ、印象に残るバンド名。デビュー2年半で4枚のアルバムをリリースし、これからという時に突如解散したバンドの1枚目。

1988年の発売で古さはあっても、今も新鮮なビートロックが聞けます。

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BLIND 収録曲概要

「BLIND」収録曲は以下の通り。

  1. Blind Emotion
  2. Motion
  3. In the Moonlight
  4. Dear My
  5. TEEN
  6. Shocking PartⅡ
  7. Heart Vision
  8. Lost Boy
  9. Some Day
  10. この雨の向こうに・・・

KATZEは活動期間は短くても名曲ぞろいのバンドでしたが、特にこの1枚目はどれも外せないという内容。将来が期待できるという言葉がふさわしいアルバム。

単曲でなら2枚目のアルバム・タイトル曲「STAY FREE」と多くの方が思うところですが、全体を通してでいえば1枚目が1番といえるかも…。

Blind Emotion

切なさの中に男だからこその強がりが聞ける「Blind Emotion」。(1曲目)

信じていた中で振られるからこその感情は、歌詞を見ることでより思いが伝わってくる曲。女性目線ではよくありますが、男性だと珍しいかも…。

最後の言葉は
派手目のKissで”GOOD-BYE”

男だからこその、強がり。最後までカッコつけたい思いが伝わってきます。SEとなるものがあっても良かったとも思いますが、1曲目らしい曲です。

Motion

リフが印象的な「Motion」。(2曲目)

特にギタリストは、聞いたら弾かずにはいられれないリフ。特に難しいことはしていないのですが、カッコいい! シンプルだからこそ、いいんです。

Platonic 気どってても
みだらな恋を求めてる

男だからこその感情。よこしまな気持ちがあるからこそいい!英語部分が多い曲ですが、思いを隠しているように見えて、あらためて歌詞を見ると面白い!

女性が見たら幼く、男性が見たら共感してしまう感情です。

TEEN

アルバムと同時発売のシングルとしてもリリースされた「TEEN」。(5曲目)

破綻してしまいましたが、清涼飲料水のCMソングになる予定だった曲。この爽やかさはタイアップが付いていたら、バンドは違った流れになったかも…。

この話を聞くと「愛が生まれた日」で当初の予定どおり藤崎賢一(Justy-Nasty)が歌っていたら…と考えずにはいられません。

Baby, 君だけは話さない
My “TEEN” always
On my mind

君が純粋に好きだと、青春だったんだよと思わせる歌詞。大人になる段階だからこその感情は、リリースが時が過ぎていても爽やかに聞こえます。

Shocking PartⅡ

復唱とコーラスが印象的な「Shocking PartⅡ」。(6曲目)

英語も多くてよく意味が分からずに聞いていましたが、それでもカッコよかったロックな曲。特にコーラスは当時に聞いていたバンドとは異なるものでした。

今夜たっぷり感じていたいぜ

当時は強い部分だと思って聞いていたと思いますが、あらためて歌詞を見ると弱いからこその、言葉に出せなかった感情なのかなと。

後に続く「One more kiss me? = もう1回キスしてくれる?」なんて、強さではなく、弱さですよね。カッコよさはそのままでも、印象が変わった曲でした。

これはPartⅡということ、歌詞を見ても関係する部分はないので、デビュー前に「Shocking」という曲があったんでしょうか?

謎も残しつつの、聞いてカッコいいロック曲です。

Heart Vision

男性ならば聞いているだけで情景が浮かんでくるような「Heart Vision」。(7曲目)

一人で歌うのではなく、輪唱するからこそ心が見えるよう。ボーカルの他にもメインをはって歌えるメンバーがバンドにいるからこそ、成立する曲。

切ない夢を どのくらい見れば
二人は あの日に戻るだろう

もう戻れれない関係であるのに、思ってしまう感情。弱さであっても共感してしまうのは、想像ができるだけでなく、考えたことのある思いだからでしょうね。

メロディも含めて切ないからこそ、心に響いてくる曲です。

Lost Boy

全てを1日で失った失恋の曲「Lost Boy」。(8曲目)

サビが全て英語だからこそ、思いが印象に残ります。分かりやすく日本語ではなく、あえてオブラートに包むからこその感情。実に興味深い。

Please leave me alone
I’ll never forget you

君がいなくなり愛を失ったからこその、一人にしておいて。それでも君のことを忘れない。男だからこそずっと引きずってしまう弱さ。共感できます。

1度好きになったからこそ、思い出であっても残したい思い。ずるさであり、弱さのある感情。切ないけれど、繰り返して聞いてしまう魅力があります。

この雨の向こうに・・・

アルバムのラストを飾る「この雨の向こうに・・・」。(10曲目)

大半をアコースティックでしめる男のラブ・ソング。10代の時には理解できなかった、思いの強さが今聞くとより伝わってきます。

この雨の向こうに オマエが見える
この前の向こうに オマエが見える…

実際に見えるのではなく、いて欲しいという思いかなと。男の弱さであり、純粋さを感じる曲は、シンプルだからこそ心に響きます。

今はあまり新曲として聞かないタイプの曲ですね。だからこそ、新鮮に聞こえるかも…。

あとがき

KATZEは兄が聞いていたので耳には入ってきていましたが、バンドのもつ魅力に気づいたのはかなりたってからだったりします。

親元を離れてギターがある程度弾けるようになって、ふと聞いてみたら「あれっ!」という感じでした。最近また聞き直してみたら、やっぱりいいなぁと。

多くの曲をコピーしているので、手が弾くのを覚えているのも個人的に興味深い! 覚えなきゃじゃない、自ら好きで弾いていた場合は違いが出ますね。

活動期間としては短いですが、影響を多くの影響と印象を残したKATZE。城島リーダーが好きで、TOKIOを結成しようと思ったきっかけのバンドとか。

今はヘビーなサウンドを出すバンドは多いですが、少なくなっているビートロック。今、KATZEみたいな存在が出てきたら、すごく印象的かも…。

4枚のアルバムどれもいいですが、1枚目「BLIND」から時系列順に聞いていくことをオススメします。今聞いても十分すぎるくらいカッコいいですよ。

 

以上、『KATZE:BLIND ~今も目をつぶると君が見える気がした… ~』でした。


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