石原夏織:Sunny Spot ~一緒に輝く虹が出る場所へ~

石原夏織:Sunny Spot邦楽レビュー

石原夏織のファースト・アルバムである「Sunny Spot」。

ソロとしてリリースした2枚のシングルの勢いをそのままに、リリースがされたアルバムです。ソロということで、彼女の歌声が生かされた曲が中心になっています。

元StylipS、ゆいかおりでも活動していた石原夏織ちゃんですが、ユニット活動時のかわいらしさはそのままに、やさしい歌声が聞けるアルバムです。

きっとほっとする場所になるよ

「Sunny Spot」の収録曲は以下の通りです。

  1. Sunny You
  2. CREATION×CREATION
  3. 虹のソルフェージュ
  4. Orange Note
  5. empathy
  6. 雨模様リグレット
  7. Ray Rule
  8. Untitled Puzzle
  9. Singularity Point
  10. Blooming Flower
  11. ♮ Melody

「Sunny Spot = 陽のあたる場所、陽だまり」になりますが、アルバムのジャケットで傘をさしているというのが面白いです。日傘ではなく、ビニール傘ですし…。

このアルバムで表現をしたかったのは、今は雨が降っていても明るくなるよというのと、このアルバムが光が指すきっかけになれればという感じかもしれませんね。

実際このアルバムを聞いていると、いろいろな雨がやんでしまいそうです。

その背中が明るく輝いている

オープニング曲の「Sunny You」。(1曲目)

アルバム・タイトル「Sunny Spot」を象徴している、晴れ渡るような爽やかで明るい曲です。歌詞のような太陽ような人って確かにいますよね。

周りからもしたわれるし、一緒に同じ道を歩いて行きたいんだというのは気持ちがよく分かります。1人にとってでいいから、太陽のような人になりたいものです。

歌詞に出てくる太陽のような人は、女性でも男性でもなれるのがポイントですね。

思えば色は変えられる

イントロのメロディが特徴的な「虹のソルフェージュ」。(3曲目)

「ソルフェージュ = solfège = 楽譜を読みことの基礎訓練」だからこそ、運指練習のようなイントロになっていると考えると、聞いていてより面白く感じます。

虹は色数だったり見え方が一定ではないですが、好きな色に変われということで虹の「ルフェージュ = 基礎訓練」 になっているというのが興味深く感じる曲です。

意図しているのだとも思いますが、ギターソロがいろいろな基礎で練習をしていると弾けるフレーズなっているのが、自分がギタリストとして面白く感じました。

イントロ自体は運指練習のような感じですが、曲全体でみると演奏が結構難しい曲になっています。練習していれば、うまくなって弾けるよといっているようです。

だからこそ、虹に色を好きなうように変えられると考えると、「虹のソルフェージュ」という曲名がより深く思える感じになっていますよ。

小さな交際の先にある素直な気持ち

もっとできたのに…と切なさを歌った「雨模様リグレット」。(6曲目)

後悔する気持ちがあるのは切なさを感じますが、振り返って考えて時にちょっとした後悔があるから、思い出として残るというのがありますよね。

違う行動ができていたらもっと楽しめていたのに…。というのは誰もが経験あるでしょうから、気持ちが手に取るように伝わってくる歌詞です。

後悔の思いだけでなく、「天気予報があたるみたいに会えたらいいな」というはかわいらしい表現ですし、ぜひそうであって欲しいなと感じてしまいました。

上モノのメロディが明るいのは、後悔だけでなく、希望を表している気がします。

聞こえてくるのは…

アルバムのラストをかざる「♮ Melody」。(11曲目)

「♮ = ナチュラル」ですが、単に曲名がMelodyではなく、記号になっているのが面白く感じます。自分にとってのナチュラルだからこそ、記号なのかもですね。

アルバムはファースト・シングルの「Blooming Flower」で閉めることもできたはずですが、この「♮ Melody」が入ることでよりしまりが増しています。

「Blooming Flower」が全体の明るさ、「♮ Melody」は自分自身への小さな明るさをナチュラルに感じることで、「Sunny Spot 」が完成するという感じです。

無理をしない自然な自分なりの歩幅で、ナチュラルなメロディを。いいですね。

Sunny Spot あとがき

StylipS、ゆいかおりのユニット活動の時も歌のうまさは目立っていましたが、ソロになってより石原夏織ちゃんのうまさが際立って感じられます。

StylipS、ゆいかおりの他のメンバーも音楽活動はソロやユニットで継続していますが、一番イメージからの幅が広がっているのは石原夏織ちゃんの気がしますよ。

ユニット活動時の少し控えめな感じも、イメージが広がって感じる理由なのかもしれません。このアルバムではまだ見せていない、違う面も期待できるかもですね。

期待というよりも隠し持っていそうな引き出しがある気がしますので、よけいにこれからの石原夏織ちゃんの音楽活動が楽しみでなりません。

 

以上、『石原夏織:Sunny Spot ~一緒に輝く虹が出る場所へ~』という記録でした。

石原夏織 関連記録

2018/3/21 release 1st Single
石原夏織:Blooming Flower ~この花はあなたの元にも届く~

2019/7/17 release 3rd Single
石原夏織 :TEMPEST ~今この瞬間と明日も笑っていくために~

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