Jupiter (ジュピター) 6枚目のシングル「Warrior of Liberation」。
新体制となった3枚目のアルバム「Zeus~Legends Never Die~」から約1年。変化の延長線となる内容で、次の一手をリリースしてきました。
KUZEに合わせた内容であるからこそ、素直に聞けてしまいます。
Warrior of Liberation 収録曲概要
「Warrior of Liberation」収録曲は以下の通り。
- Warrior of Liberation
- My Enemy
- Save your life
曲名からいって、ビジュアル系というよりもジャパニーズ・メタル。ジャケットも含めてですが、行う音楽に合わせての変更なのかもしれません。
新体制のシングル、アルバムにあった「ん?」というのは消えています。
Warrior of Liberation
ジャケットにもある戦士の思いを歌った「Warrior of Liberation」。(1曲目)
新しい曲でありながら、古き良きジャパニーズ・メタル。洋楽ではない哀愁が聞けます。前作にあった、日本語の違和感がなくなっているのもポイント。
いつまでも消えない光を求め
果てなき空へ
メタルな熱い思い。少し寂しさを感じところも日本語であるからこそ。戦士の考えが想像することもできて、カッコいい!
現体制のバンドとして、やっていく方向性が見えたように思えます。
My Enemy
リフがカッコいい「My Enemy」。(2曲目)
全英詩で洋楽の要素が強くなる曲。ジャパニーズ・メタルと、このタイプの曲ができるのが、これからのバンドの強みになるのかも…。
洋楽の要素といっても今ではなく、ザクザクいっていたころのメタル。聞いていた人は根本にあるからこそ、これこれという感じがするんじゃないでしょうか。
Searching for the light of in my enemy
「敵の光を探して」。歌詞を見ていると「My Enemy = 俺の敵」とは、自分自身の弱さなのかもしれません。攻撃性は弱さを断ち切ろうとしているのかも…。
リフがカッコいいので、ギタリストはきっとコピーしたくなりますよ。
Save your life
貴方への熱い思いを歌った「Save your life」。(3曲目)
前任のZINの歌声であれば、軽くなったであろう曲。この暑苦しいぐらいが、この曲には似合います。聞いているだけなら、完全なジャパニーズ・メタル!
In my life 光が差す
夜明けと共に貴方へ
歌詞の感じもビジュアル系というよりも、ジャパニーズ・メタルですよね。少しいなたい表現であるからこそ、曲を生かす感じになっています。
英詩を2曲続けることもできたと思いますが、弱みになっていた日本語を持ってくることで、バンドの成長を聞かせたかったようにも聞こえました。
あとがき
KUZEの歌声に合わせたジャパニーズ・メタルに振り切った内容。中途半端さがなくなり、違和感を感じていた人も好意的に聞けるのではないでしょうか?
化粧をしているのでビジュアル系とこれからも呼ばれ続けるでしょうけれど、どうしてもというこだわりが抜けたように感じます。
7月の予定が延期にはなってしまいましたが、VERSAILLESの復活音源。1つのバンドで全てを表現しなくてもという思いに、変化が生まれたのかもですね。
女性がどうかは分かりませんが、男性ファンは間違いなく増えそうな内容です。
以上、『Jupiter:Warrior of Liberation ~進むべき道はすでに決まっている~』でした。
Jupiter 関連記録
2018/8/8 release 5th Single
Jupiter : Theory of Evolution ~新ボーカルでバンドが生まれ変わる~
2019/4/3 release 3rd Album
Jupiter:Zeus~Legends Never Die~ ~ビジュアル系からメタルへの変化~
2020/4/8 release 6th Single
Jupiter:Warrior of Liberation ~進むべき道はすでに決まっている~ ←今ココ
JOE (ジョウ)
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