Jon Bon Jovi (ジョン・ボン・ジョヴィ) 1枚目のアルバム「Blaze of Glory」。
Bon Jovi 4枚目「New Jersey」。5枚目「Keep the Faith」の間の1990年にリリースされた、初のソロ・アルバム。
映画がきかっけで制作の内容は、今あらためて聞いても楽しめる1枚です。
Blaze of Glory 収録曲概要
「Blaze of Glory」収録曲は以下の通り。
- Billy Get Your Guns
- Miracle
- Blaze of Glory
- Blood Money
- Santa Fe
- Justice in the Barrel
- Never Say Die
- You Really Got Me Now
- Bang a Drum
- Dyin’ Ain’t Much of a Livin’
- Guano City
ジャケット表れていますが、映画「Young Guns II」に提供した曲が多く含まれているある内容。1、2曲ではなく、アルバムにするというのが興味深い点。
元々はBon Jovi 3枚目のアルバム「Slippery When Wet」収録「Wanted Dead or Alive」の提供を求められましが、歌詞の内容から合わないと拒否。
そこから「Blaze of Glory」書き、それだけに終わらずに初のアルバムになる。経緯もロックであるのも知っておくと、より楽しめる1枚です。
ラストにインスト「Guano City」があることが映画がきっかけになっていることが分かる形。通して聞くからこそ、いい位置にあるなときっと感じますよ。
Billy Get Your Guns
始まりなぴったりな「Billy Get Your Guns」。(1曲目)
銃を手に入れる。「Young Guns II」が元にあるからこそ、1曲目にあることに、意味を感じさせます。口ずさみたくなる、ロックンロール!
Price of fame
And it’ll never change
「名声の価格。それは決して変わらない」。賞金首という感じでしょうか。 映画も見ているはずなのですが、全く覚えてないので推測ですけれど…。
この曲を聞いていて、映画を見直したくなりました。
Miracle
あなたを救うための「Miracle」。(2曲目)
自分のためでも誰のためでもなく、あなたのために奇跡を起こしたい。ジョンの歌い方もですが、気持ちがとても優しい曲。
Gonna take a miracle to save you this time
「今回は奇跡を起こしてあなたを救うよ」。怖いことが起こったり、見て恐怖を感じているからこそ、手を差し伸べたい。優しさですね。
MVでジェフ・ベックがギターソロを弾いているのですが、この人は変わらないなと。若くても年を重ねても見た目が変化しないのは、興味深いところです。
Blaze of Glory
![]() | 「Blaze of Glory」 フルMVをApple Musicで観る |
アルバム・タイトル曲「Blaze of Glory」。(3曲目)
大ヒットしたベスト盤「Cross Road」にも収録されていたので、ソロではなく、Bon Joviの曲と思っている方も多いかも…。どちらにしても、良曲です。
全体的に寂しさが漂うのですが、聞いているとクセになるから不思議。
I’m goin’ out in a blaze of glory
「俺は栄光の炎に包まれている」。死に行く時の栄光。誰かを守ったからともいえますが、寂しい…。栄光でなくてもいいから、生き延びてほしいかも。
また、ギタリストならば、スライドバーを指にはめて弾きたくなる曲です。
Santa Fe
祈りの歌「Santa Fe」。(5曲目)
思いの強さを、訴えかけるように歌う。ジョンの歌声はいいなと純粋に感じる歌。現在のBon Joviにないタイプだからこそ、またを期待してしまう曲です。
I swear I’m gonna live forever
「俺は永遠に生きることを誓う」。自分が生き続けたいのではなく、祈り続けるためと考えると、寂しさが増していきます。
先に逝った人たちを、俺だけでも忘れない。心に生かし続けるんだ! の思いかなと。人のために強くなるでも、少し感情が異なる思いです、
「Santa Fe」はスペイン語で、「聖なる信仰」。世代にもよるでしょうけれど、宮沢りえの写真集を思い出しちゃいました。いまさらタイトルに納得!
あらためて聞くからこそ、他にもつながる。これも面白さですね。
Never Say Die
俺は生きぬいてみせる「Never Say Die」。(7曲目)
周りで死ぬ人を見ているからこそ、自分はそうはならないの思い。弱いことも知っているからこその生きる宣言は、ロックだからこそより強くなります。
That it’s the strong who survive
Never say die
「生き残るのは強いということ。死ぬなんて言わない」。誰かに訴えかける言葉ではなく、自分へ向けた言葉でもありそうです。
バンドで合わせたら、楽しそうな曲。楽器を弾く人ならきっと同じことを感じるのではないでしょうか。今回聞いていて、一番ぐっときた曲かも…。
Dyin’ Ain’t Much of a Livin’
切ないロックバラード「Dyin’ Ain’t Much of a Livin’」。(10曲目)
慰めてくれるのは、ウイスキーだけ。寂しさだけが思いとして強く残る曲。
Is it too late to ask for forgiveness
For the things that I have done
「許しを求めるには遅すぎる。俺がしてきたことに…」。してきたことは戻せないけれど、後悔を感じる思い。どうしようもできないのが、また切ない。
続くインスト「Guano City」がなければ、より寂しさが増していたことでしょう。あることで、救われている感じがします。
あとがき
2020年はBon Jovi 15枚目のアルバム「2020」。クリスマス・シングルとして、ソロとしても久しぶりに「A Jon Bon Jovi Christmas」をリリース。
個人的に新しい曲は、既存の音源を聞き直すきっかけ。加えて、たまたま「伊藤政則のROCK CITY」で「Blaze of Glory」のMVが放送。ピンポイントでした。
フルで通しては久しぶりに聞きましたが、いいアルバムですね。MVを見ると時代を感じても、ストーリーがある内容は聞いていて楽しいです。
今のソロ、Bon Jovi とも、異なる表現。ファンならずとも興味深く、いつの間にかアルバムを通して聞いているということになりそうです。
以上、『Jon Bon Jovi:Blaze of Glory ~全て栄光はあなたのために~』でした。
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