John 5 (ジョン・ファイブ) 9枚目のアルバムである「Invasion」。
今回のアルバムの名義は「John 5 and The Creaturesとなっていますが、後ろはころころ変わる部分ですので、John 5の認識で問題ないといえます。
John 5は2woやDavid Lee Rothの活動もありますけれど、Marilyn Mansonのギタリストとして、一躍有名になったギタリストです。
John 5の名前になったのも、Marilyn Mansonの活動以降からですね。
Mechanical Animalsのツアー時にNKホールにライブを見に行きましたが、ギターがうまいだけでなく、めちゃくちゃかっこいいギタリストでした。
現在はRob Zombieとソロで活動していますけれど、ギタリストならソロも忘れずに聞いておけ! といえる、お手本のようなギタリストです。
ソロは一貫してインストであるのにインストにありがちが聞いていて退屈しないので、ギタリストはもちろん、楽器を弾かない人もオススメができます。
Invasion 収録曲概要
「Invasion」の収録曲は以下の通りです。
- Invasion
- I Am John 5
- Midnight Mass
- Zoinks!
- Howdy
- Crank It – Living With Ghosts
- Cactus Flower
- I Want It All
- I Like the Funk
- Constant Sorrow
インストというとムダに時間が長いものがありますが、10曲で34分というコンパクトですので、一気に聞けるアルバムになっています。
ギタリストのソロアルバムでインストとなるとオ○ニーのようになっているのが多くありますけれど、John 5のソロは一味違うものになっていますよ。
自分がギタリストでありながら、インストはあまり好きではなかったです。インストに興味を持ったのは、John 5がきっかけだったりします。
それは、John 5の2004年にリリースのファースト・アルバム「Vertigo」なんですが、以降も聞いても参考にもなるアルバムをリリースしてくれるんです。
インストは自分も最初は苦手でしたけれど、インストをより楽しむコツがあります。ものすごく単純なんですが、聞く曲の曲名を確認して意識をしましょう。
インストは歌詞が基本ない分、曲名か想像を膨らませて聞くと想像が広がって、楽しむことができますよ。クラッシクなども曲名を理解した方が楽しめます。
I Am John 5
ついにというか、自分のことを曲にしてしまった「I Am John 5」。(2曲目)
アメコミ風のMVも面白いですが、ロボットになった自分を想像しての曲になっているからこそ、「I Am John 5」の声もロボット風の感じなんですね。
さらっと弾いていますけれそ、いろんなテクニックを生かさないと弾くことができない、聞いている感じよりも難易度の高い曲になっています。面白い曲です。
Howdy
John 5の1つの魅力であるカントリー曲の「Howdy」。(5曲目)
あまり見慣れない単語は「Howdy = How do you do」。ようは単純に挨拶を略したスラングであるからこそ、面白みはより増している曲です。
曲名の意味が分かると知らないで聞くよりも楽しめてしまう、今回のアルバムの代表格ともいえる曲です。これは違う曲名は付けられないですね。
カントリー要素だけでなく、ハーモニクスを効果的に使った曲で「テクニックとはこう使うんだよ! 」と教えてくれるような曲になっています。
さらっとしようとしたら本腰を入れないと無理だなとやめときましたが、1番コピーして弾いたら楽しい曲ではないでしょうか?
目覚ましや、ちょっとイラッとした時に聞くと元気になれそうな曲です。
I Want It All
思いっきり直接的な曲名の「I Want It All」。(8曲目)
ギターが歌っているとは、正にことのことをいうような曲です。全てが欲しいけれど、そのためならなんでもやるぜというのが伝わっています。
個人的にタッピングはダサいと思っている人なのですが、John 5のタッピングはダサくならないから、少し不思議です。必要だからしているからでしょうか?
ドヤ顔でするギタリストがいますけれど、基本見た目的にもダサいですよね。
曲中の多くある音を切らない弾き方は、John 5の大きな特徴となる弾き方です。実際にマネしようとすると、前後の音が混じったりしてとても難しい…。
やっぱりギタリストは、John 5を見てお手本にできることが多いです。お手本なのにやらしくなく、カッコいいというのが、またスゴイところですね。
それにしても「I Am John 5」に劣らず、面白いMVになっています。
あとがき
今回のソロアルバムも一気に聞き終えてしまう、面白い内容でした。
実はでもなくかなりテクニックで難しいこともしているのに、難しく聞かせることなく、曲を第一に考えているのはJohn 5ならではです。
見た目の奇抜さに目が行ってしまいますけれど、ギタープレイがまず最高であるということが、John 5の良さにつながっています。
Rob Zombieとの活動もいいのですけれど、願わくはMarilyn Mansonともう1度だけでも一緒に活動をしてくれたら、うれしいのですけれど無理ですかね?
Marilyn MansonはJohn 5が在籍していた時が圧倒的にかっこよかったですし、最近の数作よりもっと質のいいアルバムをリリースできると思いますよ。
普段インストを聞かない人も十分に楽しめるアルバムになっていますので、一度だまされたと思って聞いてみることをオススメします。
聞く際は途中でも触れましたが、曲名を意識して聞いた方がより楽しめますので、より楽しめる方法で聞いてみてくださいね。
以上、『John 5 and The Creatures :Invasion ~隙を見せたら心に侵入~』でした。
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JOE (ジョウ)
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