indigo la end (インディゴ ラ エンド) 配信シングル「フラれてみたんだよ」。
「夜風とハヤブサ」から3カ月。間にファンクラブ会員限定シングル「紫苑/アバケアネ」を挟みつつ、リリースされるのはタイトルからして気になる曲。
失恋に精一杯の強がる女心が寂しいけれど、共感してしまします。
フラれてみたんだよ 概要
ラジオ「川谷絵音の約30分我慢してくれませんか」でindigo la endが気になってしまう人はろくな恋愛をしてないと語っていますが、逆手にとった曲。
“ろくな”というのは愛を込めての比喩だと思いますけれど、フラれた経験は思いの他に長く残るもの。忘れたとしても、ふとしたことで蘇る記憶。
本当は望んでいないからこそ、強がってしまう気持ち。これは気にならずにはいられないタイトルであり、聞けばより思いが体の奥深くに入り込んできます。
フラれてみたんだよ
失恋に強がる女心「フラれてみたんだよ」。
決してフラれたんじゃない、自らの意思だからと自分に言い聞かせるような思い。強がっても寂しいんだという思いが伝わってきます。
切ないからといって、泣いて時が経つことはしたくないのでしょうね。
期待しないでよ 戻れるなんて
フラれてみたんだよ つまりはサヨナラ
相手ではない、自分への言葉。もう以前の関係に戻れないと分かっているからこそ、寂しさが倍増していきます。同じぬくもりはもう、感じられなんいです。
愛詰めて ◯贈った
味はしなかったな
“◯”が何を示しているのかは聞く人それぞれの判断になると思いますが、思いの込められたあなただからこそ、贈ることができたものなのでしょう。
心なのか、何か実際になるもの。それとも時間なのか、想像できる部分を残したのはさすがだなと感じさせます。
フラレてみたんだよと言っても、結果自体はもう変わらないのが、やっぱり寂しい。恋はいろいろな人とできるとしても、同じものはないですから…。
あとがき
思いは寂しんですけれど、気になって繰り返し聞いてしまう曲。失恋したいと思って恋愛をする人はいないでしょうけれど、時によっては起こるできごと。
時と場合によって異なってくるとしても、この時の恋愛は「フラレてみたんだよ」と自分に言い聞かせることが、乗り越えるために必要なのかもです。
思いもですが、演奏も興味深い曲。演奏は少し前ノリで、歌はちょっとためた後ノリ。このことが心の動揺を表しているかのようで、興味深く聞けます。
また、ジャケットに登場するモデルの林田岬優。鼻が赤く、目に溜まった涙が寂しを表しているかのよう。indigo la endは毎回ですけれど、ジャケットがいい!
ツアー「夜警」も始まっていますし、次はアルバム「夜行秘密」であるはず。そう遠くない時期にリリースされるでしょうし、期待しちゃいます。
以上、『indigo la end:フラれてみたんだよ ~今はそう思っていたかったの~』でした。
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