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Hollywood Undead:New Empire, Vol. 2 ~続いた新しい音の世界~

Hollywood Undead:New Empire, Vol. 2洋楽レビュー
洋楽レビュー

Hollywood Undead (ハリウッド・アンデッド) 7枚目のアルバム「New Empire, Vol. 2」。

前作「New Empire, Vol. 1」から、10カ月。 Vol. とあったことで、少なくとも2が作られるのは規定路線とはいえ、同年中にリリースされるとはビックリ!

ライブ活動ができないというのも、影響したのでしょう。また、Vol. 1のクオリティの高さは聞けば分かるところですが、Vol. 2も興味深いサウンドです。

New Empire, Vol. 2 収録曲概要

「New Empire, Vol. 2」収録曲は以下の通り。

  1. Medicate
  2. Comin’ Thru The Stereo (feat. Hyro The Hero)
  3. Ghost Out
  4. Gonna Be OK
  5. Monsters (feat. Killstation)
  6. Idol (feat. Tech N9ne)
  7. Coming Home
  8. Unholy
  9. Worth It
  10. Heart Of A Champion (feat. Papa Roach & Ice Nine Kills)
  11. Idol (feat. Ghøstkid)
  12. Idol (feat. KURT92)

10曲目までが本編。「Idol」はボーナス・トラック。本編にもフィーチャリング違いで収録されていますが、その形が聞くと面白いです。

Ver,違いというと曲そのものを大きく変えることが多いですが、変わっているのはフィーチャリングアーティストの違いだけ。バンドの音としては一緒。

それでも歌い手が変わるから違いとなっているのすから、逆に面白い! 今までになかったパータンかもしれません。聞く比べるときっと面白いですよ。

加えて、アルバム全体としてポップ度が高くなっているもポイント! ハードな部分はこの1枚としては減っているのですが、変わりに口ずさめるサウンド。

アルバム・タイトル「New Empire = 新帝国」の通り、バンドとして新しい音を表現しているのが興味深い。Vol. 1があったからこそ、変化が自然です。

Medicate

薬なんか必要じゃない「Medicate」。(1曲目)

ポップなメロディーの中で表現されるのは、個を否定する奴らへメッセージ。オープニングとして、一気に聞き手を引き込むには十分な世界観を持った曲です。

I might be dying, but I feel just fine

「死にかけているかもだけど、俺は元気」。皮肉の言葉かなと。自分常識やマジョリティ(大多数)を良しとして、マイノリティ(少数)を否定する人たち。

変わっているから矯正するために薬が必要だというけれど、自分を持っているだけなんだと。だからこそ、明るさがあるポップなメロディーなのかも。

絶望ではなく、希望を持っていれば明るくなりますよね。それにしてもポップな曲。激しい音の表現が多かったからこそ、インパクトが大きいです。

Ghost Out

俺は生きることを選ぶ「Ghost Out」。(3曲目)

ラップとループ、アタックの強い音が、妙に気持ちがいい曲。特徴的なアタック音は、鼓動を表現していると考えると、より面白くなります。

You’ll be more famous dead than alive

「あなたは生きているより死んだ方が有名になる」。歌やラップではなく、セリフ。だからこそ印象に残り、それって幸せか? と感じさせる部分です。

生きるということは、つらく大変なことなのかもしれない。それでも死んでから富や名声を得てどうする? 大切なのは今じゃないかと、自分には聞こえました。

ただし、Vol. 2の中で聞く人によって印象が変わる曲とすると1番かもです。

Idol (feat. Tech N9ne)

Apple Music Movie IconIdol (feat. Tech N9ne)
フルMVをApple Musicで観る

俺はあなたが思っているような人じゃない「Idol (feat. Tech N9ne)」。(6曲目)

言葉のイメージの女の子や男性のキラキラした人ではなく、多くの人が憧れや理想としているであろうアイドル。そこからの否定は、インパクトがあります。

No, I ain’t your idol, kid
I cannot save you, son

「いいえ、俺はあなたのアイドルではない。あなたを救うこともできない」。何かを求めてしまう人からの否定。希望を打ち砕かれるかのよう。

受け取り方次第だと思いますが、夢をを打ち砕くのでなく、自分を持って生きろと言っているのかも。誰かに夢を託すのは、早すぎるという感じで。

複数のフィーチャリングで別ヴァージョンを制作。興味深い世界観の曲です。

Coming Home

手放さない限り希望は失われない「Coming Home」。(7曲目)

サヨナラと言うたびに切なくなる。それでも考え方次第で変わるんだよというのは強さでもありますが、優しさもが聞ける歌。聞いていて印象に残る曲です。

I’m coming back to the ones I know
Never lose hope ‘cause I won’t let go

「知っているものは戻ってくる。自ら手放すことをしなけてば、希望は失われない」。諦めてしまった時が、本当に全てを失うことなんだという感じ。

「Coming Home = 帰ってくる」は家ではなく、本来の自分を見失わないでという思いが込められている気がしました。

何かを失ったとしても心が折れなければ、続きがあり、未来がありますから。

Unholy

俺は信仰しないし、縛られない「Unholy」。(8曲目)

信じるのが悪いことではなく、他の人の常識で強制されるのが嫌! 俺を変えようとなんてするなよ! の思いが込められた曲ではないでしょうか。

Bow down, if you wanna be saved
I’m not sorry, I’ll give you something to hate

「救われたいなら、頭をさげなさい。嫌だね。ク◯みたいなものをやるよ」。強制されるからこそ、反抗がおきる。気付けよ! ぐらいの思いでしょう。

人を無理に変えようとする奴らへの、ムダだからのメッセージを感じます。

Heart Of A Champion (feat. Papa Roach & Ice Nine Kills)

Vol. 1に収録されたものとは別バージョン「Heart Of A Champion (feat. Papa Roach & Ice Nine Kills)」。(10曲目)

フィーチャリングが入っていますが、これもバンドの出す音としては「Idol」同じく一緒。曲がないわけではないでしょうから、面白い選択。

I won’t die till I get mine

「俺のモノを手に入れるまで死ねない」。強さ理由でありながら、弱いことも知っているという感じ。気になる部分が変わって聞こえるのが面白い。

曲自体を変えずに変化があるというのを、バンドとして見せたい & 楽しんでいるのかも…。アルバムでの位置も異なるため、印象が思いの他変わりました。

あとがき

Vol. 1があったかこそ、その音の変化が面白く感じる1枚。順番が逆であったらちょっととまどったかも…。ただ、ポップ度は高くても、曲はいい感じです。

New Empireの2枚で提示した音は、バンドとしての新境地の音。デビュー時から面白い表現をしていましたが、音の幅がかなり広がりました。

それでもとっちらからずに、しっかりとまとまっているのもポイント!

新境地であり、充実した内容のアルバムを続けてリリースしたハリウッド・アンデッド。ライブができない今の状況は、かなり痛いかも…。

リリースの時点でMVが2曲に、その他の全てはリリックビデオを公開。違法対策としてだけでなく、バンドとして内容に自信がある表れではないでしょうか。

既存のファンはもちろん、新規で聞く人も前作Vol. 1を合わせて聞くことをオススメします。その方が間違いなく音として楽しめますから!

 

以上、『Hollywood Undead:New Empire, Vol. 2 ~続いた新しい音の世界~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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