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Holly Humberstone:The Walls Are Way Too Thin ~内面の感情~

Holly Humberstone:The Walls Are Way Too Thin洋楽レビュー
洋楽レビュー

Holly Humberstone (ホリー・ハンバーストーン)  2枚目のEP「The Walls Are Way Too Thin」。

前作「Falling Asleep at the Wheel」から1年3ヶ月。大手レーベル「Universal Music Publishing Group」と契約しての1枚。

表現する音楽は前作の延長線ですが、スケールアップした音を聞かせてくれます。

The Walls Are Way Too Thin 収録曲概要

「The Walls Are Way Too Thin」収録曲は以下の通り。

  1. Haunted House
  2. The Walls Are Way Too Thin
  3. Please Don’t Leave Just Yet
  4. Thursday
  5. Scarlett
  6. Friendly Fire

前作と同様に6曲でありながら「Haunted House」「The Walls Are Way Too Thin」「Please Don’t Leave Just Yet」「Scarlett」を先行で配信。

だからこそ未発表曲は2曲のみと、海外アーティストでは珍しいとも言える形。それでもアルバムにはせず、EPにするのが興味深く感じてしまいます。

当初発表された「Emotional Grim Reaper」からEPのタイトルは変更になりましたが、根本的な内容に変更はされることはない。

内容的に負の感情が強いからこそ、その他は要らないということなのかも。

加えて音を聞けば分かりますが、アーティスト気質が高い人物であることが分かります。だからこそ一度気になると、目が離せなくなる理由になっていますよ。

Thursday

気持ちが不安定な「Thursday」。(4曲目)

週の始まりでも終わりでもない木曜日。だからこそ何もない平凡な1日にもなりそうですが、気持ちの不安定さが現れることもあると言っているような曲。

音はポップですが、人によっては闇を感じるものになっています。

Do your worst

「最悪のことをする」。楽しんでいるように見えて、実際はそうではない。早くこの時間を終わらせたいからというようにも取れます。

最悪なこととは、次の歌詞には記述されていない部分のことでしょう、

La-da die, da-da die

そのままだと意味が不明なので「La-di-da = 気取りやがって」の変形だと思いますが、含まれる「die = 死」。これは込められている意味があるかなと。

それを求めるのは相手なのか、自らなのかは読み取れないですが、恐らくは前者。La-di-da の意味を考えると、多分そうじゃないかなと。

歌ってはいても、歌詞には記述していないこの言葉。そこに深い意味が隠されているのは間違いがなさそうです。想像が沸き立つ興味深い世界の曲です。

Friendly Fire

Apple Music Movie IconFriendly Fire
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今ここで全てを終わらせる「Friendly Fire」。(6曲目)

4曲目「Thursday」とのつながりを感じる曲。「Do your worst」が具体的に何を示しているかのよう。聞き方によってはすごい怖い曲でもあります。

Teenage affection is often confusing

「10代の愛情は混乱しがち」。人生経験が少ないからこそ、大人になってから思い出してみると、これは失敗したなということもしているもの。

若気の至りと言ったらそれまでですが、急激に高まった愛情だからこそ、時には憎しみにも変わることも。好きだったからこそ、強烈な嫌いが訪れる。

恐らくずっと好きを引きずる男性よりも、女性の方が多いであろう感情です。

If I burn you, it’s all friendly fire

「あなたを燃やしても、有効的な火だから」。その存在を燃やしてしまえば、混乱した私の心はなくなる。有効的だからという表現が、狂気にも思えます。

この場からいなくなってしまえばいいのに! ぐらいなら可愛らしいですが、「Thursday」では歌詞に表記されていない「die = 死」。

ガチな方の感情だといった方が正しいのかもしれません。

EP「The Walls Are Way Too Thin」で多く表現されているのは、負の感情。そそれを締めるのがこの曲であるというのは、必然だったのかもしれません。

あとがき

EPから4曲が先行配信、未収録は2曲とうのは正直どうなのかなと思っていました。ですが聞けば分かる通り、しっくりとかつ色濃い形になっています。

これは曲ができたから先行配信ではなく、EPがある上でリリースしていったからではないでしょうか。その趣向としてはロックバンドに近いかも…。

また冒頭にも記述の通り音楽は前作の延長線ですが、スケールアップした音。内容が良ければ音質はと言いたいところですが、良いにこしたことはないです。

より彼女の表現する音を感じやすくなったのが、想像している以上にいい感じ。これは単独のシングルよりも、EPでの方がより確認しやすいかもです。

まだまだ底が見えることすらない彼女。1枚目の時点で注目を集めてはいますが、今作でより大きなものとなっていきそうです。

今後の展開も面白くなりそうですから、要チェックしておくことをオススメします。

 

以上、『Holly Humberstone:The Walls Are Way Too Thin ~内面の感情~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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