Harem Scarem:Mood Swings ~吹く風がここで確かに変わった~

Harem Scarem:Mood Swings洋楽レビュー
洋楽レビュー

Harem Scarem (ハーレム・スキャーレム) 2枚目のアルバム「Mood Swings」。

セルフタイル・アルバム「Harem Scarem」から約2年ぶりとなる1993年にリリースされた、ハーレム・スキャーレムに欠かせない名盤です。

2013年の復活時に発売20周年記念として曲の追加と再録され、「Mood Swings II」もリリースされています。今聞いてもカッコいいアルバムです。

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Mood Swings 収録曲概要

「Mood Swings」の収録曲は以下の通りです。

  1. Saviors Never Cry
  2. No Justice
  3. Stranger Than Love
  4. Change Comes Around
  5. Jealousy
  6. Sentimental Blvd.
  7. Mandy
  8. Empty Promise
  9. If There Was a Time
  10. Just Like I Planned
  11. Had Enough

11曲で45分。メロディアスな曲が中心ですが、インストゥルメンタル曲「Manday」を含め、バランスがとてもいいアルバムです。

差し引きが抜群なので、メインにはならない曲もアルバムに必要な曲になっています。ビジュアルは大きく変わっていますが、曲は今も色あせません。

Saviors Never Cry

オープニング曲「Saviors Never Cry」。(1曲目)

ハードに始まる曲は、サビでメロディアスになるのをAメロの時点では想像出来ない曲です。想像と変わってくるからこそ、心をつかまれてしまいます。

Dream can never die

「夢は死なない」。だからこそ、泣くことはないんでしょうね。歌がメロディでしかなく、演奏の一部としか聞いていない時とは、印象が変わった曲です。

2曲目「No Justice」にもつながる思いを持った曲は、オープニング曲にぴったりといえます。

No Justice

曲始まりの「Justice in the world」のインパクトが強い「No Justice」。(2曲目)

曲中のテンポが歌詞の内容に合わせて大きく変わるのが、この曲を聞いていて面白く感じる最大のポイントです。バンドならではの曲になっています。

ここまでテンポが大きく変わると曲が気持ち悪くなってもしょうがないのに、しっかりと成立させているのは、実力のあるバンドの証明でもあります。

アウトロが特にカッコいいので、バンドマンは特に注目して聞いてみてください。クリック音ではなく、バンドで合わせる音がこの曲にはあります。

Stranger Than Love

少し不器用な男性だからのラブ・ソング「Stranger Than Love」。(3曲目)

ハーレム・スキャーレムには欠かせない、メロディーの美しい曲です。

Do you want my love

「あなたは俺の愛がほしい? 」。不器用な男性だからこその言葉です。キスする時に「キスしてもいい? 」と聞くようなものですよね。

その先は同意が必要ですけれどキスは奪うものですし、今あらためて聞き直すとより興味深くなった曲です。曲名もなるほどなと、今さら思ってしまいました。

Change Comes Around

ハーレム・スキャーレムのベストソングといって過言ではない「Change Comes Around」。(4曲目)

イントロから曲のフェードアウトまで、この曲を聞いてハーレム・スキャーレムに心を引かれないという方が難しいかもしれません。カッコいい曲です。

演奏もいろいろなテクニックを使っていたり、メロディーもコーラスもカッコよく、文句の付け所がありません。まず、この曲は必ず聞いて欲しいです。

「Change Comes Around = 変化が訪れる」。アルバムの内容も良いですが、バンドとしても、この曲が変化の理由になったと考えて間違いありません。

ギターのミュートしてのカッティングのカッコよさは、この曲で知りました。ミュートからハーモニクスの確認をする時に、ほぼ間違いなく弾く曲です。

Empty Promise

空の約束と、曲名からして意味深長な「Empty Promise」。(8曲目)

歌詞からだけでなく、演奏も寂しさと混乱する思いを感じる曲です。

I would be alright
If could live on empty promises

「俺は大丈夫。空の約束で生きていけるならば…」。空の約束とは、きっと約束がないという意味ですよね。1人で孤独を乗り越えるのか、嘆くのか…。

いつ聞いても寂しさを感じる曲なのですが、気になって聞いてしまう曲です。

Had Enough

アルバムのラストを飾る「Had Enough」。(11曲目)

運指練習にも近いイントロは、ギタリストであれば特に気になってしまう曲です。出落ちの曲ではなく、しっかりと心をつかむ曲でもあります。

I’ve had enough for while

「しばらく間十分だった」。この曲の歌詞にの言っている満足度でもあり、アルバムを全体を聞いていた満足度につながる興味深い歌詞ですよ。

メロディック…ハードロックバンドらしい、コーラスがいいのもポイントです。

あとがき

オンタイムでハーレム・スキャーレムを聞いたのは5枚目「Big Bang Theory」ですが、これも聞け! と友達に言われたのがこの「Mood Swings」。でした。

今は当たり前のようにする、アーティストの深堀り。オンタイムだけでなく深堀りして聞くようになったのは、このアルバムの影響がとても大きいです。

再録した「Mood Swings II」の方が音抜けは断然にいいのですが、まずはオリジナルの「Mood Swings」を聞くことをオススメします。

最新作「Change the World 」も文句なしにカッコいいですが、ハーレム・スキャーレムは過去作を深堀りしてもきっと楽しめますよ。

 

以上、『Harem Scarem:Mood Swings ~吹く風がここで確かに変わった~』でした。


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