Green Day (グリーン・デイ) 13枚目のアルバム「Father of All…」。
前作「Revolution Radio」からぴったり3年4カ月ぶりとなるアルバムは、先行配信曲で予想はできていましたが、すごく”らしい”内容。
ご機嫌なロックを聞けば、2月の寒さを忘れてしまうかもしれませんよ。
Father of All… 収録曲概要
「Father of All…」の収録曲は以下の通り。
- Father of All…
- Fire, Ready, Aim
- Oh Yeah!
- Meet Me on the Roof
- I Was a Teenage Teenager
- Stab You in the Heart
- Sugar Youth
- Junkies on a High
- Take the Money and Crawl
- Graffitia
10曲で26分と、まさに駆け抜けるようなアルバム。今までの13枚の中でも、断トツの短さですよね。駆け抜けるだけでなく、一気に聞けます。
時間が短いからもの足りないかと感じるかというと、そんなことは一切ありません。収録時間ではなく、1曲1曲が楽しめるからで間違いないですよ。
フルであっても、コンパクトに一気に聞かせる。かつ、ボリューム不足も感じさせないのは、なかなかできるものではありません。楽しいロックアルバムです。
Father of All…
オープニングはアルバム・タイトル曲「Father of All…」。 (1曲目)
いち早く先行配信されていたので、アルバムのリリース時点で聞きなじみのある曲。ファルセットを使った歌が、耳から離れません。
「Father of All… = 全ての父…」。アルバム・タイトルとしても曲名としても少し意味深長ですが、なんかガマンしてんじゃない?と言っている気がします。
自分は誰の父でもないので分からない部分もありますが、実際に父である人が聞いたら、いろいろと思いをはせる曲なのかもしれません。
ジェケットには「…」となる言葉が書いてありますね。なくても解釈ができて、あってもまた違う解釈ができる手法。とても面白いです。
Fire, Ready, Aim
1分53秒と、アルバムで1番に短い「Fire, Ready, Aim」。 (2曲目)
聞いていて首を横に振りたくなってしまいます。
Well you’re a liar
「あなたはうそつきだ」。だからこそ、射撃の準備ができたと歌っているのが、面白く感じます。さらに面白いのが、準備はできているのに撃たないんです。
その後のアンサーソングがいつかできそうな、雰囲気も感じさせてくれます。グリーン・デイのコピーバンドが、アルバムから真っ先にコピーしそうな曲かも。
Oh Yeah!
じわじわと良さが伝わてくる「Oh Yeah!」。 (3曲目)
タイトルからもっとはじけた感じを想像してしまうからこそ、抑え気味で最初はあれ? と感じる方も多いと思いますが、じわじわとくる曲。
アルバムの中で1番のスルメ曲になるんじゃないでしょうか。じわじわとくるのと同時に、人によって解釈が変わりそうな歌詞も興味深いです。
この曲は何を言っているんだろ? と歌詞を見てみることをオススメします。
Meet Me on the Roof
「屋根の上で会いましょう」と、タイトルからして面白い「Meet Me on the Roof」。 (4曲目)
この曲は屋根の上ですが、国によって変わってくるであろう場所。日本であったら、校舎や体育館の裏なんかじゃないでしょうか?
Secret words and true
Confessionals
「秘密の言葉と真実。告白」。これは告白しようとしているから。この曲を聞いていると、告白って楽しいものだったよねと思い出してしまいました。
思い出すということは、リアル思春期の子よりも、大人が聞いた方が面白く聞ける曲なのかもしれませんね。リアル思春期の子が聞いたらどう思うでしょうか?
MVがストーリ仕立てになっていて面白いので、特にオススメです。
Stab You in the Heart
オールドロックンロール「Stab You in the Heart」。 (6曲目)
前半がMVになっている曲が多いので、このアルバムの勢いは前半だけかと思いきや、しっかりと後半も楽しめるのを証明してくれます。
「Stab You in the Heart = あなたを心に刺す」の曲名の通り、ぐさっと心に突き刺さってくる曲。これは好きな人が多い気がします。
オールドロックンロールで少しダーティーであるのが、カッコいい曲です。
Sugar Youth
2曲目「Fire, Ready, Aim」と同じく1分台の短さの「Sugar Youth」。 (7曲目)
青春パンクのようで、一瞬で耳を奪われる曲。シングル・カットできるんじゃないかという、ポップさがあるのも特徴になっています。
I don’t wanna be a Romeo
「ロミオになりたくない」。とサビで繰り返すのも印象的。歌詞の内容からもロミオとジュリエットのロミオですよね。
ロミオになりたくないというのは、毒なんて飲みたくないし! かなと。短いですがポップで面白いですし、聞いていると一緒に弾きたくなる曲です。
Graffitia
アルバムのラストを飾る「Graffitia」。 (10曲目)
ライブでクラップ(手拍子)をしているのが、すぐに想像できる曲。「Are we the 〜 私たちは〜」のサビも印象的に、きっと合唱になるでしょうね
「Graffitia = 落書き」にかけて忘れてしまったり、これでいいの? と問いかける曲は、少し余韻が残る感じもアルバムのラストにぴったり!
アルバムだけでなく、ライブのラストにも似合いそうな曲ですよ。
あとがき
26分という短さだけだからでなく、繰り返して聞いてしまう1枚。その理由は、曲がよくて楽しいのが1番の理由だと思います。
既存のファンはもちろん、新しくグリーン・デイを聞き始める人にもとてもいいアルバムですよ。なぜなら、ここから深堀りしたくなる内容だから。
音楽って楽しいな! ロックって楽しいなと感じさせてくれる1枚。聞いて楽しくなるだけでなく、コピーして弾きたくなってしまいます。
グリーン・デイはやっぱりカッコよく楽しいな! と思わずにはいられない内容。あまり深くは考えずに、まずは1度聞いてみましょう。楽しくなれますよ。
以上、『Green Day:Father of All… ~ガマンをせずにはじけちゃおうぜ! ~』でした。
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JOE (ジョウ)
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