GRANRODEO (グランロデオ) 1枚目のミニ・アルバム「M・S COWBOYの逆襲」。
7枚目のアルバム「Pierrot Dancin’」の後、4枚のシングルをリリース。8枚目に猛突進するのかと思いきや、そうではありませんでした。
11枚目のシングルで、3枚目のアルバム「BRUSH the SCAR LEMON」に収録「modern strange cowboy」にインスパイアされた曲をリリース。
しかも1曲ならず、ミニ・アルバムにするという…。グランロデオは、一筋縄ではいかないロックユニット。面白いことをしてきてくれました。
M・S COWBOYの逆襲 収録曲概要
「M・S COWBOYの逆襲」収録曲は以下の通り。
- Overture 2009 (Instrumental)
- M・S COWBOYの逆襲
- いつかのクーデター
- Imaginary song
- Vengeance (Instrumental)
- odyssey ~そのなんとなくを知りながら~
自らの曲にインスパイアされたというだけでも興味深いのに、ミニ・アルバムに。かつ、ガチなインストゥルメンタルが2曲入るというのも面白い!
先日リリースされたベスト盤「RODEO BEAT SHAKE」を記念したYouTubeの配信でさらっと言っていましたが、「シングルでないところに真髄がある」。
シングルスのベストリリース時のイベント。言う場面は間違っているかもですが、しっかり既に実証しているというのがロックです。
M・S COWBOYの逆襲
「modern strange cowboy」にインスパイアされた「M・S COWBOYの逆襲」。(2曲目)
「生き抜けよCow boy」と歌った「modern strange cowboy」。対して「M・S COWBOYの逆襲」は、同じ人でも時が過ぎたからこその感情。
リアルに時間が経過しているからこそ、比較すると面白みが増します。
あの頃は良かった
Become 言うけれど
十年後もまだ言ってるつもりかい?
若さあるからこそ勢いがあった思いが、大人になったかこそ冷静になってみることもできる。人は成長するからこそ変化が、めちゃくちゃ面白い!
三十九度の微熱で light your fire!
それでも、「light your fire = あんたに火をつけろ」。結果としては突張していくのというのですから、ロッカーは変わらないなと。だからこそカッコいい!
曲調がおしゃれであるらこそ、面白みが増しているのもポイントです。
いつかのクーデター
ポップとハードさが融合した「いつかのクーデター」。(3曲目)
2つの要素を持っているのが、いつかなんて俺は知らないけど! の感情を強くするかのようで面白い! 歌詞にこめた思いを、曲がさらに強くしてるんです。
興味はないぜ
because !’m outsider
だって、部外者だから。確かにそれは興味がないわなと。深読みをすると、ロックユニットとして売れることで、いつの間にが増えていく知らない関係者。
この曲は、いてもいなくても変わらない人たちへの皮肉の歌かもしれませんね。勝手に感じたことですが、いろいろな想像ができるのが、面白い曲です。
それにしても。めちゃくちゃ弾きまくり。やりますね。
3Imaginary song
ガチなヘビーメタル「Imaginary song」。(4曲目)
向けられている怒りの矛先はどこか? と考えると、面白みの増す曲。心の中と、現実を表しているように聞こえるので、きっと自分に対してなのかなと。
それとも、自分を迷わせる全てに対してもと取れるのが、また面白い!
ホレタハレタメシノタネ
気になる呪文のような言葉。意味があると思うので、少し組み替えるとホレタノハレタメシタネ。レををぺけとするとホレタノハ、タメシタネ。
実際どうな意味なのか分かりませんが、「Imaginary song = 架空の歌」。聞く人がどんな解釈をしてもいいのではないでしょうか。
odyssey ~そのなんとなくを知りながら~
ロックバラード「odyssey ~そのなんとなくを知りながら~」。(6曲目)
この先も俺たちは「Odyssey = 長い冒険」していく。しっとりとした歌の中に、思いの強さを感じさせてくれます。
なんとなく生きてみたり
なんとなく死んでみたり
考えるまもなく過ぎ去っていく
未来が見えている人なんて、実際は多くないのが現実。それでも時は過ぎているからこそ、なんとなくてもできることをしようぜ! の思いじゃないかなと。
その中で追いかけたい、目指すべき場所が見つけられたなら、なんとなくが曖昧な言葉でも思いでもなくなりそうです。これはいい曲。オススメです。
あとがき
グランロデオ。面白いことをしますね。タイアップなどもなく自由度が高いからこそ、表現ができた世界がこのミニアルバムで聞けます。
演奏力と曲がいいのは実証済みですが、真のロックであるというのは「M・S COWBOYの逆襲」が大きな役割となったのは間違いなさそう。
アニメのタイアップをよく歌うロックユニットから、印象が変わりましたから…。特にロックが好きで楽器も弾く人は余計にではないでしょうか。
ベスト盤「RODEO BEAT SHAKE」から入った人には、他の8枚のオリジナル・アルバムもですが、「M・S COWBOYの逆襲」も聞いてほしいですね。
グランロデオはガチの人たちで、面白い! となるのは間違いないはず!
以上、『GRANRODEO:M・S COWBOYの逆襲 ~本質はずっと変わらない~』でした。
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JOE (ジョウ)
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