GRANRODEO (グランロデオ) 33枚目のシングル「カミモホトケモ」。
配信シングル「時計回りのトルク」から、わずか5日。同様にCDとしてもリリースされた「Treasure Pleasure」からは3カ月。
9枚目のアルバム「Question」のリリースも決まり、ロックユニットとしてのギヤを上げ、実際の行動として加速していく様が聞けます。
カミモホトケモ 収録曲概要
「カミモホトケモ」収録曲は以下の通り。
- カミモホトケモ
- BEFORE the DAWN
- カミモホトケモ (OFF VOCAL)
- BEFORE the DAWN (OFF VOCAL)
その音の表現は違えど、GRANRODEOならではのタイトル曲とカップリング。幅がかなり広いのにすんなり聞けてしまうのは、これまでの歴史があるから。
歌詞につながりはありますが、ガラッと表現が異なるのは面白い!
そこら変のユニットやバンドが同じことをしたら、ほぼ間違いなくとっちからかってしまうのではないでしょうか。実に音楽的に興味深い方たちです。
結果が良ければ、いい表現にはこだわらないスタンス。文字にするのはめちゃくちゃかんたんですが、実際に行ってしまうのは難しいこと。さすがと言えます。
カミモホトケモ
テレビアニメ「最遊記RELOAD -ZEROIN-」オープニング主題歌「カミモホトケモ」。(1曲目)
何かにすがり、祈りたいなんてことはよくあること。特に神様仏様なんて、その対象ではないでしょうか。でも、実際に切り開くのに必要なのは、己自身。
すがる、祈ることを否定するのではなく、それだけじゃダメなんだと。待っているだけでは、そうそう変化は訪れません。掴み取ってこその未来です。
夢に添い遂げてんじゃ無い
そんな事は分かって生きてきたんじゃない
夢は夢のままで…。よく言われることですが、それだけじゃつまんない。どうなるか分からないけれど、後のことは実現してから考えればいい。
自分から見て、つまらない人間にはなりたくないということでしょうか
人は皆本性を知らずに生きている
重ねた唇さえもウソをつく果てるまで
ロマンティストのKISHOWさんならではの表現。特別なキスをする相手であっても、本心は隠している。実際そうあってほしくはないけど、あるんでしょうね。
相手の心は完全に読めないからこそ、楽しい部分はありますが…。
涙で今日を吐き捨てて
明日を探し続けてる
拭ってではなく、吐き捨てて。これは面白い表現。痛みなのか悲しみの涙なのかは分かりませんが、そのままではなく意味のある物の表現が強くなっています。
明日(未来)は、ただ時が立つだけではそうそう変わらない。だからこそ自ら掴み行くんだ。神様仏様を含めることで、その思いを強く感じさせます。
加えてこれからも守りに入らず、攻めていくGRANRODEOの姿勢を表現したと言えるのかも…。毎回のことですが、想像が膨らむ歌詞は見ていて面白いです。
BEFORE the DAWN
この先にある未来へ「BEFORE the DAWN」。(2曲目)
日本語にすると「夜明け前」となるタイトルの通り、何かが開けていく形。オーケストラの壮大な音の表現は、ライブのオープニングにも似合いそう…。
簡易はよくありますが、ここまでバンドとガッツリは、GRANRODEOならではの表現と言ってよさそうです。この方たちは、実に表現が幅広い!
あの日ではまだ分からなかった事がある
経験を経て行くことで、得られる成長。自分では十分過ぎると思っていても、振り返ってみたらまだまだだったなんていうのはよくあること。
足りなかったと自ら認められるのは大人であり、成長の証とも言えそうです。
まだどうかしたくて
僕とどうかしたいなら
行こう
現状維持ではなく、まだ見ぬその先へ。単に明日がくるだけでなく、夜明けというには想像もできないような事を目指したいもの。
何があるか分からなくとも行こう! というのは、実にロック! 時間が経過して後のその後の描けそうなテーマは、5日続きが曲になることを期待しちゃいます。
あとがき
冒頭にも記述しましたが、9枚目のアルバム「Question」を2022年3月24日にリリース。久しぶりとなるオリジナル・アルバムには、期待が高まります。
先日(22年1月14日)に行われた「GRANRODEO 15th ANNIVERSARY LIVE 2022 G15 ROCK☆SHOW “Being Late Rush Rush Rush”」。
CSチャンネル フジテレビTWOで生中継されたので、オンタイムで観覧しました。録画もしていたので後で見ようと思ってましたが、結局最後まで…。
サポート・メンバーが急遽出れなくなくトラブルもありつつ、音源だけでなく見せるライブができるというのは、大きな強みではないでしょうか。
とはいえ現状の対策として仕方がないこととはいえ、席が間引かれててお客さんの数が大分少なめであったのは残念。声も出せないし、難しいところですね。
仕方がないことも含め、挽回するここともきっとしてくれるはず。その上で延長した15周年アニバサリーイヤーを含め、22年は特に楽しませてくれそうです。
以上、『GRANRODEO:カミモホトケモ ~未来を切り開くのは己の手~』でした。
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JOE (ジョウ)
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