Good Charlotte (グッド・シャーロット) 配信シングル「Last December」。
7枚目のアルバム「Generation Rx」から2年3カ月。久しぶりとなる新曲は、バンドの持っている明るさではなく、別れがによる寂しさが溢れた歌。
切ないけれど、共感してしまう世界観。何段階かバンドが成長したサウンドが聞けます。
Last December 概要
「Last December」で描いている世界は、現在の状況を描いたもの。直接的な言葉としては歌詞に出できませんが、MVにちらほら映る場面があります。
今までも時代を表してきた音楽。「Last December」何かを変えようではなく、この異常な時を今後も忘れないようにと閉じ込めた思いなのでしょう。
Last December
![]() | 「Last December」 フルMVをApple Musicで観る |
バンドからのメッセージ・ソング「Last December」。
His friends all come to the funeral underdressed
「彼の友はみんな軽装で葬式にくる」。冒頭から寂しい始まり。軽装というのは故人を軽視するのではなく、突然逝ってしまった友へだからの行動かなと。
普段のままであり、いなくなってしまったのが信じられないよという感じで…。
Things we didn’t say, mistakes that we both made
「言葉にしなかったのは、俺たちが犯した間違い」。生きてさえいれば伝えたれ言葉も、君が逝ってしまった今となっては、永遠に届かない思い。
日本では感染者の数だけが大きく報道されますが、亡くなっている方が多いアメリカなどの海外。思いはあったのに、口に出せなかった悔やみが感じれれます。
I still can’t find the words to say goodbye
「まだサヨナラの言葉が見つからないんだ」。交通事故と同様、突然目の前から消えて異なる世界に行ってしまうからの思い。言葉が出ない理由が分かります。
また、この言葉とともにスパッと曲が終わること。寂しさを増長させています。
「Last December」としたのは、おそらく1年の終わりでもあり、この状況が少しでも変わってほしい思いがあるからではないでしょうか。
ありままの世界、感情を込めた歌。思いが寂しいからこそ、心に響きます。
あとがき
寂しい音。それでも思いが伝わってくるからこそ、心に響いてきました。「Last December」描いている世界は、バンドのイメージとは異なるもの。
ギャップがあるからこそ、逆にドキッとしてしまいます。楽しい音を表現するバンドでしたが、メンバーも大人になることできっと成長しているのでしょう。
冒頭でも記述しましたが、何段階か成長したサウンド。「Last December」は現状は単独の新曲ですが、次の8枚目のアルバムは期待をしてよさそうです。
リリースされたのに気付いていませんでしたが、思いも含めていい歌です。
以上、『Good Charlotte:Last December ~君への言葉がまだ出てこないよ~』でした。
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JOE (ジョウ)
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