Goo Goo Dolls (グー・グー・ドールズ) コンピレーション・アルバム「Rarities」。
クリスマス・アルバムの前作「It’s Christmas All Over」から8カ月。続く今作も本筋とは異なり、1995年〜2007年までの20曲のレア音源をまとめたもの。
お茶を濁すアイテムにもなりえる中、思いの外に楽しめるのが特徴です。
Rarities 収録曲概要
「Rarities」収録曲は以下の通り。
- Hit or Miss
- Nothing Can Change You
- Long Way Down (Chris Lord-Alge Remix)
- Name (Live Acoustic)
- Don’t Change (Live)
- Girl Right Next To Me (Live Acoustic)
- Another Second Time Around (Live Acoustic)
- Iris (Acoustic)
- Slide (Acoustic)
- Naked (Remix)
- Black Balloon (Live)
- Naked (Live)
- Black Balloon (Live from Sessions@AOL)
- Broadway (Live from Sessions@AOL)
- We’ll Be Here (When You’re Gone) [Acoustic]
- Better Days (Acoustic)
- Let Love In (Live)
- Listen (Live)
- Feel the Silence (Live)
- Take Me Out To The Ball Game
1、2曲目は本作の初出し音源。ロック感が溢れていて、今のスタイルとは異なる曲。その他はライブ、アコースティックにリミックスされた、お馴染みの曲。
手に入りやすいもの物もありますが、確かにレア音源が多い形。頭だけでなく、最後にプロモーションCDに収録「Take Me Out To The Ball Game」。
締め方が実ににくい形です。初出し音源もですが、こういう形でないと世にはおそらく出なかったであろうver.。中々興味深いことをしてきてくれます。
Hit or Miss
初公開音源1曲目「Hit or Miss」。(1曲目)
ロックな曲は、明らかに初期の音。1995年〜のレア音源と銘打っている理由は、おそらくこの曲が一番最初期のものだからでしょうか。
今では表現しないであろうタイプだからこそ、すごく新鮮です。
I gave you everything that money could buy
「あなたにはお金で買える全てのものを与えた」。自分のものにできるか分からない、君だからこそ。手にいれるために、いったっれ〜的な感じでしょうか。
女の子の前でカッコつけてしまう、男性の気持ちが隠れているようです。
Another hit or miss
And I was looking for a kiss
「別のいちかばちか。俺はキスを求めていたんだ」。男ならば、納得してしまう思う。とりあえずという表現は違うかもですが、キスがしたい。
勢いでいっぱいの曲だからこそ、余計にその思いに共感してしまいます。
曲調もですが、歌詞も現在とは異なる形の表現。面白く感じる方は多そうです。
Nothing Can Change You
初公開音源2曲目「Nothing Can Change You」。(2曲目)
5枚目のアルバム「A Boy Named Goo」の雰囲気を持つ曲。男の不甲斐なささを歌ったような曲は、過去に一気に引き戻される感じがします。
Now, nothing can change you
「今、君を変えて上げられない」。何かしたいのは見て分かるのに、どうすることもできない自分。力不足であることを、悔いているかのようです。
Can you tell me things that you’re dreaming of?
「君が見ている夢を教えてくれないか?」。今は実現するのは難しいけれど、何をしたいのか聞くことによって、頑張ろうとしているのかも。
目指す部分が分かれば、何が必要なのか、足りないのは何か分かりますから。
ちょっと面白いなと思ったのは、アルバムではスタジオ音源。公開動画ではLive音源であること。スタジオ・ライブっぽいですが、2ver.あるのは面白いです。
きっと、アルバム収録の最終選考で漏れたとういう感じなんでしょうね。
Take Me Out To The Ball Game
プロモーションCDに収録「Take Me Out To The Ball Game」。(20曲目)
最後フェードアウトされているように、聞ける音源は完全体ではない形。フルでも長くなさそうですが、今後で全体像が聞けるかもしれません。
全部にしなかったのは、元の形を維持しただけでなく、意図がありそうです。
Take me out to the ball game
Take me out with the crowd
「私を球技に連れてって。みんなと一緒に」。ポップで、つい口付さみたくなる曲。野球を含む球技はたくさんの人で見たほうが楽しいので、いいですよね。
また、1996 MLB 「What A Game」コマーシャルソングだったみたいですので、なぜこれまでレア音源のままだっのか、不思議でもあります。
ポップで陽気な曲は、アレンジした完全体を改めて今に歌っても面白いかも…。
あとがき
オリジナルがあってのライブにアコースティック。そしてリミックスなので記事では触れてはいませんが、やっぱり曲の良さは聞いていて改めて感じる部分。
ミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれるのも納得です。また、今回気になったのは1995年〜2007年で年代が切られていること。
音の表現の変化というのもありますが、多分まだ続きがありますよね。タイトルはまんま「Rarities 2」になるか別として、今後の動向に注目です。
それを踏まえるとまだだ世界的状況として、100%のライブなどはできない現状。新たなオリジナル作よりも先に、おそらく聞けるのではないでしょうか?
新人ではできないですが、活動歴の長いバンドのあるあるですね。
以上、『Goo Goo Dolls:Rarities ~今だからこそ君に聞かせてあげる~』でした。
Goo Goo Dolls 関連記事
2019/9/13 release 12th Album
Goo Goo Dolls:Miracle Pill ~気持ちを安らげる特効薬がここにある~
2020/10/30 release Christmas Album
Goo Goo Dolls:It’s Christmas All Over ~ゆったりと楽しい時間を~
2021/6/25 release Compilation Album
Goo Goo Dolls:Rarities ~今だからこそ君に聞かせてあげる~ ←今ココ
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- Ed Sheeran:2step (feat. Lil Baby) ~一人の時とは異なる歩み~ - 22年5月22日
- Arch Enemy:Sunset Over The Empire ~夜明けの先にあるのは…~ - 22年5月21日
- Rina Sawayama:This Hell ~届いたのは直行便の招待状~ - 22年5月20日
- Rainych:Zankyou Sanka ~消せないならぶつけて変えてやる~ - 22年5月19日
- 鬼頭明里:怪物 – from CrosSing – ~確実に僕の中にある強い感情~ - 22年5月18日
コメント