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fuzzy knot:Set The Fire ! ~導火線はすぐそこにあるから~

fuzzy knot:Set The Fire !邦楽レビュー
邦楽レビュー

fuzzy knot (ファジーノット) 1枚目のシングル「Set The Fire !」。

セルフタイトルの1枚目のアルバム「fuzzy knot」から半年。大阪、東京でのツアー「fuzzy knot Live 2022 ~S.T.F.~」前にリリースされました。

今作はアルバムで広げたイメージを、更に進化させた形で聞かせてくれます。

Set The Fire ! 収録曲概要

「Set The Fire !」収録曲は以下の通り。

  1. Set The Fire !
  2. ペルソナ
  3. Before Daybreak

シド Shinjiと、Rayflower 田澤孝介によるユニット fuzzy knot。メディアやライブの露出は控えめでしたが、音源が出ると言うのは、地下で動いていた証拠。

先行配信されたタイトル曲にタイアップが付いたというのもありますが、ライブ前に改めて音源が出るというのは、見る側にとっても熱くなります。

加えてアルバムでの表現も思いの外に幅が広かったですが、そのまま維持というか進化した形で見せてきたのも、聞いていて面白く感じる部分です。

これは2人ともキャリアがしっかりとあるからゆえなのでしょう。また、今のロックの主流ではないサウンドは、新鮮に聞こえるのもポイントです。

Set The Fire !

テレビ朝日系全国放送「BREAK OUT」12月度エンディング・トラック「Set The Fire!」。(1曲目)

火を付けるのは他の誰でもなく、自分に。加えて誰かに付けてもらうのではなく、自らでするからこそより意味のあるものになるのでしょう。

また、逆に「そうせずにどうする?」という感じが自分だけの一つの火ではなく、より大きなものになることを期待しているように思えます。

感じてる サティスファクション
扉を叩くよ フライデーナイト

表現としてはダサいけれど、分かりやすいシンプルさ。カタカナ英語で記述することがカッコつけていることを表していて、面白さとなっています。

快感ほとばしったら もうやめられやしないさ
好奇心に Set fire!!!

好奇心があったら、それはもうやめられないだろう? の問いである形。このことが自分だけでなく、より大きなものになることを期待しているように感じます。

単純に聞くだけでも分かりやすい音ですが、歌詞も合わせた方がより楽しめる曲。弄っているようで、実際は異なる表現が面白いです。

ホーンセクションも精一杯頑張った感じ。強調させたハーモニクスだったり、カッコつけているのを隠すことをしないのが、似合ってしまいます。

”あえて”の部分があるのは、聞いていてニヤッとする方が多くいそうです。

ペルソナ

素直になれずに「ペルソナ」。(2曲目)

欲しいものは知っているのに、カッコつけてしまうからこそ手に入れられない…。周りの人であれば分かるのに、自分のことだと気付かないものです。

殻を破れないことが苦しみへとつながるっているのが、もどかしくも感じます。

結局はそう 求めるのは ありふれたシンパシー

人物像は誰一人として同じではなく、異なるのが現実。孤独を愛する人もいれば、この曲で描かれたいる主人公の様に誰かと通じ合いたい人もいるんです。

普通や当たり前にとらわれるのではなく、自分に素直になればいい。

世界観は異なりますが、今自分が丁度見ている岸井ゆきの、高橋一生 主演によるドラマ「恋せぬふたり」は、表現が近いようにも感じました。

Before Daybreak

ここはもう「Before Daybreak」。(3曲目)

闇に迷い込んでいたのは、気持ちが晴れていなかったから…。単純なことだと気付けばそれが行動に変わり、闇の中から夜明けへと変わっていく。

ビートロックにのせることで、ポジティブさが広がっていきます。

あの頃 僕たちは 欲しいものだけ数えて
いつも夢の中で 迷い込んでた midnight

現実が理想と異なるからこそ、余計に迷い込んでいく。「迷い込んでた midnight」なんて古い表現ですが、それがまた分かりやすいです。

いなたいというか、ダサい表現なのですが、そこがまたいい感じ。

見上げた空に あの日と同じ月が
綺麗だった

夜明けがこないのでなく、見ようとしていなかっただけ。気持ちの問題で変わってしまうのは、実際に体験してこそ分かるのでしょう。

ビートロックが好きな方は、懐かしく感じてしまう要素がいっぱいの曲。逆にあまり聞いたことがない方には、新鮮に感じることになりそうです。

あとがき

fuzzy knotが表現しているのは、1980〜90年代に主流だったビートロック。ちょうどバンドブームおきた頃ですから、今のロックの主流とは少し異なります。

また、サウンドだけでなく、歌詞も同様。精一杯カッコつけているのが、いなたいというか逆にダサいのですが、それがいい感じなんです。

洗練し過ぎたり、分かりやすさから離れてしまうと、全然別の物になっちゃうので…。プレイも含めて、ちゃんと分かりながら表現しているのがいいんです。

聞く人によっては懐かしく、新鮮に感じる人もいるビートロック。今は主流ではないからこそ、タイミング次第では面白いことになりえるかも…。

2人とも個々の活動があるのでメインの隙間にとなると思いますが、活動が継続していくことを期待してしまいます。やっていることは面白いですから!

 

以上、『fuzzy knot:Set The Fire ! ~導火線はすぐそこにあるから~』でした。


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Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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