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fuzzy knot:こころさがし ~思いはその時々で変わるからこそ~

fuzzy knot:こころさがし邦楽レビュー
邦楽レビュー

fuzzy knot (ファジーノット) 配信シングル「こころさがし」。

シド Shinjiと、Rayflower 田澤孝介による新ユニットのデビュー作。気を狙うことをせず、ストレートで誠実、かつ懐かしさを含むポップな表現。

1曲では不明な点も多いですが、2人の組み合わせも含め、今後に興味深いことをしてくれそうな予感を感じさせてくれます。

こころさがし 概要

インタビューによると、2人の出会いは2年前とのこと。お互いのバンドの方向性、長いキャリアを持っていることを考えると、少し意外性があります。

当然お互いの存在は認識していたそうですが、近いようで遠いのがバンド界隈。

それがギュッと近づいたのは、Shinjiが歌モノを個人でやりたいと、知人を通してコンタクトをとったのがきっかけだとか。歌モノと聞いて、その人選に納得!

気になるバンド名のfuzzy knotは、曖昧な結び目。言葉の意味合いの通り、特に意味を持たない形にしたそうですが、だからこそ今後重要になるかもです。

関係ないと思えているものが、重要な意味を成すのはよくあることですから…。

同時に候補にあったという「36パーセンツ」。その意味はラーメン屋の原価率を1%超える数字で、利益を越えての志の強さをを表していたそう。

結果的にはダサいという理由で却下になったそうですが、ラーメン好きで知られるShinjiらしさがあります。とはいえ確かに、fuzzy knot方が断然カッコいい!

ただのラーメン好きではなく、スープから作るガチな人ですし、ラーメンWalker TVに出演しているのも、見かけたことがあります。

こだわる人だからこそ、出会いから音源発表までに2年かかったのかもです。

こころさがし

日々で思いは変わる「こころさがし」。

何が正解でも、間違っているわけでもない。だからこそ迷うこともあるけれど、変わることなく、そのままのキミでいて。大人の優しさを感じさせます。

ディレイの独特の使い方が懐かしさと同時に、うまく曲に当てはまっているのも特徴です。

季節は巡り 夢ひとひらよ
バラバラになって 恋を知る

その時の状況によって、本当の心を知るということもある。自分にとってとても大切なものだったと知ることがあるからこそ、同じ日はないのでしょう。

“祈り” “願い” 想い” もまた
煌めく明日の心変わりよ

ちょっとしたことだけでなく、希望することも変わっていく。変化がある心がおかしいのではなく、それが感情を持つ人であるからこそと言えそうです。

こころのありどころを探してしまうけれど、自分でも思いもよらないことも起こる。だからこそ、明日がくるのが楽しく、待ち遠しくなる気がします。

ストレート過ぎず、分かりにくくもない日本語での表現。ギター・プレイも含めて、曲を興味深く面白いにしているのは間違いがなさそうです。

あとがき

田澤孝介のボーカルスタイルはWaive、Rayflowerとそう変わらないものですが、アプローチが少し異なるのはShinjiのギタープレイ。

バンドのギタリストというとエゴが出やすいですが、シドでの多くの曲は、一歩引いたプレイが特徴。わりと珍しいタイプというのが、彼の印象でした。

歌がメインであることには変わりませんが、芯があり引くことはしていないギターの表現。恐らくシドでこの曲を歌うのであれば、違うアプローチをしたはず。

ギタープレイの変化は、面白い! コンセプトにあるShinjiがもっとも影響を受けた1990年代の音楽を織り交ぜつつというのが、理由の一つでありそうです。

また、1枚目となるセルフタトル・アルバム「fuzzy knot」が、21年6月30日にリリース予定。どんな表現を聞かせてくれるのでしょうか?

この曲だけなのか、全体を通してのギタープレイが異なるのか、楽しみです。

 

以上、『fuzzy knot:こころさがし ~思いはその時々で変わるからこそ~』でした。


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Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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