Fuki Commune:Welcome! ~広がっていく新しい世界~

Fuki Commune:Welcome!邦楽レビュー

Fuki Communeのファースト・アルバムである「Welcome! 」。

活動休止中のLIGHT BRINGER、DOLL$BOXX。絶賛活動中のUnlucky MorpheusのボーカリストであるFukiのロソアルバムです。

現在ソロアルバムは2枚リリースされていますが、この1枚目のアルバムには「Commune」と後ろに付くのが少し面白く感じます。

ソロではあるけれど、プロジェクト、バンドにしていきたかったというのがあったのかもしれませんね。外タレのボーカルがバンド名みたいな感じで…。

2枚のアルバムがリリースされた今は、ないほうがわかりやすいです。ソロだからこその試行錯誤している部分が、見えるのが面白く感じました。

ただ、名称だけでなく、アルバムも楽しめる内容になっていますので安心です。

アルバム収録曲概要

「Welcome! 」の収録曲は以下の通りです。

  1. 月が満ちる前に
  2. 輝く夜へようこそ!
  3. I’ll never let you down!
  4. 僕が生きる世界
  5. 朝な朝な
  6. 狂い咲け雪月華
  7. 青い季節に
  8. Liberator
  9. 未来
  10. Sail on my love

CDでは1曲目に「Welcome to my dream -Instrumental-」が収録されていましたが、配信ではなぜかインスト曲がカットされています。

インスト曲だからということでなく、曲の長さが関係しているかもしれません。理由はともかく、謎が少しあるのがこのアルバムを面白く感じてしまいます。

配信の1曲目である「月が満ちる前に」で始まっても違和感は感じませんが、どうしてもという方はCDで聞くことをオススメします。

アルバムを通して聞くと、「Welcome! 」というアルバムタイトルがうまい名前を付けたなと感じる内容になっています。ぜひ通して聞いてみてください。

月が満ちる前に

配信版ではオープニング曲である「月が満ちる前に」。(1曲目)

多くの人がFukiにイメージする通りの特徴あるビブラートを生かした、スピード曲かつ、メロディアスな曲です。聞いて安心する曲になっています。

歌詞に目を向けると、本当の恋を君としていきたい! という強い思いが感じられるラブソングです。強い思いだからこそ、圧倒されてしまう感じがします。

誰でもいいのではなく、たった一人の「誰か」のためにというのはいいですね。誰かが分かっているはずなのに、「誰か」という表現がかわいらしいです。

ソロの始まりのオープニング曲として、最適な曲になっています。

輝く夜へようこそ!

テレビアニメ「怪盗ジョーカー」シーズン3エンディングテーマでもある「輝く夜へようこそ!」。(2曲目)

テレビアニメのタイアップがついているというのもありますが、ポップで希望があふれるこの曲は、従来のFukiのイメージからするとビックリする曲です。

ヘヴィメタルシンガーのイメージが強いFukiがポップな曲を歌うということが、想像外な感じがします。しかも無理やりでなく、ハマっているという…。

バンドではあまり見せない武器を隠し持っていたなと感じると同時に、ソロだからこそできることがあるんだよ! という提示しているような曲です。

逆にこの曲から入ると、バンドで活動しているFukiの曲を聞くとびっくりする方も多いのではないでしょうか? いろいろな楽しませ方を知っている人です。

朝な朝な

シチュエーションCD「新撰組暁風録 勿忘草」主題歌である「朝な朝な」。(5曲目)

変わった曲名が特徴的に思える曲は、別れを歌ったバラード曲です。

普段の男性にも負けない力強い歌声ではなく、女性の優しさと切なくも折れてしまわない強さを感じさせてくれます。この曲もイメージが変わる曲です。

切ない曲はしっかりと切なく歌い上げることができる、Fukiのボーカリストとしての深みが感じられます。これだけのバラードはなかなか歌えませんよ。

特にヘヴィメタルシンガーで女性に限定となると、すにには思いつかないです。

予定はないでしょうけれど、バラードだけのアルバム、ミニ・アルバムでいいのでFukiの歌声、表現を聞いてみたいと感じされてくれる曲になっています。

あとがき

バンドの時のイメージも維持しつつ、ソロだからこその新しい一面も聞かせてくれるという、ソロをする意味を持ち合わせているアルバムになっています。

期待にも答えながら新たなる引き出しも見せていく。しかも無理やりではなく、実はこれもしっかりできるんですというのが、またいいです。

能ある鷹は爪を隠すということわざがありますけれど、Fukiは正にそれですね。

この既存のイメージの期待と新しい世界を見せるというのは、セカンド・アルバムでも継続されているので、続けて聞いてみることをオススメします。

Fukiは歌詞の一言一言の言葉をしっかりと伝えられるボーカリストですから、行っているそれぞれの活動を聞いていてもとても興味深いです。

言葉をしっかりと伝えられるボーカルは強いですよ。これからもソロ、バンド、ユニットなどいろいろな活動をしていくと思いますけれど、とても楽しみです。

 

以上、『Fuki Commune:Welcome! ~広がっていく新しい世界~』でした。

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