Five Finger Death Punch：AfterLife ~決して見たくない景色~

Five Finger Death Punch (ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ) 配信シングル「AfterLife」。

アルバム「F8」から2年1カ月。ベスト盤「A Decade of Destruction, Volume 2」を間に挟んでの、9枚目のアルバム「AfterLife」のタイトルトラック。

その音は激しくも寂しさしかない歌が、耳にしっかりと残ります。

この記事の目次(もくじ)

AfterLife 概要

リリース日は現時点では公開されていませんが、Megadeth、The Hu、Fire From The Godsと共に21年8月からツアーを開始。

ですから恐らくそれ以前に、リリースされることが予想されます。また、1枚目のアルバム「The Way of the Fist」の再レコーディングすることも予告済み。

9枚目と同タイミングでレコーディングされていると思うのですが、15年を経てどう変化するのか、それとも逆に変わらないのか興味があります。

こんなはずじゃなかった「AfterLife」。

今が終われば、新しい世界へと行ける。例え現状が悲劇的なでも、明るく変えてくれるかと思えば、実際は変わらずに苦しみ続けることに…。

今のままであればという条件が付きますが、希望をぶったぎるような未来です。

They promise diamonds (They promise diamonds)
But they pay in sand

「彼れはダイアモンドを約束してくれた。でも、彼らは砂で支払いをするんだ」。価値のあるものを提供すると見せかけて、全く異なるものを提供する。

これは言葉巧みに希望を描かせておきながら、実際は打ち砕くということ。嘘が当たり前のように運びる世界ではありえることですが、実に切ないです。

だからこそ別の未来を思い描いても、そこも変わりはない…。これは寂しすぎる。

Forever after, this disaster
Bring the AfterLife

「永遠にこの災害を。来世にもたらす」。その場だけで終わる災害もありますが、想定している以上に長く悲劇を生み続けるものも多くあるのが実情。

戦争や各施設崩壊なんて正にそれ。今を生きている人だけではない影響は、起こってしまった事実は変えられずとも、限りなく少なくなって欲しいものです。

何を指しているかの受け取り方でも変わってくる部分もありますが、なんとも寂しい歌。希望であって欲しい未来ではありますが、聞こえるのは嘆きです。

オフィシャルで公開されたリリックビデオ。それ自体は珍しくはないのですが、絵の動きと点滅が激しいもの。真剣に見ようとすると、目が痛くなりそう…。

ここまでのは正直見た記憶がないですが、「AfterLife = 来世、あの世」へと行くために頭の中で描かれる走馬灯のようでもあるように思えます。

恐らく狙っているのでしょうけれど、見やすいだけが音楽としての曲の表現方法だけではないということを、面白く感じてしまいました。

アルバムからのファーストシングルが、タイトルトラック。以前であればよくあったのですが、2曲目3曲目ではあっても1曲目は少なくなってきた手法。

これは自分が聞くアーティストがたまたまそうなっているだけかもしれませんが、メンバーの風貌も含めてなんか男らしく感じてしまいました。

ひねるや段階を経てでなく、一直線そのままのストレートに。とはいえ現在は詳細発表前ですから、アルバム・タイトルが変わったりしても逆に面白いかも…。

「The Way of the Fist」の再レコーディングを含め、ゴリゴリのいい意味での暑苦しいサウンドをこの時から楽しませてくれそうです。

以上、『Five Finger Death Punch：AfterLife ~決して見たくない景色~』でした。

2022/4/12 release Digital Single
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「Five Finger Death Punch」を

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。もっとプロフィール & あぶまいについて