Eins:Vierのインディーズ時代のレア音源をまとめたのが、この配信限定でリリースされた「垣根の欠片」です。
インディーズというとまあ言っても5、6年前のことでしょ?と思ってしまうかもしれませんが、全然違います。
何回か復活していますが1999年に一度解散していますので、1995年のデビュー前の音源ということです。20年以上前のレアな音源ということで、再録のアルバムと同時タイミングの発売ですが、よくリリースしたというのがリリースを知った時の率直な感想です
Eins:Vierは今でいうところのビジュアル系バンドですが、ビジュアル系ではなく、お化粧系といわれていた頃のような気がします。自分の記憶も古すぎて曖昧ですが…。
ビジュアル系という言葉はHIDEが発端の名称だったような気がしますが、思いの他に新しい言葉…。全然新しくはないか!
m1.TRASH OF TEARS
この曲は聞いたことがあるのかな?このミニアルバムで聞いても、聞いた記憶があるような、ないような気もする曖昧な曲です。
マイナーキーで歌詞も切ないし、曲全体が切ない曲です。サビを聞くと聞いた記憶がやっぱりあるような…。1990年台にこの曲をするEins:Vierは、独自路線走っていましたね〜。
m2.IN YOUR DREAM
この曲はインディーズからのアルバム「Risk」に収録、メジャーに行ってからも再録がされて、ライブでも多く披露されたEins:Vierの代表曲です。
Riskについてネットで調べたら、La†Missからリリースされていたんですね。インディーズの時の黒夢がリリースしていたレーベルですよね。名称を見ただけで、何か懐かしかったです。
どうせ 引き裂かれるのなら 夢の間に…
この感じぬ時に
どうせ 引き裂かれるのなら 夢の間に…
僕は あなたと 死にたい
サビの歌詞ですが、夢の中でなのに切ない…。今でこそ歌詞がどうなのかと気にしますが、全然当時は気付いていなかっただろうなという歌詞の世界ですね。
m3.SHY BOY
コレもインディーズからのアルバム「Risk」にも収録された曲です。
こんな曲をやるバンドは、当時他にはいなかったですね。すごくいい曲と問われたら違うような気もするけれど、他にはない曲過ぎて印象的な曲でした。
今また聞いても印象的な曲ですね。聞いているうちに気持ちよくなるスルメ曲です。
m4.MY ONLY GIRL FRIEND
ここからの3曲は「-EINS-」という限定販売シングルに入っていた曲の気がします。黒か青っぽい単色のジャケットに文字だけとシンプルなジャケットだったと記憶していますが、8cm CDの縦長ジャケットでした。懐かしい…。
個人的にはこの曲がEins:Vierの中で1番好きな曲ですね。今聞くとわりとEins:Vierの曲の中でシンプルな構成の曲なのですが、当時のギター少年だった自分には難易度の高い曲でした。
ダビング=重ね録りというのを知らないので、1人しかギターがいないのになんでこんなに音が鳴るんだと? 不思議しかなかったですね。
m5.NURSERY TALE
コレもインディーズからのアルバム「Risk」にも収録された曲です。ディレイのかかったイントロがかっこいいです。
ディレイは曲のテンポに合わせて設定をするのですが、設定がめっちゃ難かしいんですよ。ちなみに今もあまり得意ではないですね。進歩していないな俺…。
Eins:Vierはディレイを多用するので、コンパクト・エフェクターではリアルに再現は大変です。
m6.CRASH OF THE WALL
単純に英詩ということで言ってる言葉は全くもって分かっていなかったけれど、英詩ということだけでかっこよかったなと。
多少は当時よりも英語が分かる気がしますが、よくわからない歌詞ですね。聞き取れない部分もあるので、歌詞を見てみたいな〜。
ギターを弾く人はドラム、リズムが好きな人が多いのですが、この曲のドラムはリフみたいでかっこいいですね。
あとがき
20年以上前の音源ということで、はやり廃りの多い音楽で今聞けるのかな?なんて思いましたが、なんの問題もなく聞けちゃいました。
当時も独特な雰囲気、曲で他に同じようなバンドがいない個性が強いバンドだったということが、今も違和感なく聞ける要因なんじゃないかなと。流行りやまねでない、独自であるというのは大切だなと感じました。
Eins:Vierというと、ディレイの使い方を耳コピしていて教わったバンドでもあります。ディレイは今もおりゃ〜って投げ出してしまいがちですけどね…。繊細さがすごく求められるので。
新曲は出さないとバンド側がインタビューでも言っていましたが、聞いてみたいなというのが本音です。Eins:Vierはいいバンドですよね。
今まではなるべく1記事をコンパクトにしたいのが理由で、シングルのレビューが主体でした。今回まとめてみて、EP、ミニアルバムくらいならまとめるのも大変ではないし、全然できちゃうなと。
ダレないようにまとめるのはまだ自分の腕が足りないかもですが、シングル以外にもどんどんレビューしてみます。
以上、『Eins:Vier : 垣根の欠片 ~今だからこそ聞きたい過去のレア音源~』という記録でした。
Eins:Vier アーティスト情報
JOE (ジョウ)
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