Ed Sheeran (エド・シーラン) 配信シングル「The Joker And The Queen (feat. Taylor Swift)」。
5枚目のアルバム「=」から3カ月半。続けてリリースされたエルトン・ジョンとの「Merry Christmas」。Fireboy DMLとの「Peru」と同様のコラボソング。
以前から予告れていたテイラー・スウィフトとのコラボは、音だけでなく映像も含めて興味深い形になっています。
The Joker And The Queen 概要
「The Joker And The Queen」のオリジナルは5枚目のアルバム「=」に収録。歌パート以外はほぼ同様ですが、聞こえ方が変わりました。
この海外アーティストは既存曲を後からコラボするという手法が見られますが、これが中々面白い手法。邦楽アーティストも試みてもいいかもです。
また、「No.5 Collaborations Project」「No.6 Collaborations Project」と多くのコラボを今までにしてきていますが、今後も乗り気なエド・シーラン。
ブリット・アウォーズ授賞式にて「Bad Habits」で共演したブリング・ミー・ザ・ホライズンともコラボしたいと語っているそうですし、今後が楽しみです。
The Joker And The Queen
![]() | 「The Joker And The Queen (feat. Taylor Swift)」 フルMVをApple Musicで観る |
フィーチャリング テイラー・スウィフト「The Joker And The Queen (feat. Taylor Swift)」。
オリジナルの一人で歌うよりも、描かれている世界観が分かりやすい形に。音の表現は変わっていないのですが、異性の歌声が入るのは思いの他に大きな変化。
加えて歌うのがテイラー・スウィフトとなったら、余計になのかもしれません。
How was I to know
It’s a crazy thing
「どうやって知れたのか。それはおかしなこと」。本来であれば出会うことのない2人が、お互いを知る。確かにそれはある意味でおかしな出来事なのかも…。
その出会いは偶然であり、運命でもある。それでお互いが惹かれるのですから、人との結びつきとは面白いものです。男女であれば、余計にですね。
When I folded
You saw the best in me
The joker and the queen
「折りたたんだ時、あなたは僕のベストを見るよ。ジョーカーとクイーン」。ジャケットが正にそれで、カードを折りたためばお互いの唇が重なる。
キスとは特別な行為ですから、確かにベストな時でしょう。加えてクイーンである君だけでなく、ジョーカーである僕の最高を見せられる時でもありそうです。
このジョーカーとクイーンという表現はいいですね。本来釣り合わない二人が恋に落ちる歌は表現としてありますから、拝借するバンドとか出てくるかも…。
加えて想定しているより、思いの他に聞こえ方が変わった曲。アルバムで聞いていた時よりも好きという方は、自分も含めて多くいるのではないでしょうか。
また、注目すべきはMV。本人は出演していないのですが、演者がエド・シーラン、テイラー・スウィフトに少し似ています。これが実に面白いんです。
逆に本人が出演するよりも印象的に見えますし、歌詞で描かれていることが想像しやすくなる表現。いい意味ですし、してやられたと感じる方は多そうです。
【※記事公開後追記】
この演者の2人。エド・シーラン、テイラー・スウィフトが初めてコラボをした「Everything Has Changed」のMVに出演していた子どもだそう。
収録された4枚目のアルバム「Red」から、10年の時を経て再び。音楽も含めてですが、いろいろなつながりがあるのが面白く思ってしまいます。
また、そもそもの考えとして、その時だけ良ければいい! ではないのでしょうね。
あとがき
エド・シーランというと、ギター1本でも表現できる歌。それが今回のようなコラボだったり、演奏がグレードアップしても別の楽しみ方ができる表現。
加工をしてよくなったのではなく、元が良いいうのは興味深い部分です。例えるならよく成長過程で変化して美男美女となる人がいますが、それとは異なる形。
音楽的に言えば基礎、ベースがあるからこそと言えそうです。加えて天才的にも見られますが、アルバムを作る際は何百曲も作る音楽の努力を惜しまない人。
それをやってますよと全く見せないのも、魅力を増大させている部分ではないでしょうか。アイドルとかだと、見せた方が好きと感じる方も多そうですが…。
こればっかりはジャンルや、付いているファン層にも違いがありそうです。
また、コラボを含くめた発言で面白いなと思ったのはCradle Of Filth、Slipknotなども好きで聞くとのこと。表現するとは全く異なる音だから、ビックリ!
交流もしているみたいですし、、いつかコラボしたら面白いかも…メタルでエクストリームなエド・シーラン。想像が難しいからこそ、楽しそうです。
話を戻すとアルバムを出して終わりではなく、新たな表現を加える。このリミックスとかでない形は、邦楽アーティストはマネしてもよさそうです。
配信がメインになってきた現在。聞き手には負担をかけず、新たな表現を通してアルバムに興味を持ってもらえたら、当然のように聞く回数が増えます。
再生回数が肝の配信にとって、聞き手も作り手どちらもWin-Winでしょう。
表現する音楽がいいのは勿論、見せ方や聞かせ方がうまいのも印象的。だからこそ口ずさめるほど繰り返し聞いてしまうし、次の行動が気になるのは必然です。
以上、『Ed Sheeran:The Joker And The Queen ~出会ってしまった二人~』でした。
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