Ed Sheeran:÷ ~音楽は誰とでもつながれる~

Ed Sheeran:÷ (Deluxe)洋楽レビュー
洋楽レビュー

Ed Sheeran(エド・シーラン) 3枚目のアルバム「÷」。

前作「x (マルティプライ)」から3年ぶりとなるこのアルバム。期待通りどころか、誰もが期待以上の内容のアルバムになっているのはご存じの通りです。

タイトルがパット見では読みづらいですけれど、読み方は「ディバイド」です。「÷ = Divide = ディバイド = 割る」とは、面白いタイトルの付け方ですね。

今作は250曲以上のアイデアを30曲にして、6カ月かけて収録曲を絞ったという、とんでもなく労力と時間をかけて制作されたアルバムになっています。

よくハードロックバンドでは、アルバムに収録する曲数しか作らなかったというインタビューをよく見ます。比べると、スゴイとしかいえない制作方法です。

天才的なメロディを生み出す才能の持ち主であるEd Sheeranは、努力の天才でもあるというのが、このアルバムの制作秘話からも伺えます。

できないで諦めずにできるまでやるというのは、音楽ならずともお手本にするべき行動です。最高の音楽も1日にしてならずということですね。

たくさんの労力がかけられて完成したアルバムは、びっくりするほどにクオリティが高くて、何回も聞いて楽しめるのは間違いない内容になっています。

÷ 収録曲概要

「÷ (Deluxe)」の収録曲は以下の通りです。

  1. Eraser
  2. Castle on the Hill
  3. Dive
  4. Shape of You
  5. Perfect
  6. Galway Girl
  7. Happier
  8. New Man
  9. Hearts Don’t Break Around Here
  10. What Do I Know?
  11. How Would You Feel (Paean)
  12. Supermarket Flowers
  13. Barcelona
  14. Bibia Be Ye Ye
  15. Nancy Mulligan
  16. Save Myself

名盤だからというのもありますが、曲名を見ただけで曲が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか? 何回繰り返して聞いても、飽きずに聞けるアルバムです。

アルバム収録曲の全てが全英シングルチャートのトップ20にランクインしたという偉業も、このアルバムを聞いたら納得な感じがします。

「÷」にはStandard盤とDeluxe盤があり、Standard盤は12曲目まで。13曲目以降の4曲は、Deluxe盤のみのボーナス・トラックとなっています。

普段洋楽は全く聞かないという人にも、十分に楽しめる内容のアルバムです。

Castle on the Hill

過去の思い出を振り返る曲の「Castle on the Hill」。(2曲目)

この歌詞の曲の内容は、きっとエド・シーランの実体験によるものですよね。丘の上の城に行くことが、他の何よりの楽しみだったという。

大人からしたら大したことではなくても、幼いころは1番重要な部分だったというのは、物や場所は違っても誰でも持ち合わせているはず。

聞くだけではなく、歌詞を見れば見るほどに共感ができる感じがする曲です。サビのメロディーは、これ以上はない盛り上がりと美しさを感じます。

Shape of You

フジテレビ系のドラマ「僕たちがありました」の挿入歌になったことで、日本でもおなじみの曲の「Shape of You」。(4曲目)

リズムとコードは最小限しか使わずにループする曲で、これだけ感情を揺さぶるというのは、スゴイという言葉しか見つからない曲です。

アルバムの収録曲はどれも名曲ですが、その中でも作曲をする人は度肝も抜かれた曲ではないでしょうか? シンプルでも曲はここまでできるのにびっくりです。

曲はシンプルであっても、歌詞はものすごく長いんです。ラップ的な歌い方もありますが、長い歌詞とシンプルな曲にやられたという感じになりますよ。

エド・シーランというと、まず最初にこの曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 何回でも聞きたくなる不思議な魅力を持った曲です。

Perfect

君は僕にとってパーフェクトなんだ歌ったラブソングの「Perfect」。(5曲目)

1度別れてしまってからの復縁だからこその愛は、ステキだなと感じさせてくれます。どんな理由にせよ、復縁の恋は経験者しか分かりませんよね。

1度別れているということは、お互いの良い所も悪い所も知っていいる。そのうえで君はパーフェクトだと言えるのは、本当の愛ではないでしょうか?

歌い方も歌詞も含めて、純粋な気持ちがとても優しいラブソングです。

エド・シーランのMVはどれもストリーがあって楽しめますが、この曲のMVは特にほっこりと優しい気持ちになれるので見てみてください。

Galway Girl

曲中に取り入れられているラップが面白い「Galway Girl」。(6曲目)

Galwayとはどんな意味かと思ったら、ゴールウェイ湾の西アイルランドの港都市のことをいうんですね。ですから、アイルランドの女の子ですね。

アイルランドの女の子がイギリス人に恋をしたというのは、MVのようにエド・シーランに恋をしたんだと考えると、より面白みが増す曲です。

アイルランドの女の子だから、アイリッシュ音楽が取り入れられているというのも、Galwayがどんな意味なのか分かってからの方が楽しめますね。

故郷が異なる文化が違う国に女の子だから、新鮮でかわいく思えてしまうのは、なんとなく分かります。海外の女の子は、かわいく見えますから…。

男性目線の歌詞ではなく、女性目線の歌詞になっているのも面白いところです。

What Do I Know?

ギターのフィンガーピッキングが心地よい「What Do I Know? 」。(10曲目)

自分は何を知っているんだ? の答えは、愛は一瞬で世界を変えることができるというのが、エド・シーランらしい感じがします。

愛があれば争いも起きないし、みんなが平和でいられる。音楽で世界を変えているエド・シーランだからこそ、上辺だけの言葉になっていないですよね。

さらっと聞ける曲ですけれど、優しく強いメッセージが込められている曲です。気持ちが荒れて攻撃的になっている人に、聞いて欲しい曲ですね。

Bibia Be Ye Ye

アルバムの中で最も面白い曲 No.1の「Bibia Be Ye Ye」。(14曲目)

母親へ謝罪と感謝を歌ったメッセージソングがハワイアンというのが、面白く聞こえる曲です。言葉の選び方と、曲調の選択はやっぱり天才的ですよね。

アルバムの中で核となる曲ではないとはいえ、こういう曲がアルバムの中に入ってくるのが、面白みと何回も聞いても飽きない理由になるんでしょうね。

通してアルバムを聞いていると、引っ掛かりを感じる曲になっています。何が好きとはいえなくても、気になってついつい聞いてしまう曲です。

あとがき

16曲で1時間と収録時間は長いのですが、いつ聞いても楽しめるアルバムです。

人それぞれで好きな音楽のジャンルはありますけれど、どのジャンルが好きな人でもきっと「いいね! 」と楽しめるアルバムの内容になっています。

洋楽を聞く人はもれなく聞いているといって過言ではないこのアルバムは、普段洋楽を聞かない人にこそ聞いて欲しいアルバムです。

音楽に国境はないといいますが、そのままを表しているこのアルバム。エド・シーランのアルバムの中でも、特にこのアルバムは誰もが必聴の名盤です。

 

以上、『Ed Sheeran:÷ ~音楽は誰とでもつながれる~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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