Dua Lipa:Dua Lipa ~ありきたりじゃない私の感情~

Dua Lipa:Dua Lipa洋楽レビュー
洋楽レビュー

Dua Lipa (デュア・リパ) 1枚目のアルバム「Dua Lipa」。

ジャケットの見た目通り、カッコよさとセクシーさが混じりあったような彼女。低音から高音までの歌声も魅力的ですが、何より曲が素晴らしい1枚。

これがデビュー・アルバムというのですから、恐ろしい存在です。

Dua Lipa 収録曲概要

「Dua Lipa (Deluxe)」収録曲は以下の通り。

  1. Genesis
  2. Lost in Your Light (featuring Miguel)
  3. Hotter than Hell
  4. Be the One
  5. IDGAF
  6. Blow Your Mind (Mwah)
  7. Garden
  8. No Goodbyes
  9. Thinking ‘Bout You
  10. New Rules
  11. Begging
  12. Homesick
  13. Dreams
  14. Room for 2
  15. New Love
  16. Bad Together
  17. Last Dance

12曲までが本編で、以降はデラックス盤のボーナス・トラック。全体は17曲、1時間とポップスにしては長いですが、あっという間に聞き終わるアルバム。

何よりも曲がよく、歌声ともマッチしているのが理由じゃないでしょうか。Spotifyで最も再生されたアルバムの第3位、女性では1位であるのも納得!

72億2千200万ストリームで、現在も増え続けている状況。しかも単一ストリーミングで、アルバム。いやらしいですが、とんでもない金額が動いてます。

単曲で聞かれることが多くなりやすいストリーミングで、この結果。全体の内容が充実しているだけでなく、途中で離脱されないというのはさすがといえます。

グラーミー賞の受賞に、2017年リリースで400万枚以上のCDセールスなのは脅威的でしかありません。それでも、聞けば納得してしまうのだから恐ろしい。

英語の発音もとても聞き取りやすいので、洋楽初心者にもオススメできます。

Genesis

「創世記」というタイトルからして始まりの曲「Genesis」。(1曲目)

まず最初の「in the beginning = まず初めに」。中低音の歌声に、一気に心を引かれています。聞いていてドキッとするなという方が、無理だという感じ。

女性で高音でなく、音がブレずに歌えるのはなんともお強い人!

I need your love
And I’m dying for the rush

「アナタの愛が必要。急いで! 私は死にかけているから」。本当かどうかは分かりませんが、寂しいと死んでしまうという、ウサギかのよう。

かよわい女の子の言葉でななく、お強い感じの女性の言葉。ギャップにドキッとしていまうだけでなく、かわいらしいと思ってしまいます。

あなたとの恋の始まりだからこそ、創世記。面白い表現。彼女の中でドキッとする感じは突出していますので、ますはこの曲を聞いてくれ! という感じです。

Lost in Your Light (featuring Miguel)

R&Bシンガー ミゲル フィーチャリング「Lost in Your Light (featuring Miguel)」。(2曲目)

サビの白玉のロングトーンが気持ちのいい曲。パート毎に切り替わって双方が支え合う感じは、日本のデュエットではあまり聞いたことがないかも…。

Let’s get lost in the light, baby

「光の中で迷子になろう」。2人で愛となるのに、迷子に。歌詞だけを見ていても、とても面白い表現。だからこそ、想像を沸き立てます。

楽しかったり、いいことだけを一緒に過ごすわけじゃない。苦しく、大変な時もずっと一緒にいようねの思いではないでしょうか。それでも直接的でじゃない。

さらっとではなく、言葉で引っかかりをつける。うまい表現方法です。

Hotter than Hell

ポップスではあまり見ないタイトル「Hotter than Hell」。(3曲目)

ちょっと刺激的な女性が聞ける曲。刺激的な感じは、Mっ毛のある男性なら「アッ!」となりますし、女性が聞いたらカッコいいなときっと思うことでしょう。

私はそこら変にいる子とは違うわよ! という感じが、すごくいい感じ!

Hotter than hell

曲名でもある「地獄よりも熱い」。語尾がかすれた歌声になるのが、妙にセクシー。かんたんではない、めんどくさい感に興味を引かれてしまいます。

MVも見てていてもですが、カッコいいんですけれど、時折見せる女の子。聞くだけではなく、MVを見てキュンとしてしまう男性は多そうです。

狙って表現しているのではなく、自然とした形であるのもポイント!

Be the One

あなたへの恋する思い「Be the One」。(4曲目)

かわいらしさを見せる曲。強がるのではなく、素直になりましたという感じは、こんな一面も持っているんじゃない! と思わせてくれます。

例えがうまく通じるか分かりませんが、会社では上司である彼女が、2人だけのスペースで見せる違う部分。先に強さがあるからこそ、かわいく見えちゃう!

Oh baby, come on, let me get to know you
Just another chance so that I can show

「あなたのことを知りたい。別の私を見せるチャンスだから」。他の誰かに見せる自分ではなく、あなたにだからこその本当の私。

想像できる部分があるのが興味深いですし、3歩後ろを付いてくるような形ではない、かわいらしさが感じられます。女心の動く気持ちが見えるかのようです。

IDGAF

「I don’t give a fuck」の頭文字をタイトルにした「IDGAF」。(5曲目)

単語だけで見るとドキっとしてしまいますが、日本語にするなら「知らんわ!」という感じでしょうか。面白い表現が聞ける曲。興味深い世界です。

You say you’re sorry, but it’s too late now

「ごめんなさいなんて言葉、もう遅いの! 」。ちょっというか、完全に怒ってしまっている感情。邦楽だとあまりないタイプの曲。だからこそ面白い!

大好きだったからこそ、怒りが大きくなる。女性をテキトーに扱ったらあなたが思っている以上に怖いことになるんだよ! と教えてくれます。

タイトルの時点で面白かったですが、聞くとさらに増大される感じです。

Blow Your Mind

あなたに取って私はなんなのか教えての思い「Blow Your Mind」。(6曲目)

強さもあり、人によってはめんどくささを感じさせる曲。私は物じゃないんだから! という感情が、一気にあふれ出して止められなくなったかのよう。

私はあなたなんかいなくても生きて行ける! 最終警告ともとれる感情です。

Guaranteed, I can blow your mind

「保証する。私はあなたの心を吹き飛ばすことができるんだよ」。もうあなたなんて嫌い! ではなく、今の状況を変えてほしいという感じが女の子。

怒ってはいるんだけど、好きの感情があるからこその思いでしょうか。常に優しくなくてもいいから、もうちょっとできることあるでしょ! を感じさせます。

Thinking ‘Bout You

構成がシンプルだからこそ思いが伝わってくる「Thinking ‘Bout You」。(9曲目)

文字っていますが、「Thinking about you = あなたの事を考える」。常にあなたを思い浮かべてしまうのは、恋をしているからでしょうね。

純真な思いを感じさせる恋は、かわいらしい。MVの中で見せる表情も、思いが強くなっていく状況を思わさせます。恋をしているからこその表情ですね。

I can’t stop thinking ‘bout you

「あなたのことを考えるのをやめることはできない」。紛れもない恋をしているからの思い。ずっと思い浮かべてしまう経験もいいよねと、感じさせます。

常に心の中にいるあなた。こんな恋は大人になると少なくなっちゃいますね。他の誰かではない、特別な人だからこその恋。またしてみたくなりました。

New Rules

恋で盲目にならなための自分への決まりごと「New Rules」。(10曲目)

アルバムの中でも強く印象に残る曲。恋することが嫌なんじゃない! それだけになってしまうのが怖い! と思っている感情が、男性として興味深く感じます。

女性が聞くと、また異なる感情で聞けるのではないでしょうか?

You know you’re gonna wake up in his bed in the morning
And if you’re under him, you ain’t gettin’ over him

「彼のベットで朝起きることをあなたは知っている。ただ、彼の下にいるのなら乗り越えられていないのよ」。赤裸々でありながら、面白い表現。

新しい決まりごとを作るのは、今までの恋の失敗を繰り返さないためのように感じます。悲しい思いもしているからこその、制限かなと。

優位に立ちたいでも、新しい彼を過去の変わりにしたいわけではない思い。曲自体もインパクトがありますが、いろいろと想像ができるのが面白い!

女性の男性には分かりえない複雑さを表現しているようで、興味深い曲。今、未来を大切にしたいからの思い。繰り返して聞いているとかわいらしく感じます。

Last Dance

ボーナス・トラック「Last Dance」。(17曲目)

思い出を懐かしむようなダンス。MVでもデュア・リパ一人ですが、寂しさというよりも、希望を感じさせるもの。終わりだけど、最後じゃない。

最後のダンスとも取れるけれど、1つ前のとも取れる。英語だからこその面白い表現の1つですが、うまく利用しているように思えました。

You’re the only thing I know
And I don’t wanna let this go

「私が知っているのはあなただけ。それに手放したくない」。聞く人によって受け取り方は変わりそうですが、思い出はずっと大切するという感情なのかも…。

いろいろな女性の思いを表現してきたアルバムの最後に、純真な愛情。かわいらしく感じるのは、ここにも理由がありそう。単に追加ではない曲ですね。

あとがき

ラブソングが多いのですが、他の女性アーティストとは少し異なる音。彼女ならではの低音から高音までの歌声が魅力的で、しかも曲がどれもレベルが高い!

ジャケットの通り、弱さではなく強さ。それでも時折見せる女性というよりも女の子の感じが、ギュッとくる理由であるのは間違いありません。

顔立ちが凛々しいのも加えて、あまりいなかったタイプではないでしょうか。マネをしようと思っても、中々できないでしょうけれど…。

2枚目のアルバム「Future Nostalgia」も既にリリース済。どちらが先、後でも構わないので、もれずに聞いてみることをオススメします。

繰り返すようですが、他にはあまり例がない表現をする女性アーティスト。聞いてして新鮮であり、ふと気になって繰り返して聞いてしまいますよ。

曲数が多く1時間を超えるポップスで、当たり前のように最後まで聞かせきる。かつ、自然とリピートしてしまう内容は、参考になる点も多くなっています。

男性だからこその感情かもですが、強さの中に時折見せるかわいらしい女の子は、キュンとしてしまうこと請け合いです。

 

以上、『Dua Lipa:Dua Lipa ~ありきたりじゃない私の感情~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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