Dream Theater:Images and Words ~先を見据えたからこそ見える景色~

Dream Theater:Images and Words洋楽レビュー

Dream Theater (ドリーム・シアター)の2枚目のアルバムである「Images and Words」

1992年にチャーリー・ドミニシからジェイムズ・ラブリエにボーカルを変更してリリースされたアルバムで、現在もバンドの代表作です。

Dream Theaterを聞くのであればこのアルバムは聞かなければならないし、1度聞いたら1曲ではなくフルで聞きたくなる優れたアルバムとなっています。

優れたアルバムを今も変わらずリリースし続けてくれるDream Theaterですが、このアルバムは名実ともにずば抜けているのは間違いありません。

アルバム収録曲概要

「Images and Words」の収録曲は以下の通りです。

  1. Pull Me Under
  2. Another Day
  3. Take the Time
  4. Surrounded
  5. Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper
  6. Under a Glass Moon
  7. Wait for Sleep
  8. Learning to Live

曲数でいうと8曲はアルバムとして少なく感じるかもしれませんが、長尺の曲も多いので、57分というフルボリュームのアルバムです。

8曲それぞれで聞き所の多いアルバムであると同時に「Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper」は5枚目のアルバムにつながりがあります。

リリース時に先の構想があったのかは分かりませんけれど、1枚のアルバムとしてだけでなく、何年も先に楽しみの要素があるという面白いアルバムです。

今のこのアルバムが代表作で支持される理由は、1枚としてのアルバムだけでなく、結果として未来への架け橋になっているのが理由かもしれませんね。

Pull Me Under

Dream Theaterといえばこの曲と思い浮かべる方も多い「Pull Me Under」。(1曲目)

演奏は忙しいですが、ミディアムテンポといっていい曲で強い印象を与えるのは、珍しいといっていい曲です。聞いていて染み渡る曲といっていいのかも…。

Dream Theaterの曲としてはコピーする難易度はあまり高くないのですが、同じ様に弾いているつもりでも何か違う感じになるんですよね。

しっかりとフレーズは追えているはずなのに、不思議な曲です。Dream Theaterが好きなギタリストは、大抵は弾ける曲であるのに…。

Another Day

ここに求める選択しはないから、別の日を試してと歌った「Another Day」。(2曲目)

テーマが切ない曲である中で、ジョン・ペトルーシの泣きのソロは心に響きます。曲としては鍵盤が主体ですが、ギターソロが全部持っていっています。

日本人はギターの泣きのメロディーが好きな方が多いですから、この曲のギターソロは特に聞いてみることをオススメします。

別の日を試してとう歌詞に希望の文字はないのですが、切ない泣きのメロディーの中にも少し希望の光を感じる気がするのが、心に響いてくる曲です。

Take the Time

プログレッシブ・メタルバンドらしく、展開が多い曲の「Take the Time」。(3曲目)

展開が多いので最初は付いていけない人も多いと思いますが、曲の展開を理解すると気持ちよくなってくる曲です。最初自分もついていけませんでした。

プログレッシブ・メタルとうとよく分からない曲も多いですけれど、この曲は展開を覚えやすいので、プログレッシブ・メタルの手始めとしてオススメです。

展開を覚えると無理やりに展開を多くしているのではなく、必要があるからこそ展開が多くなっているのがわかるようになる気がします。

格闘ゲームでいうところのパターンにはめて、ボコボコにするイメージに似ているかもしれません。気落ちよくなるには、準備が必要な曲です。

1度聞くだけでは理解が難しいと考えると「Take the Time = 時間をかける」とは、その通りでぴったりな曲名だと思いました。

Wait for Sleep

鍵盤とボーカルのみのバラード曲の「Wait for Sleep」。(7曲目)

ジェイムズ・ラブリエにボーカルが変わったからこそ歌えたこの曲は、亡くなる彼女の手向け(たむけ)として聞いていて心に響く曲です。

このアルバムリリース時にはまだ洋楽を聞く習慣がなくリアルタイムでは聞いていないですが、一番最初にこのアルバムを聞いて気になったのがこの曲でした。

自分はギタリストですが、バンドで一番重要なポジションはボーカルだと思っていて、ジェイムズ・ラブリエの歌声がはまったのがこの曲だったんです。

最初に聞いてから長い期間がたっていますけれど、今も心に響く曲です。

あとがき

Dream Theaterの代表作であるこのアルバムは、アルバム全体を通して何年聞いても楽しめるアルバムです。単曲ではなく、アルバム全体でですね。

1曲1曲の派手な感じは今あらためて聞くとあまり感じないのですが、8曲がまとまった時に感じるパワーには8曲聞く以上のものがあります。

このアルバムを聞くのであれば1曲目〜8曲目まで通して聞くことを強くオススメしますよ。その上で繰り返して聞いてみると、より楽しめるはずです。

Dream Theaterというと演奏が大きく注目されますけれど、ジェイムズ・ラブリエというボーカリストがバンドを大きく変えたとわかるアルバムです。

プログレッシブ・メタルバンドを聞くきっかけのアルバムとしても複雑過ぎではないので、初心者が導入のきっかけとしてもオススメします。

 

以上、『Dream Theater:Images and Words ~先を見据えたからこそ見える景色~』でした。

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