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Dream Theater:A View from the Top of the World ~どう見える? ~

Dream Theater:A View from the Top of the World洋楽レビュー
洋楽レビュー

Dream Theater (ドリーム・シアター) 15枚目のアルバム「A View from the Top of the World」。

前作「Distance Over Time」から2年8ヶ月。先行配信で「The Alien」「Invisible Monster」を挟みつつの新たなるバンドからの提示。

単純に聞くのはもちろん、プレイヤーも楽しむことができる1枚です。

A View from the Top of the World 収録曲概要

「A View from the Top of the World」収録曲は以下の通り。

  1. The Alien
  2. Answering the Call
  3. Invisible Monster
  4. Sleeping Giant
  5. Transcending Time
  6. Awaken the Master
  7. A View from the Top of the World

7曲というのは7枚目「Train of Thought」以来。それでも10分、20分強の長尺の曲が含まれているからこそ、その時間は70分オーバーのアルバムに。

曲がコンパクトになる傾向が多い中、姿勢を崩すこと無く思いが込められた音。全体を聞いていてもあまり長く感じさせないのは、相変わらずでもあります。

タイトル曲が一番の大作で、20分オーバーというのはドリーム・シアターだからこその選択であり、表現の仕方と言えそうです。

長尺かつ複雑な部分もありますが、曲の展開が覚えやすいのもポイント!

Answering the Call

人生をかける「Answering the Call」。(2曲目)

行動を共にするのは、呼び出しに応じるたから。パーティーが集まって行く様子は、ロールプレイングゲームの序盤を思わさせてくれます。

最初から一緒ではなく、出会いがあるからこそ。こうい部分をはしょらずに曲とすして説明していくのは、正にドリーム・シアターという感じがします。

Radiant we’ll shine
Heart and soul, one mind

「輝くんだ。心と魂が1つになり」。向かうべき場所も、その意思も同じ。一人では小さな光であったとしても、重なることで大きな物となりそうです。

大半のメンバーがいるからこそある意味当然でもありますが、Liquid Tension Experimentの雰囲気がある曲は、プレーヤーは興味深く聞けそうです。

Sleeping Giant

起こすべきではない「Sleeping Giant」。(4曲目)

ヘビーメタルでありながら、ジャズの雰囲気が含まれる曲。ジャンル的には通じ合わない部分にも思えますが、歌詞で描かれている世界とマッチしています。

進むべき道は1つではないからこそ、面白い世界観が描かれている曲です。

Some will rely on the darkness
Some will rely on the light

「ある者は暗闇に依存し、ある者は光に依存する」。好き嫌いはもちろん、目指す部分も人それぞれ。分かり合うことのできない同士もいます。

マジョリティ、マイノリティの差はあっても、違う考えを持った人がいると知ることが選択をする際の重要素となっていきそうです。

Like a sleeping giant
One we dare not wake

「眠れる巨人のように、起こすべきではない」。関係を持ってしまったらダメな存在もいる。全員で手を繋ぐ必要はないということでしょうか。

余計な人が絡んできたことが、うまくいっていたことが、途端に崩れていってしまう…。実際に生活をしていても、よくありえること。

ここで言われているのは差別をしろではなく、区別することも時には必要だということではないでしょうか。アルバムの中でも面白い世界観の曲です。

また、少し変わった演奏だからこそ、プレイヤーは弾きたくなりますよ。

Transcending Time

時を越えていく「Transcending Time」。(5曲目)

ドリーム・シアターの中でもかなりポップに属する曲。かねてからのファンでもここまでの明るさは、少し意外に感じる方は多いかも…。

この曲はリカットして、MVを作ってみたら面白いことになるかもしれません。

Limits leave no trace

「限界は痕跡を残さない」。意味合いはいろいろあると思いますが、言葉としてかっこいいなと。一種の名言のような形は、耳にすごく残る言葉です。

Transcending time

「時間を超越する」。そこに目指すべきものがあるから。実際にはどうなるかは分からないけれど、誠心誠意に動くからこそ訪れるものでありそうです。

普段ヘビーメタルを聞かないユーザーにはポップで聞きやすいので、この曲からアルバム。ドリーム・シアターに触れてみるのもいいかも…。

Awaken the Master

今ここで「Awaken the Master」。(6曲目)

8弦ギターありきで作られた曲。Music Manには7弦までしかなかったからこそ、メーカーに作らせてしまうというのもトッププレイヤーならでは。

低音がかなり出ていますが、音が潰れずにクリアーであるのもポイント! 既に8弦が発売されていますが、同じように弾くのはかなり難しいかも…。

You made it to the top
Just to find out

「あなたはトップに辿りついた。ただ知るために」。頂上に辿りついたといっても何が起こるかは分からない。それでも行ったのは、知るために。

ハイライトであるけれど、最後につなげる曲。これは興味深いです。

The end of a chapter
Awaken the master

「章の終わり。マスターを目覚めさせる」。目覚めるのは希望であるのか、それとも別の存在であるのか。どちらともいえないと表現する怪しげな音。

歌詞の内容もですし、タイトル曲につなげるというのが面白い部分です。

昔Ibanez VAI 7弦モデルを所有していたけれど手に負えず手放してしまいましたが、使わないとは分かっていても8弦には興味があります。

A View from the Top of the World

アルバム・タイトル曲「A View from the Top of the World」。(7曲目)

20分オーバーで「I. The Crowning Glory」「II. Rapture of the Deep」”III. The Driving Force」と、3つのパートに分かれている組曲。

長いので理解するのが難しい部分もありますが、前にある6曲はここにつなげるためにあるというのも分かる形。タイトル曲らしい壮大さがあります。

See a view from the top of the world

「世界の頂上からの眺めを見る」。見える景色は同じでも、その感じ方は人それぞれ。その上で次に行う行動も次第に変わってきます。

これは何かしらの理由でお金や権力を持った時にも、似ているかもしれません。

A journey into darkness beckons me

「暗闇への旅へと俺を招く」。違う景色を見た人には、余計な輩も付いてくるもの。うまくあしらうことができなければ、余計な道にも進みかねません。

一寸先は光でもあり、闇への入り口でもありそうです。

Self belief will build a life of legacy

「自分を信じることが、レガシーの生活を築く」。考えが変わることは人であれば、よくあること。だからこそ、自分を信じることに意味があるんだと。

アルバム「A View from the Top of the World」で描かれているのは、誰か人の意見や行動に流されるのではく自分の意思で動けということなのかも…。

そうすれば、誰のせいにもできませんから。加えてどこの世界でもモノマネではなく、自分の世界を持っている人は圧倒的に強いですよね。

もろそのものなドリーム・シアターからの提示だからこそ、なるほどなと納得してしまうものがあります。突っ込むほどに面白い世界観のアルバムです。

あとがき

コンスタントなリリースをするのは相変わらずでも、今作の間にはジョン・ペトルーシのソロ、Liquid Tension Experimentのアルバムをリリース。

リリースは2022年5月とまだまだ先になりますが、ジェイムズ・ラブリエも4枚目のソロ・アルバム「Beautiful Shade of Gray」をレコーディング済み。

ライブなどできずに動けなかったというのがあったとしても、どれだけ休まずに動くんだ! という感じです。制作意欲が衰えないのも、さすがといえます。

音楽内容もシンプルなパンクみたいであればまだ分かりますが、聞いて分かるとおりに複雑ですから…。実力も含めてとんでもない人たちの集団です。

だからこそ、生で見たくなる存在。前作「Distance Over Time」での来日公演は中止となってしまったからこそ、今作では実現することを期待しています。

 

以上、『Dream Theater:A View from the Top of the World ~どう見える?~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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