Disturbed (ディスターブド) 配信シングル「If I Ever Lose My Faith in You」。
曲名を見て「あれっ? 」っと気付く洋楽ファンの方もいると思いますが、今作はオリジナルではなく、Sting のカバー。
アメリカのバンドが今のタイミングでこの歌詞の曲をリリース。11月の大統領選挙を意図した思いも感じますが、単純に聞くだけでもいい感じのカバーです。
If I Ever Lose My Faith in You 概要
「If I Ever Lose My Faith in You 」は、1993年にリリースされた4枚目のアルバム「Ten Summoner’s Tales」のリードシングル。
Sting 代表曲の1つで、聞けば知ってる! という人も多いはず。邦盤では曲名が「ルーズ・マイ・フェイス・イン・ユー」。ちょっとだけ短縮されてます。
現在ではほぼなくなっていますが、昔は洋楽のアルバム・タイトルに変な邦題がついたり、曲名がいじくられるということが多くあったんです。
正直に言えば余計なおせっかいですが、今みたいに気軽にネットで検索などできないですから、レコード会社が売るためも含めた親切心だったんでしょうね。
この曲はそこまで古くないですが、時代背景も面白く感じます。
If I Ever Lose My Faith in You
Sting のカバー「If I Ever Lose My Faith in You 」。
ロックバラードで、1つ1つの言葉を大切にした形にアレンジ。そもそもがすてきな曲を、バラードに定評があるバンドがすればこうなりますよという形。
原曲を知っていても納得、今回が初でもいいなと感じるんじゃないでしょうか。
I could be lost inside their lies without a trace (Without a trace)
But every time I close my eyes I see your face
「彼らのウソに迷い込んでしまうかもしれない(跡形もなく)。でも目を閉じればいつもあなたの顔が見える」。演奏も切り替わる、意図を感じる部分。
迷いがあるのは当然だけど、誰でもない自分が信じた選択をしてほしいという願いでしょうか。歌詞に変更を加えて、選択はこうでしょ! じゃないのもポイント!
デイヴィッド・ドレイマンの歌声はやっぱりすごいですし、アレンジとしても文句のつけどころがない形。コピーでなくカバーは、こうでなければですね。
あとがき
オリジナルとは表現、伝えたいことが異なる気がしましたが、これはありと思えるカバー。同じ愛する人への感情であっても、対象が異なりますよね。
同じ曲でも思いの他に変わるのが、音楽の面白さを感じます。また、バンドにもいろいろな意図もあるでしょうけれど、いい選曲だったんじゃないでしょうか。
デイヴィッド・ドレイマンの歌声というのもありますが、カバーであっても変わらずDisturbedを聞かせられるのは、バンドとしての強さを感じます。
この曲をきっかけに、オリジナルはどうなの? と気になる人も多いはず! 今回はバンドの本筋とは異なりますが、魅力を伝えるには十分なカバーです。
以上、『Disturbed:If I Ever Lose My Faith in You ~正しいあなたの選択をして~』でした。
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- Silk Sonic:Leave The Door Open ~いつでもここに入っておいで~ - 21年3月6日
- King Gnu:泡 ~逝ってしまったあなたへ思う気持ち~ - 21年3月5日
- Maroon 5:Beautiful Mistakes ~あなたはもう僕の元にはいない~ - 21年3月4日
- 小倉唯:Destiny ~君とずっとつながっていたい…~ - 21年3月3日
- TrySail:僕らのシンフォニー (2020 Winter Remix) ~重なり合おうよ~ - 21年3月2日
コメント