Dirty Loops:Loopified ~繰り返して聞きたい音がここにある~

Dirty Loops:Loopified (Japanese Complete Edition)洋楽レビュー

Dirty Loops(ダーティ・ループス) 1枚目のアルバムである「Loopified」。

このバンドの特徴はなんといっても、ギターが入っていません。

であるのにギターレスである3ピースバンドのこのアルバムを聞くと「なんだこのカッコいいバンドは! 」となるのが間違いなしのアルバムになっています。

ギターが入っていなくてもこれだけカッコいいものが作れるんだというのは、ギタリストをしてはショックですけれど、とにかくカッコいいです。

メンバーの演奏のテクニックもハンパがないのに、いやらしさを感じさせない曲になっています。次元がかなり高いですけれど、大きな参考になりますよ。

楽器を弾かない人にも、聞いて素直にカッコいいんだなと思えるアルバムです。

Loopified 収録曲概要

「Loopified (Japanese Complete Edition)」 の収録曲は以下の通りです。

  1. Hit Me
  2. Sexy Girls
  3. Sayonara Love
  4. Wake Me Up
  5. Die For You
  6. It Hurts
  7. Lost In You
  8. Take On the World
  9. Accidentally In Love
  10. The Way She Walks
  11. Crash and Burn Delight
  12. Roller Coaster
  13. Automatic
  14. Got Me Going
  15. Circus
  16. Rolling In the Deep
  17. Baby
  18. Just Dance
  19. What Makes You Beautiful
  20. Ta Fete
  21. Where’s the Beat
  22. Afterglow

1枚目のアルバムで22曲も収録されているのには理由があります。最初にリリースした本来のアルバムに、カバー曲のEP、新曲が追加されているからです。

アルバム・ジャケットは、ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦さん作です。CDでは2枚組でリリースで、正にJapanese Complete Editionと言えますね。

アルバム・ジャケットが気になってジャケ買いした人も多いはずですけれど、後悔しないどころか、大当たりを引いたという感じになれる内容になっています。

78分という長尺を感じさせずに一気に聞けるだけでなく、耳をこらしてしっかり聞くのもよし、作業中の流してBGMにもなるアルバムです。

Hit Me

ファースト・シングルであり、アルバムのオープニングを飾る「Hit Me」。(1曲目)

始まりの5秒でわかるカッコいい曲です。曲名の通りですが、まさ「Hit me = ピンときた! 」という感じですね。

演奏はかなり難しいことをしているのですけれど、テクニックを見せびらかすというわけではないので、ただただカッコいい曲として聞けます。

ギタリストなので基本的にバンドスタイルでギターが入っている曲が圧倒的に好きなのですが、ギターがなくても完全に成り立っているんです。

無理にギターの音を、マイナスにしているのではありません。

ギターレスだからこそ、ギターをかぶせて弾くとより楽しめる曲になっています。ギタリストはアレンジ力を試すのに、最適な曲といえるかもです。

あまりにカッコいいので、ベースをコピーしたんですが、自分には無理でした…。これだけベースを弾けるとセクシーな感じになるでしょうね。

Sexy Girls

曲名にも含まれているようにセクシーな曲の「Sexy Girls」。(2曲目)

この曲の女の子というのは、クラブにいる女の子を歌詞では表しています。実際にクラブでかかっていても、何の違和感もない感じの曲になっています。

ギターが入ると邪魔になりますから、ギターレスであるバンドの良い部分がしっかりと聞ける曲です。スラップで弾くベースが、セクシーでしかありません。

「Even when the DJ’s gone I’ll keep the music on just for you on」なんて、クラブならではの口説き文句ですね。しかも違和感もないからすごいです。

「DJがいなくなっても、あなたのためだけに音楽を届けるよ」ですから…。さらっとすごい歌詞ですけれど、すごくセクシーでカッコいい曲です。

Lost In You

分からないくらいにあなたに迷い込んでしまうと歌った「Lost In You」。(7曲目)

男目線のあなたが気になってしょうがないという、ラブソングです。

Dirty Loopsの曲としてはシンプルな構成の曲は、よく聞いてみると歌詞だけでなく、演奏もあなたという迷路にハマっている感じがするんです。

思いの他に男性に多い男の煮え切らないないけれど、気になってしょうがないんだという気持ちがよく分かる曲になっています。

聞いて気になる曲ですが、難易度が高すぎてコピーしようとは全く思わないです。ベースに耳がよくいきますが、ドラマーもハンパなくうまいですよ。

The Way She Walks

彼女の歩き方について歌った「The Way She Walks」。(10曲目)

日本語タイトルであったら、おそらく付ける人がいないんじゃないかという曲名ですね。間奏ではジャズっぽいフレーズも含まれていて、カッコいい曲です。

歩き方というのは人それぞれで異なるので、注目してみると面白いんですよね。姿が見えなくても、歩く音が聞こえれば覚えている人であれば分かります。

彼女の歩き方と歌っているのは、歩き方や歩く音であっても彼女だと分かるぐらい彼女のことが好きで気になるんだとなっている気がしました。

いつも失われると歌っているのは、あなたに心をどんどんと奪われていくという意味だと自分は受け取りましたが、本当の意味はどうなんでしょうか?

演奏もカッコいい曲ですけれど、歌詞も男性の心が分かる面白い曲です。

Automatic

宇多田ヒカルのデビュー曲、かつ代表曲のカバーである「Automatic」。(13曲目)

そもそもが日本の歌姫の曲をカバーするというのもチャレンジングであるのに、確実に比較される代表曲をカバーするのは本来であれば無謀です。

…のはずなのですが、Dirty Loops版の「Automatic」はとてもいいです。カバー曲であるのに、完全にオリジナルと競っているように聞こえるんです。

どちらが優れているんでなく、どちらも優れた曲という感じで聞けますよ。宇多田ヒカルのファンも、このカバーは納得して聞けるのではないでしょうか?

Dirty Loopsはもともとが有名アーティストのカバー曲をYouTubeにアップして有名になっていますけれど、「Automatic」はカバー曲の中でもいい感じです。

あとがき

Dirty Loopsは聞いていてカッコいいなだけでなく、聞きながら楽器を弾きたくなってしまうようなバンドです。楽器のを弾かない人も、もちろん楽しめます。

ギターレスのバンドであるのにギタリストが参考になる部分は多いので、特にギタリストに聞くことをオススメしたいと感じるアルバムです。

隙間という隙間に音を詰め込み過ぎてしまう、ギタリストは特にですね。

しっかり聞き込んでも楽しめる内容ですし、BGMとしても成り立つのは、このアルバムがとてもいいアルバムだという証拠ではないでしょうか?

Dirty Loopsは音源のリリースが遅いのでやきもきしていたのですが、今年は久しぶりの新曲「Works Shit Out」がリリースされています。

他の新曲もだけでなく、近い将来に2枚目のアルバムが聞けるのではないかと期待せずにはいられません。来日したら、ライブをぜひみたいバンドです。

始めから終わりまで楽しめるこのアルバム。ぜひ一度聞いてみてください。

 

以上、『Dirty Loops:Loopified ~繰り返して聞きたい音がここにある~』でした。

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