V.A.:D’ERLANGER TRIBUTE ALBUM 〜Stairway to Heaven〜 ~心からのリスペクト~

D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM 〜Stairway to Heaven〜 邦楽レビュー

D’ERLANGERのトリビュート・アルバムである「〜Stairway to Heaven〜」。

2017年に発売されたアルバムですが、D’ERLANGERの曲をトリビュートするという、ありそうで今までなかった企画のアルバムです。

企画アルバムというとあえて聞かずに外してもいい場合が実際に多いですが、このトリビュート・アルバムは聞いた方がいいアルバムになっていますよ。

D’ERLANGERのオリジナルではないですが、面白く興味深い内容です。

表情を変える曲たち

「〜Stairway to Heaven〜」の収録曲は以下の通りです。

  1. UNDER THE PRETENSE (Remixed by YOW-ROW)
    D’ERLANGER
  2. LA VIE EN ROSE
    HYDE
  3. SADISTIC EMOTION
    清春
  4. AFTER IMAGE
    acid android
  5. DARLIN’
    サイコ・ル・シェイム
  6. XXX for YOU
    Lynch
  7. dummy blue
    Angelo
  8. LULLABY
    INORAN×TERU×HISASHI×ピエール中野×ERY
  9. SO…
    MERRY
  10. an aphrodisiac
    Justy-Nasty
  11. 1999-Shyboy story-
    THE SLUT BANKS
  12. Dance naked,Under the moonlight.
    Rayflower
  13. CRAZY4YOU
    MUCC
  14. MOON AND THE MEMORIES
    DEZERT
  15. EASY MAKE,EASY MARK
    DIR EN GREY

参加バンド、メンツがD’ERLANGERならではという感じです。

トリビュート・アルバムというとアーティストのお小遣い稼ぎで何のゆえんも関わりもないけれどというのが多いですが、このアルバムは異なります。

D’ERLANGERのメンバーも2曲ですが、参加しているというのも違いますね。

収録された選曲も「なんであの曲がないんだ! 」という感じをさせない、すごくバランスの取れた選曲になっているのも特徴です。

もしHIDEが健在だったらきっと参加してくれていたでしょうから、どの曲を選択して、どんなアレンジに仕上がったのか聞いてみたかったですね。

もう一つのバラ色の人生

よくぞこの曲を選択してくれたという、HYDEの「LA VIE EN ROSE」。

初期の代表曲である「LA VIE EN ROSE」を歌うには、参加メンツの中でもHYDEが適任としか思えない曲の選択です。

もろに曲がD’ERLANGERになっているのはCIPHER、SEELA、Tetsuが演奏しているからですが、kyoちゃんとの違いが分かって面白いです。

ボーカルが変わることで、大きく表情を変える曲なんだってことが分かります。

予想をさせなかった選曲

選曲が1番予想外だったJusty-Nastyの「an aphrodisiac」。

Justy-Nastyが参加するのはSPYやCRAZEの活動もあり、関係もよくなっているから当然ともいえますが、選曲にはびっくりです。

初期の2枚の中から選択してくるのは予想通りですが、シングルでポップな曲を選択してくるのを予想していました。

選曲にはびっくりした「an aphrodisiac」ですが、Justy-Nastyにはないタイプの曲調なので、聞いていてとても面白いなと思った曲です。

こんなのもできるんだぜ! というバンドが楽しんでいるようにも聞こえました。

またいつかD’ERLANGERのトリビュート・アルバムがあれば「MOON AND THE MEMORIES」をJusty-Nasty版で聞いてみたいですね。

月の記憶への敬意

バンドの色も出しつつ敬意がこもったアレンジだった、DEZERTの「MOON AND THE MEMORIES」。

今回収録がされている中でも1番オリジナルに近いアレンジなのですが、バンドの色がしっかりとわかる曲になっています。

変更をして色を出すというのはわりとかんたんですが、基本的に変更はせずとも違いを出すというのは、DEZERTのバンドとしての力が見える感じです。

アレンジが近くてもコピーではなくバンドの色を見えたので、名前だけ知っていたDEZERTが面白いなと感じたきっかけの曲となりました。

削ることろがないからアルバムで7分オーバーと1番長尺の曲になっていますが、ちゃんと収録してくれたD’ERLANGERも器がでかい感じです。

Stairway to Heaven あとがき

トリビュート・アルバムというと1回、2回は新鮮な気持ちで聞けても、継続してきくのは難しいのが多いですが、このアルバムは継続して聞けますよ。

どの曲も十分に聞き慣れた曲なのですが、バンドごとの変化だったり、大きく変えなくてもバンドの色がわかるアレンジは楽しめました。

1曲目の「UNDER THE PRETENSE (Remixed by YOW-ROW)」というのも、それぞれの曲の解釈を楽しんでくれ! という感じなのもいい感じです。

あと1番よかったのはただ曲をカバーしましたではなく、D’ERLANGERへの敬意を持ってカバーしているというのが、このアルバムの良さになっています。

他のトリビュート・アルバムとは一線違う形になっているので、各アーティストのファンの方のD’ERLANGERの入り口として聞いてみてはどうでしょうか?

 

以上、『V.A.:D’ERLANGER TRIBUTE ALBUM 〜Stairway to Heaven〜 ~心からのリスペクト~』という記録でした。

D’ERLANGER TRIBUTE ALBUM 関連記録

2007/3/14 release 3rd Album
D’ERLANGER:LAZZARO ~あるべき場所に戻ってきた十字架~

2019/5/22 release 9th Album
D’ERLANGER:roneve ~過去があるからこそできる初期衝動~

2019/5/3 release 4th Album
hyde:anti ~世界を震撼させる準備が今できた~

2019/4/3 release 両A面 Single
DEZERT:血液がない! / Call of Rescue ~それでも僕は今を生きていく~

2017/8/23 release Self Cover Album
Justy-Nasty:Reprises ~現在のバンドでの再構築~

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