Cyhra:No Halos in Hell ~その場所が歓迎されるものでなくても~

Cyhra:No Halos in Hell洋楽レビュー
洋楽レビュー

Cyhra (サイラ) 2枚目のアルバム「No Halos in Hell」。

高いクオリティであった1枚目のアルバム「Letters To Myself」から約2年ぶりとなるアルバムも、期待通りのクオリティの高いアルバムとなっています。

このアルバムをリリースするまでにベーシストのピーター・イワースの脱退はありましたが、バンドの活動が止まることはありませんでした。

カッコいいモダンメタルを聞くためには、必ず抑えておきたいアルバムです。

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No Halos in Hell 収録曲概要

「No Halos in Hell」の収録曲は以下の通りです。

  1. Out of My Life
  2. No Halos In Hell
  3. Battle From Within
  4. I Am the One
  5. Bye Bye Forever
  6. Dreams Gone Wrong
  7. Lost In Time
  8. Kings Tonight
  9. I Had Your Back
  10. Blood Brothers
  11. Hit Me
  12. Man of Eternal Rain
  13. Kings and Queens
  14. Lies
  15. Lost In Time (Full Band)
  16. Dreams Gone Wrong (Acoustic)
  17. Kings Tonight (Acoustic)
  18. I Am the One (Acoustic)

曲数が18曲と多いですが、13曲目以降はボーナス・トラックです。本編は12曲目の「Man of Eternal Rain」でアルバムがしっかりと完結しています。

18曲で1枚とアルバムと考えるよりも、ボーナス・トラックはおまけと考えた方が、より楽しめるアルバムになると思います。むしろない方がよかったかも…。

クオリティが高いからこその、ムダなものはいらないという贅沢な悩みですね。

Out of My Life

オープニング曲でありリードトラック「Out of My Life」。(1曲目)

前作を気に入っている人であれば、よしっ! きた〜! と思える曲です。モダンメタルとして、歌に演奏もカッコいい要素が多く含まれています。

他のバンドであればデスボイスを入れてしまうのでしょうけれど、クリーンボイスのみというのが、サイラのバンドとしての特徴を大きくしていますよ。

余計なことをしないのが、カッコいい曲に仕上がっています。「Out of My Life = 心が離れた」と歌っていますが、バンドの未来が見えてきそうな曲です。

Battle From Within

私を忘れないでと歌った「Battle From Within」。(3曲目)

戦いの中で失われてしまうもの、失われていく人々がいる。傷は癒やされないけれど、私のために歌を歌って欲しい。私は歌うよという切ない曲です。

望んで戦いをする人なんて少ないですから、失われるものや人々の多さに、より切なさが増しています。切ないからこそ、引かれるものがありますね。

戦うのはその人の勝手だけど、失うものも大きいんだ。そのことも私のことも含めて忘れないで欲しいといっているような気がしました。

I Am the One

私は1人だという曲名が特徴的な「I Am the One」。(4曲目)

人は最後は1人ですから、「I Am the One」と自分に言い聞かせているような曲です。歌詞はとても短いのですが、メッセージは強い歌詞になっています。

自分の思い通りに行かないことは多いけれど、自分に誇りを持ち、自分を忘れててはいけない。でなければ人を憎んでしまうからと、言っている気がしました。

ライブでメインになる曲ではないですけれど、ライブ映えをしそうな曲です。

Dreams Gone Wrong

失ってしまう切ない夢を歌った「Dreams Gone Wrong」。(6曲目)

夢というと楽しいことを想像してしまいますけれど、夢でさえも大切なものを失っていくという、切ない曲です。間奏の明るい音使いが、より切なく感じます。

切なさを表現するのに暗い音を出さなくても、切なくはできるんだという、参考になるというバンドマンは多いのではないでしょうか?

失っていくものは多くても、それでいいのか? と問いかけているような気もしました。すごく切ないのですけれど、切ないからこそ気になってしまう曲です。

Hit Me

切ない曲が多い中で攻撃的な曲の「Hit Me」。(11曲目)

誰かを奮起させるためでなく自分を奮起させるための曲は、恐れる前に先に進め! と強い背中を押してくれる曲です。最後の決断は自分自身ですから…。

1度聞いてグサッとくる曲ではないのですが、何回も聞いているうちにチクッとしはじめるスルメ曲です。繰り返して聞いてみることをオススメします。

演奏もカッコいいので、楽器を人は気に入る人が多いと思いますよ。

あとがき

2枚目のアルバムも、クオリティが高いです。もう元Amaranthe、In Flamesという肩書がなくても、サイラとしてだけで楽しめるのは間違いありません。

サイラが繰り出す切ないメロディーとカッコいいモダンメタルの音は、日本で大きく支持される要素を持っています。音を聞けば気にいる人は多いはずです。

特に切なさは、サイラならではの特筆と言っても大げさではありません。

2枚のアルバムでオリジナルの曲だけで十分勝負ができますし、このアルバムでの来日公演を期待したいですね。きっと大きな輪が広がって行きますよ。

しっかりと聞けるモダンメタル。サイラは強くオススメができるバンドです。

 

以上、『Cyhra:No Halos in Hell ~その場所が歓迎されるものでなくても~』でした。


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