Creed:Weathered ~いつか癒やせられる時が訪れますように~

Creed:Weathered洋楽レビュー
洋楽レビュー

Creed (クリード) 3枚目のアルバム「Weathered」。

大ヒットをした前作「Human Clay」から約2年3カ月ぶりのアルバムで、ベースのブライアン・マーシャルが抜けた状態でリリースがされました。

このアルバムのリリースして1度目の解散をしますので、ラスト・アルバムになりかけたアルバムです。曲のバリエーションが多いアルバムでもあります。

リリースから時間はたっていますが、今聞いてもカッコいいロックアルバムです。クリードのアルバムの中でも、充実度はかなり高いですよ。

Weathered 収録曲概要

「Weathered」の収録曲は以下の通りです。

  1. Bullets
  2. Freedom Fighter
  3. Who’s Got My Back?
  4. Signs
  5. One Last Breath
  6. My Sacrifice
  7. Stand Here With Me
  8. Weathered
  9. Hide
  10. Don’t Stop Dancing
  11. Lullaby

曲名が長くなく分かりやすい言葉であるのは、このアルバムでも変わらずです。曲名のわかりやすさは、クリードの全作品を通しての共通といえます。

3曲目の「Who’s Got My Back? 」だけ8分25秒と長尺になっていますが、4分を切ったり、4分台前半のコンパクトな曲がそろっているアルバムです。

時間だけではないですけれど、クリードで1番聞きやすいアルバムといえます。

Bullets

オープニング曲「Bullets」。(1曲目)

徐々に温めて急に始まる激しいロック曲です。クリードの中でも激しさではトップクラスの曲になっています。「Look at me = 私を見て」が心に刺さります。

曲は文句なしにカッコいいのですが、MVを見ると少し??? になるんです。リリースした時代だからこそですが、なんでゲーム風なの? という感じですよ。

??? なんですが、逆に面白いので1度はMVを見てみることをオススメします。

Who’s Got My Back?

8分25秒とこのアルバムだけでなく、クリードの曲の中で1番長尺の「Who’s Got My Back?」。(3曲目)

長尺であるだけでなく、曲の始まりが少し不思議な曲です。長い曲であるのに、最後まで聞きいってしまう曲でもあります。情景が浮かぶからでしょうか。

What is the truth now?
Who’s Got My Back?

「今、真実とはなに? だれが俺の背中を持っているんだ? 」。この部分だけの歌詞を見ると? ですが、「Bullets」にもつながっています。

特に、不思議なMVで翼が生えていること。もぎ取られてしまったんだとなるんです。アルバムの中でつながりがあるというのは、聞いていて興味深いですよ。

One Last Breath

最後に私を抱きしめてと切ない曲の「One Last Breath」。(5曲目)

最後となるのは息絶えてしまうから…。「One Last Breath = 最後の呼吸」というのは、寂しさを感じてしまいます。

Hold me now
I’m six feet the edge and I’m thinking

「私を抱きしめて。私は端から6フィートのところにいる」。1フィートは0.3048mですので、1m80cmぐらい。目の前のすぐそこにいるんです。

「One Last Breath = 最後の呼吸」が聞こえるぐらいそばに…。続くのが「I’m looking down now that it’s over = 終わった今見下ろしている」です。

曲を聞いていても切ない曲ですが、歌詞を見ているとより切なく感じます。

My Sacrifice

私の犠牲と印象的な曲名の「My Sacrifice」。(6曲目)

切なくて、クリードっぽい曲名ですね。アルバムからのファースト・シングルでしたので、リリース当時よくMVを目にしたり、聞くことが多かった曲でした。

意図してだと思いますが、大ヒット曲「Higher」の雰囲気を持っている曲です。歌詞にも共通点があり、アンサーソングのようにも感じます。

難しい言葉を歌詞に使っていないからこそ、聞く人によっていろいろな解釈ができるであろう曲です。歌詞に注目して聞いてみることオススメします。

MVを見ると、よりいろいろな解釈のできそうな曲ですよ。

曲に関係ないところでいえばPRSユーザーとして、ギターが濡れまくっているのが衝撃でした。撮影用のギターなんでしょうけれど、大きな犠牲だなと…。

Don’t Stop Dancing

ミディアムテンポのロックナンバー「Don’t Stop Dancing」。(10曲目)

「Don’t Stop Dancing = ダンスを止めない」。曲名からくるイメージと、曲を聞いてからではイメージが変わる曲だと思います。希望を感じさせる曲です。

Children don’t stop dancing
Believe you can fly

「子どもたちはダンスを止めない。飛べると信じて」。子どもがもっと高く、前に進もうとしているのに、大人が下を向いているわけにはいきません。

女性のコーラスが曲に花を添えるとともに、歌詞の思いが強くなります。

Lullaby

マーク・トレモンティのアコギと、スコット・スタップの歌だけとシンプルな「Lullaby」。(11曲目)

「Lullaby = 子守唄」の曲名通り、とても優しい歌です。クリードの曲の中で、1番に優しく、包み込んでくれるような曲になっています。

Just give love to all
Let’s give love to all

「全てに愛を与える。全てに愛を与えましょう」。男ならではの優しさです。スコット・スタップは、こういう優しい歌も歌えるんです。優しくいい歌ですね。

弾き語りで歌う人が英語の曲を歌うのであれば、オススメしたい曲です。すごくシンプルな曲ですけれど、優しさがこもった曲は心を動かしてくれます。

あとがき

あらためて聞いて見ても、クリードの中で1番オススメしたいアルバムです。1番聞きやすいアルバムであり、収録されている曲の粒がそろっています。

聞いていると、この曲もいい! この曲もいい! これもいいじゃん! と聞いていて感じてしまいます。MVには古さは感じますが、音は新鮮なままですよ。

スコット・スタップの歌もバンドの演奏もカッコいいです。日本ではあまりヒットしなかったクリードですが、再確認して聞いていいアルバムと言えます。

こういうサウンドを聞かせてくれるバンドは今少なくなっていますので、聞いて懐かしさを感じるとともに、狙い目のポジションだと思いますよ。

楽器やバンドをしている人には、特に聞いてみることをオススメします。

 

以上、『Creed:Weathered ~いつか癒やさられる時が訪れますように~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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