Creed:My Own Prison ~自分の罪を見つめ直したからこそ~

Creed:My Own Prison洋楽レビュー
洋楽レビュー

Creed (クリード) 1枚目のアルバム「My Own Prison」。

1997年にリリースされました。現在はボーカルのスコット・スタップはソロ、楽器隊のメンバーはALTER BRIDGEとして活躍中です。

最初にCreedとしての活動が合ったからこその今の活動ですので、この22年前のデビューアルバムも聞いてみると、より楽しめるのではないでしょうか。

アルバム・タイトルからして暗いですけれど、深みにハマれるアルバムです。

My Own Prison 収録曲概要

「My Own Prison」の収録曲は以下の通りです。

  1. Torn
  2. Ode
  3. My Own Prison
  4. Pity For a Dime
  5. In America
  6. Illusion
  7. Unforgiven
  8. Sister
  9. What’s This Life For
  10. One

Creedの曲名がシンプルであるのは、1枚目のアルバムから変わらずです。シンプルであるからこそ、逆にいろいろと想像ができる曲名になっています。

シンプルであるだけでなく、難しい単語も使われていないのもポイントです。

Torn

アルバムのオープニング曲「Torn」。(1曲目)

重く溜めがある曲は、徐々に深みにハマっていくCreedならではの曲です。1回、2回聞いただけでは、良さがうまく伝わってこないんですよね。

Creedの曲は共通して、初期インパクトよりも聞いていくうちにインパクトが増えていく感じなんです。日本で微妙だったのは、この点もあるかもしれません。

日本のチャート上位は、良くも悪くも1回聞いて印象が残る曲が多いです。

この曲は平和である世の中に敗れ、自分の罪を認めながら自分自身を変わらずに続けていくという、闇の中に入っていきそうな暗い感じがします。

曲も6分23秒と長く暗く重い曲であるのに、必要以上にローが強調されていないサウンドも特徴です。

My Own Prison

アルバム・タイトル曲「My Own Prison」。(3曲目)

歌詞を見ていると、アルバム・ジャケットの情景が思い浮かぶという人が多いのではないでしょうか? 刑務所に入るというのは重いことですが、暗い曲です。

この暗い曲が1枚目のアルバムタイトル曲でもあり、1枚目のシングルというのも、今考えても興味深い感じがします。罪によって死にに行く曲ですから…。

この曲が気になってしまうのは心が少し病んでいる。もしくは何の問題もなくて状況と意味が理解できないからこそ、気になってしまうのかもしれませんね。

Unforgiven

全てが無になることで純粋になれたと歌った「Unforgiven」。(7曲目)

このアルバムの中でギターの歪みも多くて激しい曲ですが、短い歌詞がとても切ない曲です。世界に許されるために、自分も燃えるとなっているからです。

自分自身も燃えるということは、すなわち死ですよね。歌詞を気にしないで聞いていた頃は、激しくていいね〜と思っていましたが、印象が変わった曲です。

自分はこの曲があったからこそ、Creedに引っかかりました。アルバムのメインになる曲ではないですけれど、きっかけの曲になった人も多い気がします。

スルメ曲の多いCreedですが、聞けば聞くほどに面白い曲です。

What’s This Life For

自分の人生は何のためなのかと歌った「What’s This Life For」。(9曲目)

終わりが近づいているからこそ、自分の人生は何のためかと考えてしまうという、暗い曲です。であるのに、曲はこのアルバムの中ではポップなんです。

先が短いからこそ見えてくるものある、逆に明るくなるしかなかった。祈っていた王がいないと分かったからこそ、開き直るしかなかったのかもですね。

誰かのために生きるのではなく、自分のために生きればよかったんだと…。いろいろな解釈ができる部分があるのが、Creedが気になる部分かもしれません。

だからこそ、英語が母国語であるアメリカでバカ売れをしたのかも? と、久しぶりにしっかりとこのアルバムを聞いていて感じました。興味深い曲です。

あとがき

このアルバムを聞いて感じるのは、暗くて重いです。であるのに、またこの世界観を聞いてみたいという、不思議な魅力も感じるアルバムです。

この暗い内容のアルバムが600万枚以上セールスをしているというのも、アルバムの持つ世界観にハマってしまった人が多いからといえますね。

1回、2回聞いただけでは、あまり良さが分からないと思います。耳障りが悪いロックアルバムではありませんから、繰り返して聞くことをオススメしますよ。

繰り返して聞いていると、いつの間にかこの暗い世界観にハマってしまう可能性は高いです。

 

以上、『Creed:My Own Prison ~自分の罪を見つめ直したからこそ~』でした。


『Creed』をApple Musicで

Creed 関連記事

1997/8/26 release 1st Album
Creed:My Own Prison ~自分の罪を見つめ直したからこそ~ ←今ココ

1999/9/28 release 2nd Album
Creed:Human Clay ~探している平和は誰もが心に持っている~

2001/11/20 release 3rd Album
Creed:Weathered ~いつか癒やさせられる時が訪れますように~

2009/10/27 release 4th Album
Creed:Full Circle ~再集結が完全なる形になるために~

2004/8/10 release 1st Album
ALTER BRIDGE:One Day Remains ~いつまでも心に残り続ける~

2019/10/18 release 6th Album
ALTER BRIDGE:Walk the Sky ~道は自らで切り開いていくもの~

2005/11/22 release 1st Album
Scott Stapp:The Great Divide ~分かれることで見えてきたもの~

2013/11/5 release 2nd Album
Scott Stapp:Proof of Life ~人生の証明は今を生き続けること~

2019/7/19 release 3rd Album
Scott Stapp:The Space Between the Shadows ~こんな俺どうだい?~

2015/6/9 release 2nd Album
Tremonti:Cauterize ~全てはここで何度でも焼灼される~

The following two tabs change content below.

JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

コメント