Children of Bodom:Hate Crew Deathroll ~最後まで立ち止まらずに戦う~

Children of Bodom:Hate Crew Deathroll洋楽レビュー
洋楽レビュー

Children of Bodom (チルドレン・オブ・ボドム) 4枚目のアルバム「Hate Crew Deathroll」。

前作「Follow the Reaper」から約2年2カ月。バンドの最高傑作と言って過言でない内容。聞けば熱くなることは間違い無しのアルバムです。

「Follow the Reaper」と合わせて、確実に聞いて押さえておきたい1枚。むしろCOBを聞くのに、これを聞かずしてどうする? という内容ですよ。

Hate Crew Deathroll 収録曲概要

「Hate Crew Deathroll」収録曲は以下の通り。

  1. Needled 24/7
  2. Sixpounder
  3. Chokehold (Cocked ‘n’ Loaded)
  4. Bodom Beach Terror
  5. Angels Don’t Kill
  6. Triple Corpse Hammerblow
  7. You’re Better Off Dead
  8. Lil’ Bloodred Ridin’ Hood
  9. Hate Crew Deathroll
  10. Somebody Put Something in My Drink (Ramones cover)
  11. Silent Scream (Slayer cover)
  12. Needled 24/7 (Live in London 2008))

9曲目までが本編、10曲目以降はボーナス・トラック。CDのリリース時とはカバーの曲順が入れ替わり、ライブバージョンが追加されています。

きっと何か理由があるんだと思いますが、順番が変わるって面白いですね。と同時に、全体を聞いた印象が大きく変わっています。

ボーナス・トラックと本編がしっかりと分かれました。どちらがいいかは人によって変わってくるかと思いますが、楽しめる要素がたっぷりの1枚です。

Needled 24/7

バンドの代表曲の1つ「Needled 24/7」。(1曲目)

心を奪われてしまうイントロ。大好きな曲で、いつ設定したか覚えてないぐらい前から、着信音にしています。聞くと電話がかかってきたと思っちゃう…。

Death?
What do you know about death…?

「死? 死について何を知っているの? 」。最後に語りで、24時間年中変わらない痛み。苦痛を感じているからの感情。感覚がおかしくなっているのでしょう。

曲名にテーマ、演奏まで、聞けばしびれますし、突き刺されてしまう感覚にきっとなりますよ。継続バンドでも、この曲は演り続けてほしいですね。

Sixpounder

負けない意志の強さと、バンドらしさが共存した「Sixpounder」。(2曲目)

テンポの動きが多く、正確過ぎる機械や、意識が通じ合っていないバンドでは到底成立しない曲。聞けば聞くほどに、味が出てきます。

I refuse to be brought down by you

「あなたに倒されることを拒否する」。”負けない”ではない、興味深い表現。だからこそ、意志の強い言葉になるのでしょう。

原曲を知っていれば問題なくても、譜面だけ見て初見で弾くには、相当難しいでしょうね。それでも複雑になりすぎずに聞けるのも、この曲のポイントです。

Triple Corpse Hammerblow

おそらく楽器を弾く人ほど楽しめる「Triple Corpse Hammerblow」。(6曲目)

タイトルにも含まれている、”3″の部分が多く出てくる曲。言葉の復唱、3連符であったり、聞くだけよりも演奏もコピーすることで面白みが増していきます。

聞いてカッコいいだけでなく、シングルやリード曲でなくても、思わず弾きたくなるのもCOBの強みかなと。思っている以上に、興味深く面白い曲ですよ。

Don’t push me…
Don’t push me…
Don’t push me!

「押すな…。押すな…。押さないで!」。同じ言葉ですけれど、1つずつで感情が変わっていく表現であるのが、聞けば分かる部分。

COBの中でシンプルな部類の曲ですが、深みはどこまでも続いていきそうです。

Hate Crew Deathroll

アルバム・タイトル曲「Hate Crew Deathroll」。(9曲目)

怒りであり、意志の強さを感じる曲。毎回もれずにアルバムにタイトル曲を入れてくるCOBですが、本編のラストにあるのはこれだけ。

曲の持つ勢いも含めて、特別なものを感じます。音数も多く、バンドの音がバチバチとぶつかっているのですが、ちゃんとクリアに聞こえるのもポイント!

We’re the Hate Crew, we stand and we won’t fall…

「俺たちはヘイトクルー。立ち上がることをやめない…」。気を抜いたら折れてしまいそうだからこそ、負けないという意志なのでしょう。

あなたとは言っているけれど、おそらく自分に対しての言葉。曲名ば自分たちに”Deathroll”と追加されるのに、皮肉めいたものを感じます。

10枚のアルバム・タイトル曲で、一番勢いとインパクト! テンポが速いのに加えて動きが忙しく、コピーの難易度が高い曲。いきなり弾くと、指がつります…。

Silent Scream

Slayer のカバー「Silent Scream」。(11曲目)

原曲を知らない人が聞いたら、COBのオリジナルと疑わないであろうクオリティ。CDのリリース時は、完全に本編の一部になっていました。

配信では曲順が入れ替わったことで、ボーナス・トラックだったと分かる感じ。全く同じ曲であっても順番で、感覚が大きく異なることを感じさせてくれます。

カバー曲はアルバムの恒例ですが、他のメンバーが楽しんでいる感じではなく、この曲はガチなプレイ。オリジナルよりもいい! と思う人は多そうです。

あとがき

個人的にここからオンタイム。間違いなくCOBで一番回数を聴いていて、コピーもしたアルバム。入るタイミングとしてベストだったかもしれません。

思い入れがあるという加点を抜いたとしても、本当にカッコいいアルバム。誰にでもオススメできますが、特にギターを好きな人には聞いてほしいですね。

テンポの速い曲が多いからではない、全体を通して勢いのある1枚です。

 

以上、『Children of Bodom:Hate Crew Deathroll ~最後まで立ち止まらずに戦う~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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