【縛りなしWiFi】
縛りなしWiFi縛りなしWiFi

Children of Bodom:Blooddrunk ~あなたの血を全て俺によこせ~

Children of Bodom:Blooddrunk洋楽レビュー
洋楽レビュー

Children of Bodom (チルドレン・オブ・ボドム) 6枚目のアルバム「Blooddrunk」。

前作「Are You Dead Yet?」から2年7カ月。鍵盤の重要素が戻り、ジャケットのイメージ通りのスラッシュメタルが主になった1枚。

単純に曲の速さだけでなく、差し迫る勢いが感じられる内容です。

Blooddrunk 収録曲概要

「Blooddrunk」収録曲は以下の通り。

  1. Hellhounds on My Trail
  2. Blooddrunk
  3. LoBodomy
  4. One Day You Will Cry
  5. Smile Pretty for the Devil
  6. Tie My Rope
  7. Done with Everything, Die for Nothing
  8. Banned from Heaven
  9. Roadkill Morning
  10. Ghost Riders in the Sky (Stan Jones cover)
  11. Aces High (Iron Maiden cover)

9曲目までが本編で、以降は恒例のカバー。CDの際も日本盤とその他の地域ではボーナス・トラックが異なりましたが、配信でも変更になっています。

アルバムの本質としては変わりませんが、面白い趣向。本編と大きく異なるので、ボーナス・トラックと知らない人が聞いても気付くのではないでしょうか。

シリアスな部分だけでなく、バンドの楽しみも含まれる内容。ボーナス・トラックは基本邪魔派ですが、面白く感じてしまうのは理由があるからでしょう。

Hellhounds on My Trail

Apple Music Movie IconHellhounds on My Trail
フルMVをApple Musicで観る

自我が破壊されていく「Hellhounds on My Trail」。(1曲目)

歌の始まりからして、すごい言葉。狂っていく様は、アルバムの始まりとしてのインパクトと同時に「Blooddrunk」の世界に引きずり込ませます。

No feelings – you destroy me H-A-T-E

「感情なんてなく、あなたを破壊する。ヘイト」。理由もなくだたそこにいるものを破壊する。まさに狂気です。壊れてしまうのは、誰も信じられないから…。

狂気的な感情となるには理由があるからと考えると、寂しさも伴う曲です。

Blooddrunk

Apple Music Movie IconBlooddrunk
フルMVをApple Musicで観る

アルバム・タイトル曲「Blooddrunk」。(2曲目)

狂気となった自分を表現する歌。血に飢えた姿を見れば、誰から見ても恐怖の存在になるのも必然。自身が狂っていると思っていないからこその怖さです。

Ready for another drink, can you wait?

「飲み物の準備はできた。あなたは待てるのか?」。コーヒーやジュースではなく、人を殺すことによって最期の1滴までむさぼり飲む生き血。

デスボイスが狂っていることを正当化しているようで、怖さがあります。聞くだけでなく、歌詞を見ることで恐怖感が多きく増大する曲です。

LoBodomy

変わったタイトルの「LoBodomy」。(3曲目)

アルバム恒例ボトム湖での変形だと思いますが、キンバリー・ゴスと共作の歌詞。Sinergyでも一緒に組んでいましたし、アレキシの元奥さん。

完全に離婚後であるのに、一緒に作業するのが興味深い。と同時に、アルバムのその他の歌詞とは雰囲気が少し異なるのも特徴です。

Now then, would you all just let me go

「さて、俺を行かせてくれ」。どこに行くのかは、聞き手に任せるのも面白いポイント。想像するに、俺に構わないでくれ! というのが、強いかもです。

Smile Pretty for the Devil

Apple Music Movie IconSmile Pretty for the Devil
フルMVをApple Musicで観る

その笑顔には恐ろしさを感じる「Smile Pretty for the Devil」。(5曲目)

リフや、構成からしてCOB節のある曲。既存のファンであるほど、これこれ〜という感覚を得られるのではないでしょうか。

When you smile pretty for the devil

「悪魔に向けてにこやかに笑う時」。素直な笑顔なんかではなく、蓄積した怒りがあるからこその、含みのあるもの。怖さしかない表情。

作り笑いそのものであり、場を取り次ぐだけじゃない先を悲劇を想像させます。

Roadkill Morning

意図していな死「Roadkill Morning」。(9曲目)

アルバムの中で最もスラッシュ・メタルしている曲。最期にこれを持ってくるか! という驚きがあります。速さの激しさの中に寂しさがあるのも特徴です。

Say goodbye, I’m dead

「さよならを言って俺は死んでいる」。車が動物と衝突して殺してしまうことを指す「ロードキル」。そこに見立ているのでしょうけれど、意図しない死に方。

まったく爽やかな朝とは言えないですし、実際は思ってもみなかった死であるからこそ、言葉を残さずに逝ってしまう嘆きを表現しているようです。

痛みのテンションが高いまま終了するのも特徴。また、ウォーミングアップせずにコピーしてギターを弾くと、十中八九手がつるのは免れられません。

あとがき

速さと激しさに加えて、狂気的な雰囲気が漂う歌詞。アレキシも吐き捨てるかのような歌い方をしているので、前作を大きく変えた内容の1枚。

4枚目「Hate Crew Deathroll」がバンドのベストと思っているのもあり、オンタイムで聞いていた時はそれほど衝撃を感じなかったアルバム。

だったんですが、今回あらためて聞いていたら、すごくカッコいいなと。まだ音が主体で聞いていた時期と、歌詞も含めてとなったのが、大きな違いかも…。

狂気的な歌詞には気付いていなかったですから、”かも”ではなく、間違いなくそうなのでしょう。聞くタイミングで感覚が変わってくる。音楽の面白さです。

また、我慢することが多い現在状況だからこそ、狂気な思いが心に刺さるのかもですね。音だけでもちろん楽しめますが、歌詞も注目するのをオススメします。

 

以上、『Children of Bodom:Blooddrunk ~あなたの血を全て俺によこせ~』でした。


Amazon【Children of Bodom】関連商品

Children of Bodom 関連記事

1997/2/26 release 1st Album
Children of Bodom:Something Wild ~この手に全てを差し出せ! ~

1999/5/4 release 2nd Album
Children of Bodom:Hatebreeder ~憎しみだけが増えていく~

2000/10/30 release 3rd Album
Children of Bodom:Follow the Reaper ~そろそろ逝きましょうか? ~

2003/1/6 release 4th Album
Children of Bodom:Hate Crew Deathroll ~最後まで立ち止まらずに戦う~

2005/9/14 release 5th Album
Children of Bodom:Are You Dead Yet? ~本当の生と死とは? ~

2008/4/7 release 6th Album
Children of Bodom:Blooddrunk ~あなたの血を全て俺によこせ~ ←今ココ

2011/3/8 release 7th Album
Children of Bodom:Relentless, Reckless Forever ~止まることはない~

2019/3/8 release 10th Album
Children of Bodom:Hexed ~過去形ではなく未来を予測していた~

2021/4/23 release 1st Single
Bodom After Midnight:Paint the Sky with Blood ~赤く塗りつぶせ~

The following two tabs change content below.

コメント