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センチミリメンタル:とって ~どちらにも当てはまりますように~

センチミリメンタル:とって邦楽レビュー
邦楽レビュー

センチミリメンタル 配信シングル「とって」。

前作「青春の演舞 / nag」から4カ月半。僕にとって特別な君に向けた、素直な心を解き放ったラブソング。

通常であればハッピーになるところですが、捉え方によってそれだけに収まらない切なさがあり、そこがなんとも興味深く耳に残る歌です。

とって 収録曲概要

「とって」。言葉の響きとしてはよく使われることですが、◯◯を取ってや、持ち手の取っ手ではありません。曲を聞くと分かるのですが、なるほどです。

君と僕にに対しての”とって”。ひらがなであるのも納得してしまいます。温詞は独特な表現が多いですが、これはまず他アーティストではない形かも…。

描かれる目線的に、男性の方が恐らく突き刺さる歌になっています。

とって

君と僕に「とって」。

恥ずかしがることをせず、君に対しての純粋な駆け引きのない思い。君が僕と同じ思いであり、存在あって欲しいというのは、愛するゆえの願望なのかも…。

君と僕のどちらにもの”とって”。特別な関係であることが伺えます。

君らしく生きていてね
転んだら起こしてあげるから

演技や気を使うのではなく、素直なままの君らしく。少しでも困った時に助けてあげるからというのは、ずっと一緒に、かつ見守りたい存在ゆえでしょう。

また、ちょっと引っかかる部分。これは曲の最後の復唱にもつながります。

奇跡だとか 運命だとか
そんなのどちらでもよくて

君と僕の出会いとつながりに、根拠なんていらない。同じ時と場所に、2人が存在しているのであればいい。これも素直な思いではないでしょうか。

実際に特別な関係って、ひょんなことから生まれたりもしますし…。

ちゃんと僕がずっと君の手を強く強く握って離さないと
誓うから

誓うよだったらすんなりそのままですが、”誓うから”。MVラストにも見える部分ですが、気持ちとはうらはらに一緒にいられなくなった様にも思えます。

受け取り方次第ですが、僕は何かしらで違う世界の住人になってしまった。もう触れることはできないけれど、空からずっと見守っているよとも受け取れます。

これは温詞の声質的に切ない要素が足されるのも要因だと思いますが、何が正解というのはなく、いろいろな受け取り方ができるというのが興味深い所です。

あとがき

センチミリメンタルは温詞のソロ・プロジェクト。一人でなんでもできてしまうからこそ、通常は打ち込み的な要素がもっと増えてもおかしくありません。

ですが「とって」を聞いていても感じるように、その音はバンドそのもの。繰り返し部分であっても、演奏が同じではなく別のパターンなっていたりします。

全体的かつ、客観的にも判断できるからでしょうけれど、これもセンチミリメンタルの面白い部分。曲をそのままでなく、分割して聞くとなるほどなです。

単純に聞くだけでなく、曲を作ったり、楽器を弾く人こそセンチミリメンタルはより楽しめるのではないでしょうか。

温かさのあるラブソングであるのに、切なさが残る歌。興味深い曲です。

 

以上、『センチミリメンタル:とって ~どちらにも当てはまりますように~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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