センチミリメンタル 2枚目のシングル「僕らだけの主題歌」。
前作「キヅアト」から1年。満を持してという中でのリリース。
悲しげな歌声と思いなのに、耳の中にすっと入ってくる2曲。中毒性があります。
僕らだけの主題歌 収録曲概要
「僕らだけの主題歌」収録曲は以下の通り。
- 僕らだけの主題歌
- 対落
- 僕らだけの主題歌 -Instrumental-
- 対落 -Instrumental-
キヅアトと同じく「ギヴン」の曲。今回はバンド ギヴンのミニ・アルバム「gift」も同時リリース。どちらも全てが温詞により制作された楽曲。
世界観が統一されている中でのボーカルの違いが興味深く、どちらも聞き逃がせません。順番はどちらでも構いませんので、両方聞くことをオススメします。
僕らだけの主題歌
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「映画 ギヴン」主題歌「僕らだけの主題歌」。(1曲目)
「もう戻れないね」で始まる切なさ。もう1度ラストパートで出てきますが、同じ言葉でも意味合いが異なって聞こえます。自分に言い聞かせるかのよう。
何回も歌うよ 大事な思いを
僕らだけの 主題歌にして
もう同じ時間を一緒に過ごすことはないかもしれない。それでも歌にすることで、思いはずっと残る。 アニメでギヴンが歌った「冬のはなし」と同様。
“僕ら”となっていますから、映画ではさらに進んだ話しになるのでしょう。単に歌ではなく、主題歌としたのも大きなポイントになる気がしました。
ギヴンがバンドだからだけでない、音のつながり。複数の人が入るのではなく、主要となる音楽を温詞が全てをというのが功を奏しているのでしょうね。
アニメと見ていた時も言葉にできない思いと感情が見られましたが、映画でも同様に…。きっとそれ以上のものを見せてくれそうです。映画が気になります。
未来への希望でなく、思い出の僕らの主題歌。寂しいけれどいいですね。
対落
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悲しいけれど、喜びでもある「対落」。(2曲目)
周りから見えることと、2人の思いの違い。「なんで一緒にいるんだろう?」 と思う組み合わせをたまに見ることがありますが、まさにこれでないかと。
それをだれかがかなしみと よんでも
ぼくはあなたとあしたもいたいの
周りの人は1つの面だけで全てを見ていないからこそ思うことですが、理解ができるのは2人だけの特別なこと。誰に何を言われたっていいという感情。
他人にどう思われたとしても、2人が幸せであればいい。それでも「対落 = 対になって落ちる」というのは、どうしても寂しく感じてしまいます。
完全なハッピーではない幸せ。自分には知り得ない世界だからこそ、興味を引かれました。それにしても歌声が寂しい…。
あとがき
バンドの世界だけでなく、同性愛についても描いたアニメの「ギヴン」。通常の男女の恋愛にはない苦悩と喜びに、興味を引く内容でした。
完全に理解はできませんが、こういう恋の仕方もあるのかなと…。
バンドが物語のの中心になるからこそ音が重要となる中、温詞の作る楽曲はぴったりというか、きっとこの人しか表現ができなかったのでしょうね。
また映画の公開で、続きがあるとしてもおそらくギヴンは一段落。センチミリメンタルとしても、次のステージに進んでくるのは想像に難しくありません。
バンド形態の音であっても、センチミリメンタルは温詞のソロ・プロジェクト。通常のバンドにはない苦労もあるでしょうが、次の音が楽しみですね。
以上、『センチミリメンタル:僕らだけの主題歌 ~思いはここに残していくから…~』でした。
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