Camila Cabello (カミラ・カベロ) 1枚目のアルバム「Camila」。
Fifth Harmony (フィフス・ハーモニー)で活動していた彼女がグループを脱退して、活動の場がソロとなってからの初のアルバムです。
ポップスが好きな方はもちろん、ポップスをあまり聞かないような人でもきっと楽しめる内容になっています。ラブソングでも甘ったるくないからです。
男性には特にインパクトのあるジャケットですが、内容もジャケットのインパクトに負けません。ソロになって、より色濃くなったカミラ・カベロが聞けます。
Camila 収録曲概要
「Camila」の収録曲は以下の通りです。
- Never Be the Same
- All These Years
- She Loves Control
- Havana (feat. Young Thug)
- Inside Out
- Consequences
- Real Friends
- Something’s Gotta Give
- In the Dark
- Into It
- Never Be the Same (Radio Edit)
11曲目のボーナス・トラックを入れても37分と、とてもコンパクトなアルバムです。時間は短くても、カミラ・カベロの世界観がしっかりと聞けますよ。
1枚目はセルフタイトルになるのはジャンルを問わずにソロ、バンドでも多いですが、フルのアーティストネームではなく、ワンワードであるのが面白いです。
ちょっとしたことですけれど印象に残りますし、独自感を感じられます。バンドだとなかなか難しいですが、2ワード以上のソロアーティストはありですね。
Never Be the Same
シングルとしてもリリースされた「Never Be the Same」。(1曲目)
アルバムのラストにRadio Editが収録されていますがが、トータル時間は同じです。聴き比べるとちゃんと、違いがあるのが面白く感じました。
オリジナルは歌が少し前にあり、Radio Editは演奏のアタックが強くなっています。ラジオでふと聞いている人に、曲が引っかかるようになのでしょうか?
「Never Be the Same = 同じにはならない」という曲名の曲で違いを見せるのに、面白さを感じました。確かに同じ曲で時間でも、異なって聞こえますね。
当たり前のように同じになると思っているけれど、思いはいつでも同じにはならないよと言っているような歌詞は、優しさを当然と思う人に聞いて欲しいです。
Havana (feat. Young Thug)
カミラ・カベロの故郷であるハバナへの愛を歌った「Havana (feat. Young Thug)」。(4曲目)
あなたがアトランタ東部に私を連れていっても、私の心の半分はハバナにあるんだよという、故郷への大きな愛を感じます。曲もラテンで面白いです。
親が転勤族だったので故郷というのに個人的には何も思い入れがありませんが、日本を離れて海外に行くことになったら日本への愛を思い出すのでしょうね。
大ヒットした曲だけあって、聞いた人を引きつける要素が多く詰まっている曲です。ヘッドホンで聞くとより細部が聞こえてくるので、オススメします。
Consequences
選択をすることは得るものだけでなく、失うこともあるんだと歌った「Consequences」。(6曲目)
あなたを愛することを選択して幸せをつかんだはずなのに、結果としてあなたを失ってしまった。それでもあなたを愛しているという、思い出の失恋ですね。
あなたとの愛はずっと忘れることはない、別れても強い愛を感じます。MVが歌詞とリンクをしているので、MVを見ることをオススメします。
2分58秒と短い曲なのですが、いろいろな思い出が詰まったバラード曲です。歌詞に目を向けなければさらっと聞けますが、歌詞を見ると切ない曲です。
切ないけれど別れてもなおあなたを愛しているというのは、ステキな恋ですね。
Something’s Gotta Give
カミラ・カベロの魅力の1つであるささやくように歌う「Something’s Gotta Give」。(8曲目)
ささやくように歌うと言葉がぼやけてしまう人が多いなか、カミラ・カベロの歌声はしっかりと言葉が耳に入ってきます。それでいて、嫌みがないです。
今の状況を変えるには何かを与えて、何かを壊していかなければいけないという、求めるだけでは何も得られることはないよと言っている気がします。
だからこそ、あなたが変わらなくても私は与える側になるという、いろいろな解釈ができる歌詞がとても面白い曲です。演奏もシンプルさが面白く感じました。
アルバムの曲の中で1曲を選ぶのであれば、この曲を自分は選びます。
Crying in the Club
本格的なソロ活動となる初のシングルとして発表されながら、アルバムには収録されなかった「Crying in the Club」。
この曲は収録されても良かった気がします。もっと日の目を見ていい曲ですね。
セールスが振るわなかったというのが1番の原因だと思いますけれど、海外ならではのドライな戦略だといえます。日本だとあまり例を見ない戦略ですよね。
クラブで泣かないでというのは、楽しむべきクラブで悲しい涙を見せないでと意味だと思いますが、彼なしでは生きていけないという心からの涙です。
ジャケットの涙が血の涙となっているのも、思いの強さが感じられます。もう1段サビで盛り上げられる感じなところを止めているという、興味深い曲です。
あとがき
フィフス・ハーモニーの活動で歌唱力が高いのは分かっていましたが、ソロになったことでより印象が強くなっています。おまけに超が付く美人さんです。
フィフス・ハーモニーの活動ペースが早いグループでしたけれど、ソロに活動の場を移しても変わらずのペースで楽しませてくれています。
まだ22歳の彼女。さらなる活動が期待できる女性ボーカリストです。来月には2枚目のアルバム「Romance」がリリースされるので、楽しみでなりません。
以上、『Camila Cabello:Camila ~今1人になった私だからこそ歌えた歌~』でした。
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JOE (ジョウ)
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