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BABYMETAL:METAL GALAXY ~大きな広がりは先へと続いていく~

BABYMETAL:METAL GALAXY邦楽レビュー
邦楽レビュー

BABYMETAL (ベビーメタル) 3枚目のアルバム「METAL GALAXY」。

2枚目「METAL RESISTANCE」から3年半ぶり。待望のという言葉がぴったり過ぎる状態で、リリースとなりました。

「GALAXY」とは銀河のことをいいますが、銀河のように大きく幅が広い曲が詰まった内容。これは1枚目とも、2枚目とも異なりますね。

過去を完全に消化したからこその、カッコいいアルバムです。

METAL GALAXY 収録曲概要

「METAL GALAXY」収録曲は以下の通り。

  1. FUTURE METAL
  2. DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)
  3. Elevator Girl
  4. Shanti Shanti Shanti
  5. Oh! MAJINAI (feat. Joakim Broden)
  6. Brand New Day (feat. Tim Henson and Scott LePage)
  7. ↑↓←→BBAB
  8. Night Night Burn!
  9. IN THE NAME OF
  10. Distortion (feat. Alissa White-Gluz)
  11. PA PA YA!! (feat. F.HERO)
  12. BxMxC
  13. Kagerou
  14. Starlight
  15. Shine
  16. Arkadia

日本盤と海外盤では内容が少し異なる形に。日本盤は2枚組、海外盤は「↑↓←→BBAB」「BxMxC」の2曲が含まれない1枚でのリリース。

また、海外盤は「Elevator Girl」がEnglish Versionでの収録という違いがあります。後出しで内容が変わることはありますが、最初からは珍しいかも…。

先行シングルでもフィーチャリングがありましたけれど、外部のアーティストと5曲のコラボが入っているのも、面白く感じるアルバムです。

DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)

B’zのギタリスト松本孝弘さんが参加した「DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)」。(2曲目)

フィーチャリングが今作には5曲収録がされていますが、その中でも日本で一番注目を集めたといっていいコラボ。

B’zとBABYMETALの共通点といったら頭文字のBしか思い浮かびませんから、どんな曲になるのか楽しみにしていた人が多いと思います。

ギター・ソロを聞くと松本さんを感じても、ディスコビートを想像した人は少ないですよね。予想とは違った攻め方だからこそ、楽しめます。

もう迷わない 誓いを両手に
輝け愛の DA DA Dancing Queen!

踊るのであればダンスでも中心に人物に。ディスコビートがメタルな形にあうのも、面白い! インパクトがあるので連発は無理でも、新たな軸にできるかも…。

松本さんの初期からのファンで、TM NETWORKのサポートギターをしていたのを分かっている人であれば、昔への回帰で懐かしい感じがしたかも…。

BABYMETALとしても今までなかったタイプで、とても面白い曲です。

Shanti Shanti Shanti

アルバムから先行配信がされていた「Shanti Shanti Shanti」。(4曲目)

インドのを感じされるメロディーと、「Shanti = 平和」がうまく融合していて、本来は重くなりそうなテーマが自然と耳に入ってきます。

果てしなく Free
限りなく Free

平和とは自由であること。誰に迷惑をかける形でなければいいんです。

このメロディーを聞いていて、怒ったり、争いを起こそうなんて思わないですよね。この曲が自然と聞けるように、平和は難しくないよといっているようです。

シタールとメタルはイメージが薄くても、相性がいいのかも? と感じました。

Night Night Burn!

日本盤のCDでは1枚目のラスト「Night Night Burn! 」。(8曲目)

言葉の使い方とリズムの使い方が面白い曲。夜を思いっきり楽しめ! という思いが、聞いていてとてもクセになってしまいます。

みなぎる情熱で舞い上がれ

踊るのも全力で、思いのままに。突き抜けるがより楽しさにつながります。

曲の構成としては少し懐かしいダンス・ポップなのですが、メタルアレンジになっているというのは、聞いていて面白く感じました。

今回のアルバムで一番ギターをコピーしたいなと思ったのは、この曲。いろいろな要素が入っていて演奏は忙しいですけれど、弾いたらきっと楽しいですよね。

BxMxC

日本盤ボーナス・トラック「BxMxC」。(12曲目)

なぜ海外盤には収録されないのだろう? と不思議に感じてしまう、聞いていてクセになってしまう曲。なぜか繰り返し聞いてしまう、妙な中毒性があります。

BxMxC… てきなメタルサイファー…

サイファーとは、複数人が即興でラップをすること。聞いて感じる通りですが、「BxMxC = BABYMETALラップ」。面白いサウンドです。

使っている音数も音階も少なくても淡々と繰り返す。次第に気になってしょうがなくなりますし、アルバムで一番面白みのある曲と言えるかも。

これを海外の方が聞く機会がないのは、かわいそう…。今までのBABYMETALにはなかったタイプで、特にライブでは楽しくなりそうです。

Kagerou

日本の美学を感じさせてくれる「Kagerou」。(13曲目)

歌詞が少し切なさを感じさせるのと、メロディーは日本ですよね。SU-METALの伸びやかな歌声と、華を添えるコーラスがまた美しい…。

ゆら ゆら ゆら ゆら ゆら 揺れる
陽炎 今 ゆらり

密度の異なる待機が混じり合い、光が屈折して起こる現象の陽炎。確かにゆれるというのがぴったりで、その中に寂しさが含まれているのもポイントです。

海外でも大きく活躍しているBABYMETALが、この日本を感じさせる曲をアルバムに収録してくれるのは、聞いていてうれしく思ってしまいました。

いつまでも聞いていながら、揺れていたいと感じさせてくれます。

Arkadia

アルバムのラストを飾る「Arkadia」。(16曲目)

「Shine」でアルバムが終わって納得してしまうところですが、この曲が最後に入ることで、この先もずっとあるんだぞ! という思いが感じられます。

どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じたこの道を歩こう

「Arkadia = 理想郷」は遠く離れていていつ行けるかどうかは分からないけれど、信じたこの道を進んでいくというのは、背中を押してくれます。

BABYMETALだけでなく、聞いている人の未来でもある。この曲を聞いていて、輝く場所に行くには輝く必要があるんだと感じました。

スピードメタルでアルバムの最後をしめるというのは、リアルにカッコいい!

あとがき

久しぶりのアルバムですが、やっぱりBABYMETALは面白い!

ユニット名にもあるようにメタルは大切にしながらも、SU-METALの歌声が重要度を増している内容。演奏を注目するだけではない感じがします。

実際海外のインタビューでは当たり前ように行っていますが、英語力が向上。歌を伝えるという表現力が格段に上がっているように聞こえました。

英語詞の部分だけでなく、違う言語が表現できることでの母国語の日本語の表現力も上がっているという。しかも、まだ成長がありそうなのもいい感じです。

このアルバムのいろいろな曲調をとっちらかるのではなく、間口を広げるのに成功している内容であるのもポイント! 間口は広げても、薄くなっていません。

その存在は知っていても今まで聞いたことがなかった人にこそ、初めてのBABYMETALとして聞くのをオススメするアルバムです。

 

以上、『BABYMETAL:METAL GALAXY ~大きな広がりは先へと続いていく~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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