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Ava Max:EveryTime I Cry ~泣いた数だけ私たちは強くなるわ~

Ava Max:EveryTime I Cry洋楽レビュー
洋楽レビュー

Ava Max (エイバ・マックス) 配信シングル「EveryTime I Cry」。

1枚目のアルバム「Heaven & Hell」のデジタルリイシュー盤でも追加された「My Head & My Heart」から7カ月。

ポップなメロディーだからこそたくさん泣いたその先に見る光を、よりポシティブな形にしてくれます。

EveryTime I Cry 概要

クリスマス・ソング「Christmas Without You」は途中挟みましたが、新曲となると「EveryTime I Cry」は久しぶりのリリース。

ですが、エイバ・マックスいわく「Heaven & Hell」の次のアルバムのシングルとはみなさないでとのこと。その理由はまだ、続いているものだから…。

配信やショーケースのようなライブはできても、完全に消化できた状態ではないからということからかもしれませんね。真意はともかく、面白い考え。

むしろ次のアルバムで表現したいテーマがあるからこそ、「EveryTime I Cry」は異なる感じなのかも…。時を経てこの結果はきっと分かることでしょう。

また、「My Head & My Heart」がまさかの「Heaven & Hell」の1曲目に追加されるという不思議な形でもれていたので、今記事で一緒に紹介していきます。

EveryTime I Cry

その先に続くものがあるから「EveryTime I Cry」。

世界中に人がったパンデミック。多くの人が涙し、想定外の経験をしたからこそ見えてくるものもあります。悲劇のままにするのではなく、強くなるために。

本人もインタビューで語っていますが、この曲で表現しているのは「トンネルの終わり光をみること」。はねたリズムも、上を見るためでありそうです。

I get overwhelmed in all the messy emotions

「やっかいな感情に圧倒される」。こんなに長く今の状況が続くなんて誰も思っていなかったでしょうし、ありのままの現実を表現。

自分たちではどうすることもできないからかこそ、圧倒というのがしっくりとハマります。しかも影響を受けたのは一部だけでなく、世界中ですから…。

Every time I cry, I get a little bit stronger
Stronger, little bit stronger

「泣くたびに少し強くなる。強く。少しずつ」。ただ嘆いても何も変わらない。だからこそ、それをいい意味で糧にするというのは歴史上も起こってきたこと。

被害にあった方は戻らないけれど、未来に同じことをしないようになる。強くなるというのは、そうありたいという気持ちも含まれていそうです。

エイバ・マックスがミュージシャンとして表現したいのが、ただ泣くだけではないということなのでしょう。音楽のメッセージは、思いの他に強いですから…。

次のアルバム用ではないとあえて言葉にしたのも、なんとなく分かる気がします。

My Head & My Heart

Apple Music Movie IconMy Head & My Heart
フルMVをApple Musicで観る

ATC「All Around The World (la la la la la la la la)」を補間した「My Head & My Heart」。

オマージュの要素は多々あったエイバ・マックスですが、これはかなり大胆。歌詞は異なりますが、聞き覚えがある音と感じる洋楽ファンは多そうそうです。

日本アーティストだとここまではしないから、面白いなと感じてしまいます。

My head and my heart are torturing me, yeah

「頭と心が私を苦しめる」。思いと現実が、一致しないから。でも、それはある意味では当然のこと。やりたいようにやって生きている人なんて、極一部。

そこで、受け入れられないと嘆くか、行動を起こすのかが違いとなるのでしょう。

My head and my heart are caught in between, yeah

「私の頭の心は、その間に挟まれている」。歌詞だけだと少しイメージがしづらいですが、MVを見るとその状況を楽しんでいるかのように思えます。

言葉としては意味を持たない「La-la-la-la-la-la-la」。ですが、混沌する様子を楽しんでいるように聞こえるから面白いです。

音のそのものは「All Around The World (la la la la la la la la)」そっくりでも、描かれている世界は異なるもの。だからこそ、興味深く聞けてしまいます。

あとがき

「EveryTime I Cry」で表現されているのは、正に「覆水盆に返らず」。英語で言えば「crying over spilt milk」。1度終わったことは、元には戻らない。

だからこそ泣いて嘆くだけはなく、悲しいことであっても糧にして強くなっていく。そこで今は小さくでも光を見つけるというのが、必要なことなのでしょう。

はねたリズムとポップなメロディーが変に思いを重くするのではなく、上を見るような表現になっているのもポイント! これはきっとセンスでしょうね。

変にいやらしさが見えたら、あざとさになって上辺だけの言葉になりますから…。エイバ・マックスの表現は、やっぱり聞いていてすごく面白いです。

今作は次のアルバムは関係ないというからこそ、逆に楽しみなりました。その理由はもっと凄いものを聞かせると言っているのと同義ですから…。

 

以上、『Ava Max:EveryTime I Cry ~泣いた数だけ私たちは強くなるわ~』でした。



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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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