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Ashnikko:Unlikeable ~表面上だけを見るなんてどういうこと? ~

Ashnikko:Unlikeable洋楽レビュー
洋楽レビュー

Ashnikko (アシュニコ) 2枚目のEP「Unlikeable」。

Raf Rileyと共同名義のEP「Sass Pancakes」から1年8カ月。変わった名前とともに、その特徴的なビジュアルに負けない音楽の面白さがある彼女。

最新作「Demidevil」はもちろんのこと、振り返っても興味深い持ち主です。

Unlikeable 収録曲概要

「Unlikeable」収録曲は以下の通り。

  1. Blow
  2. Nice Girl
  3. Invitation (feat. Kodie Shane)
  4. No Brainer

歌詞はぶっ飛んでいる部分が多いのですが、タイトルは変に奥まで突っ込まない形。意図しているかどうかは別として、差し引きのうまさを感じさせます。

とはいえ、引っ込み過ぎているわけではないのも、大きなポイント!

本名のAshton Nicole Casey(アシュトン・ニコール・ケイシー)をかけ合わせて、Ashnikko。引っかかりがどこで必要なのかが分かっているのでしょう。

Blow

ただ言い寄ってくら奴らへ「Blow」。(1曲目)

本当に興味があるんじゃない、単にいいことしたいだけ。ワンナイトラブを求めてくる奴らへのメッセージ。あえて淡々と歌うことで、面白さが増しています。

同じ女の子が歌うでも同じテーマなら、多くの場合は激しいロックになりそう。

Blow up on ‘em

「彼らを吹っ飛ばす」。淡々と歌ってはいるけれど、よくは思っていないんです。蹴り飛ばすではなく、吹っ飛ばすというのが、消えてしまえ! という感じ。

自然な顔して怒っている人が一番怖いですけれど、まさにその形です。

Nice Girl

女の子の葛藤「Nice Girl」。(2曲目)

彼にいい子だと思われたいけれど、本当は…。というような思い。猫をかぶっているような状況は聞いて面白いだけでなく、実際によくあることなのでしょう。

気持ちが葛藤しているのが、不思議なリズムやメロディーとも合っています

He says he wants a nice girl
I’m that “fuck up your life” girl

「彼はステキな女の子が欲しいというけれど、私はそれを「台無しにする」女の子」。気持ちに答えたい思いはあるけれど、やっぱり無理と知ってる。

私は他の子が演じるような、理想的な女の子になりたくない! 思いが興味深く面白い世界観です。誰かを否定するのではなく、あくまでも私が大きなポイント!

Invitation (feat. Kodie Shane)

Kodie Shane フィーチャリング「Invitation (feat. Kodie Shane)」。(3曲目)

「Blow」の表現ともつながる曲。男性が嫌いなんじゃない! この私の体だけを目当てで誘ってくる奴らが気持ち悪いんじゃ! というのに納得。

This is not an invitation
Fuck you mean you need it?
Fuck you mean you RSVPed?

「これは招待状じゃありません。私がほしいの? 返事がいるの?」。気持ちの悪い誘いかたしやがって! という感じの表現は、すごく面白い。

下心があると女性はすぐ分かると言いますから、自分も男性として気を付けないとですね。どうしても時と場合によって、調子に乗ってしまう時があるので…。

曲もですが、アニメーションのMVが独特な世界観を表現していて面白い! 下手さがキーになっている絵が、うまくハマっているのが特徴です。

No Brainer

矛盾が起こるからこその「No Brainer」。(4曲目)

感情があるからこそ、何かが起こると考えてしまう私たち。それがおかしなことであっても、うまくいく理由になってている場合もしばしばあること。

矛盾ではあるんだけど、必要悪があるという感じかなと。決していいことではないかもしれないけれど、無理に考えたらうまく回らなくなってしまいます。

You said your girlfriend wanna marry you
But now she’s here with me

「ガールフレンドがあなたと結婚したいって行っていたけど、今私と一緒にいるよ」。友人ではなく、バイ・セクシャルを公言している彼女と同じ場所。

それっておかしくない? と思うけれど、深く考えない方がうまくいくこともあるんです。変ではあるけれど、それが人の面白さであり、闇の部分ですね。

MVがかなりぶっ飛んでいるのですが、矛盾を表現しているようで面白い! 奇でありながら、曲の世界観とぴったりです。これはセンスなのでしょう。

あとがき

青髪のビジュアル、ジャケットもぶっ飛んでいるものが多いですが、音楽の表現がそこに負けていないのは大きなプラス! 変わっているだけじゃありません。

突発性の音で気を引いたりせず、何度も繰り返し聞けるクオリティの高い音。

収録曲概要でも記述しましたが、これは差し引きが分かっているからこそでしょう。奇を狙っているというよりも、必要な場合にのみに表現をする。

特にぶっ飛んでいる表現をする人たちは突っ込むしから知らない人たちもいますから、より大きな差となるのは当然であるといえそうです。

突っ込みきるなら興味深いですが、途中で息切れしている場合が多いので…。その点、アシュニコはうまい表現をしながら、変に意図を聞き手に見せません。

ビジュアルの好き嫌いはあるかもですが、面白い表現をする人です。

 

以上、『Ashnikko:Unlikeable ~表面上だけを見るなんてどういうこと? ~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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