Ashnikko (アシュニコ) 配信シングル「Tantrum」。
3枚目のEP「Hi, It’s Me」から8カ月。途中ハロウィンソング第2弾「Halloweenie II: Pumpkin Spice」を挟みつつのリリース。
面白いのは upset、angryではなく、「Tantrum = かんしゃく」。気持ちを表現することには変わりませんが、タイトルからして興味深い曲です。
Tantrum 概要
ハロウィンソングは別としても、ミニ・アルバムに続く提示。シングルですし、後のアルバム「Demidevil」含まれてもよさそうですが、収録されていません。
しかも、前作「STUPID (feat. Yung Baby Tate)」で注目を集めた後。意図しているかどうかは別として、予期せず突然の行動が「Tantrum = かんしゃく」。
その選択もですが、「Tantrum」で表現しているのも、面白い世界です。
Tantrum
![]() | 「Tantrum」 フルMVをApple Musicで観る |
私がするのは「Tantrum」。
本来は小さい子どもが、意思表示として行うかんしゃく。うまく思いを表現することが出来ないからこその行動。大人が行うと、全く意味合いが異なります。
意図がある上で行う、かんしゃく。体は成人でも、精神がめっちゃ子ども。自分も含めてそういう人が多いでしょうから、面白みの増していく表現です。
Ooh, sorry, mom and dad
I did something bad
「ごめねんね。パパとママ。私何か悪いことをした」。知らないではない、分かってていての行動。悪ガキっぽいのが、親は迷惑であっても面白い!
I’m a handful, demidevil, pyromaniac
「私は一握りのデミデビルで、 放火癖者なの」。悪びれることなく、ビッグダディの「俺はこういう人間だ」と全く同等の表現。さすがです。
また、歌詞の中に、アルバム「Demidevil」が含まれているんです。その表現を含めてもちゃんと関係があるものだと思いますが、それでも収録はしない。
楽曲だけでなくその後に続く行動も、正に「Tantrum = かんしゃく」です。
あとがき
音だけでなく、ゲームようなMVが面白いのも特徴的。ハイテクでもありながらチープな部分が含まれているのが、曲のイメージにも合っています。
音と映像を含めてだからこそできる表現。ぶっ飛んでいる場面も多いですが、それも含めてが誰でもないアシュニコならでは。実に面白い子です。
収録はされていませんが「Demidevil」に通じる部分があるので、単独のシングルだからいいや! ではなく、もれなく聞くことをオススメします。
以上、『Ashnikko:Tantrum ~あえての意図して行う自己表現~』でした。
Ashnikko 関連記事
2017/3/17 release 1st EP
Ashnikko:Sass Pancakes ~でも、この姿が今の私よ~
2018/10/26 release Digital Single
Ashnikko:Halloweenie ~あなたが欲しいのは何か分かってる~
2018/11/23 release 2nd EP
Ashnikko:Unlikeable ~表面上だけを見るなんてどういうこと? ~
2019/7/12 release 3rd EP
Ashnikko:Hi, It’s Me ~あなたはきっと本当を知らない~
2019/10/25 release Digital Single
Ashnikko:Halloweenie II: Pumpkin Spice ~肉の味付けどうしよう~
2020/3/6 release Digital Single
Ashnikko:Tantrum ~あえての意図して行う自己表現~
2020/12/11 release Digital Single
Ashnikko:Daisy 2.0 (feat. Hatsune Miku) ~私たちにいらないもの~
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- Ashnikko:Halloweenie II: Pumpkin Spice ~肉の味付けどうしよう~ - 21年2月26日
- 逢田梨香子:フィクション ~それぞれで異なる4つの表現~ - 21年2月25日
- Ashnikko:Halloweenie ~あなたが欲しいのは何か分かってる~ - 21年2月24日
- SHISHAMO:君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!! ~君が好きだよ~ - 21年2月24日
- Green Day:Here Comes the Shock ~思いっきりはじけてしまえ!~ - 21年2月23日
コメント