Ashnikko (アシュニコ) 配信シングル「Halloweenie」。
Raf Rileyと共同名義のEP「Sass Pancakes」から1年7カ月。翌月の2枚目のEP「Unlikeable」を控える中でリリースされた、ハロウィン・ソング。
特有の怪しげさに加えて、彼女の独自部分が追加された、興味深い曲です。
Halloweenie 概要
季節の行事物の曲、アルバムをリリースするのはよくあること。加えて、大抵は1回のみ。もしく複数曲があるとしても、何年も開けてというのが通常。
ですが、アシュニコはやっぱり特殊なことをしてくるアーティスト。
この「Halloweenie」は2018年リリースの第一弾。2019年「Halloweenie II: Pumpkin Spice」。2020年「Halloweenie III: Seven Days」。
現時点で3年連続リリースが続いています。しかもよくある微調整が入った別バージョンではなく、全くもって別の別の曲。この表現は本当に面白い!
ハロウィン・ソングであるからこそ、シングルとしてリリースされても、本筋のEP、アルバムには収録がされないというのも大きな特徴の1つ。
本当に、面白く興味深いことをしてくる人です。
Halloweenie
ハロウィン・ソング第一弾「Halloweenie」。
なんとも言えない怪しさのある音は、繰り返して聞いていると気持ち良くなってくるのが不思議。
I’m so shy
Yo yo yo
「私はとっても恥ずかしがりなの」。Yo yo yoと笑い声と合わせて、なんとも不気味な形。この冒頭の部分で、一気に彼女の世界へ引き込んでいきます。
You want Ashnikko like a Pocket Polly
「ポリーポケットのようなアシュニコが欲しいんでしょ」。ポリーポケットは、世界中で販売されている、主に女の子用のミニチュアおままごとセット。
かわいらしい。もしくは想像の物のどちらをかけているかは分かりませんが、なるほどなな表現。もしくはもっと別の意味もあるのかなと感じさせます。
あなた自身の想像で、なんとでもなるという意味なのかも…。自由な感じ。
Only tricks for your ass it’s Halloween
「トリックしかないお尻。それハロウィン」。言っていることは正直よく分かりませんが、それでも面白いなと思ってしまいます。
これは子供ではなく、大人の世界のハロウィン。しかも、1度手を出してしまったら抜け出せないなるような…。そのままのアシュニコの表現の世界です。
あとがき
そもそもが不思議な存在のアシュニコが、ハロウィン・ソングということも相まって、さらに深いところへ。人は選ぶでしょうけれど、すごく面白いです。
MVを含めて奇な部分もあるのですが、音と表現のクオリティが高いのもポイント! だからこそ、繰り返して聞けて、次第にハマってしまうのでしょう。
また、ハロウィン・ソングを連続で出し続けるというのも、興味深い点。3回目までいく恒例な気がするので、2021年もきっともれることはないはず。
本筋の活動も聴き逃がせないアシュニコですが、ハロウィン・ソングも合わせて期待せずにはいられません。
以上、『Ashnikko:Halloweenie ~あなたが欲しいのは何か分かってる~』でした。
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JOE (ジョウ)
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