アクアノート 2枚目のシングル「愛だよね!?」。
前作「アクアソニック」から8カ月半。メンバーが1人同事務所「手羽先センセーション」に移籍。新たに2人新メンバーが加わってての、デビューシングル。
正統派かつ期待の新星が、着実に一歩前と進んだ形を聞かせてくれます。
愛だよね!? 収録曲概要
「愛だよね!?」収録曲は以下の通り。
- 愛だよね!?
- 恋心クレッシェンド
- 青春日和
- 微熱
公式がYouTubeにアップしている、カップリングのライブ動画。現メンバーではなく、移籍前の5人でのパーフォーマンス。ですから、いわゆる既存曲。
以前のからのファンはライブでずっと見てきたからこそ、音源になることを望みますし、ある意味で集大成を見せつけるのがデビュー作。
その上で新しい6人でのタイトル曲。いい組み合わせではないでしょうか。アクアノートはアイドルですけれど、その仕組としてはバンドに近いかも…。
愛だよね!?
きっとこれが「愛だよね!?」。(1曲目)
核心まではいかないけれど、きっとこの感情が愛。分からないからこそ、君に同意を求めてしまうのが、可愛らしさです。
恋から少し進んだ先にある、キラキラを感じさせてくれます。
何もかも偶然まかせじゃ 幸せ逃しちゃうね
なるようになるも、選択肢の1つ。それでもキュンとした気持ちは、相手には見えないし、行動しなければ自分だけのものになってしまうもの。
この出会いを偶然ではなく、必然にするために。自然なポジティブがいい感じ!
かまってかまって Darlin’ Darlin’ 恋してる
冷たくしたら よそ行っちゃうから 私だけを見て
めんどくさいんだけど、そこがまた可愛らしい。大人ならわがままになるとことも、若さがあるからこそ、違った感覚で受け取ることができます。
君に恋しているからこそ、私にも同じようにというのが、女の子っぽい。
出会った日から 胸が痛いのだ
ねえ それって愛だよね!? だよね!?
君を想う気持ちが強くなるからこそ、胸が痛くなる。人となりを知ってさらに好きになるのは、恋から愛にステップアップしたのかもです。
「愛だよね!?」と問いかけながら、想いを伝えているというのが、可愛らしい。希望に満ちたキラキラを、デビュー曲に。いいのではないでしょうか。
恋心クレッシェンド
次第に強くなっていく「恋心クレッシェンド」。(2曲目)
音楽用語というのは、実に歌詞にうまくハマるもの。プラスして恋心となったら、より強くという感じ。定型的ですが、それがまたいいんです。
もう止められないよ 恋心クレッシェンド
私だけを見つめてね darlin’
あなたへの恋心は留まることなく、強くなっていく。私の気持ちと同じようになって見つめて欲しいというのは、恋するからこそゆえでしょう。
キラキラ光り出す ハートアクア色ね
LOVE YOU
不純物ないあなたへの想い。ピュアで透明なまま、強くなっていきます。こういう曲は成長していくアイドルが歌うからこそ、うまくか形として収まります。
不完全だからこそ、逆にいい! 可愛らしい想いは、聞いていて楽しくなります。
青春日和
ソワソワしてしまう「青春日和」。(3曲目)
擬音を使った歌詞もですが、歌の音階の使い方が面白い曲。恐らくメロディーはボーカロイドで作ったのではないでしょうか?
ピッチが怪しいのが、逆に面白さにつながっているのもポイントです。
神様はいつでもきまぐれ
(タリラリラ 心ここにあらず ソワソワして)
甘い匂いする 人混みを抜けて 今君に会いに行く
明確には分からないけれど、楽しくなっているのは分かる表現。確かに青春とはそういうものだったかも…。箸が転んでもおかしい年頃という。
青春日和 切ないね こっちを向いて 微笑って
切ないこともやっぱりあるけれど、微笑っていたい。恋も含めていろいろなことを経験するからこそ、青春は面白いのかもしれません。
青春オンタイム時でないとできなかったり、だからこその体験は、後々で振り返るとありますから…。逆に大人だからこそもあるのが、時の面白さです。
微熱
このトキメキは「微熱」。(4曲目)
フラメンコで、あなたへの想いを強く表現。止められないからこそ、微熱では収まりきらないかもしれません。少し背伸びしているのが、ドキッとさせます。
眠る前に想う
恋をしてる時が一番と言うけど
胸の奥にあるキュンとした想いは、片思いでは抑えられない。だからこそ君に伝える勇気が欲しいというのが、特別な恋であることを感じさせます。
遠くから見ているだけじゃ、満足できなくなるのも恋ですよね。
伝えたい気持ちは I love you
目と目を合わせてははにかんで
私をあなたの気持ちが、リンクすればいいなと。はにかんだ先に何があるのかは分からないけれど、微熱で収まりきらない期待をしてしまいます。
よく言われる情熱のフラメンコ。想いを伝えて壊れてしまったらどうしよう? という不安感も出るのは、聞いていて興味深く感じました。
特にギタリストは、コピーしても面白いのではないでしょうか。
あとがき
曲を書いているのがAKB48「ポニーテールとシュシュ」など、曲名だけ見て実績のある方というのもありますが、楽曲のクオリティーは高め。
良い制作陣がついているというのは、アイドルとしても強み。加えてビジュアルもかなり良い、可愛くなるであろう子だらけですから、期待値は高まります。
好みの差はあっても、2人明らかに飛び抜けている子がいるのは強い…。
また、なんといっても人数が絞られていますから、一人ひとりが役割としても濃い形。このままメンバーの固定化ができれば、より強いものになりそうです。
前作「アクアソニック」の時も感じて記事でも書いていますが、かなり期待ができるグループ。正統派アイドル好きでチェック漏れは、ありえないかも…。
個人的にその存在を知ってからアイドルのライブで見に行きたい筆頭が、このアクアノートです。
以上、『アクアノート:愛だよね!? ~きっと君なら分かってくれるでしょ!?~』でした。
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2020/9/10 release 1st Single
アクアノート:アクアソニック ~ピュアな速度で駆け抜けて行く~
2021/5/26 release 2nd Single
アクアノート:愛だよね!? ~きっと君なら分かってくれるでしょ!?~ ←今ココ
JOE (ジョウ)
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