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Aqours:WINTER VACATION ~冬の寒さが私の心を揺らす~

Aqours:WINTER VACATION邦楽レビュー
邦楽レビュー

Aqours (アクア) シングル「WINTER VACATION」。

ベスト盤「Aqours CHRONICLE 2015-2017」から2カ月。17年8月にリリースされた「SUMMER VACATION」デュオトリオコレクションの VOL.2。

夏があるからこそ、やっぱり冬もある。時間はかかりましたが、出るべくした出た作品は、聞いていて心に響いてきます。

WINTER VACATION 収録曲概要

「WINTER VACATION」収録曲は以下の通り。

  1. キモチもユメも一緒だね!
  2. 涙が雪になる前に
  3. Misty Frosty Love
  4. Party! Party! PaPaPaParty!

1〜3曲目がデュオ。4曲目がトリオでの歌唱。メンバーの組み合わせは異なりますが、「SUMMER VACATION」と同様の形。

Aqoursは9人。通常の曲もしっかりと個が出ていますけれど、より色濃くなっているのが、デュオトリオコレクションの特徴です。

また、「WINTER VACATION」ということで冬に関連するものがそれぞれの曲に出てくるのも、それぞれの曲の聞き所の1つになっていますよ。

キモチもユメも一緒だね!

国木田花丸 (高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛) 歌唱「キモチもユメも一緒だね!」。(1曲目)

歌声が対照的な2人が歌うからこそ、より印象に残る君に恋する思い。単にかわいらしいだけで終わっていないのが、曲の印象を強くしています。

考えなくもわかってるのさ

いつ君と相対なんで、考えるまでもない。可能な限りいつもだよ! というのは、恋するからこそですが、かわいい思いだなと感じてしまいます。

あのさ…ひとりでも出来るけど
ふたりがもっといいな もっといんだ!

ずっと一緒でいられたらいいけれど、そうもいかないことも知ってる。それでもふたりでならもっと楽しくなるよ! の思いは、恋するからですね。

バンドアレンジの曲は、ガールズバンドがコピーしても面白いかもしれません。

涙が雪になる前に

松浦果南 (諏訪ななか)、小原鞠莉 (鈴木愛奈) 歌唱「涙が雪になる前に」。(2曲目)

「キモチもユメも一緒だね!」とは雰囲気がうってかわり、しっとりと切なさを含む恋の歌。80年のアイドルを思い出させる形も、興味深く聞けます。

私たち なぜすれ違って
見えなくなってしまったんだろう

お互い好きであっても、ちょっとしたことがすれ違いに。次第に見える景色が違変わってくるのは、よくあること。とても切ない場面でもあります。

二度と離さないよ
雪が 白い雪がふたりの肩に振る

すれ違ってしまって離れそうになってしまったふたりだからこそ、ずっと一緒にいたいと言う思いを再確認する。寒い雪の中でも、君の温もりが暖かい。

最初に好きになって時よりも、その恋は強くなっていることでしょう。恋から愛に変わっていく瞬間と言っていいのかもしれませんね。

個人の好みで言えば、今作で1番ギュッと心をつかんだのはこの曲でした。

Misty Frosty Love

桜内梨子 (逢田梨香子)、渡辺曜 (斉藤朱夏) 歌唱「Misty Frosty Love」。(3曲目)

恋は誰もがするものでも、かなうとは限らないもの。そのことを知っているからこそ、切なさが聞ける曲。甘酸っぱいとも、少し異なる形が興味深いです。

だっていつもよりも嬉しそうだよ
目をそらしたくなかった

私といる時よりも、違う子といる時の方が楽しそうに見える。若い頃は特に嫉妬をしてしまう場面。それでも、目をそらしたくないというのが、実に興味深い。

男性だった目をそらしちゃいますから、女性との違いかもしれませんね。

忘れてしまいたい でも忘れることは
できないと知ってるよ

あなたのことを忘れられたらずっと楽なのに、することができない…。恋をしてしまって思いが深くなってしまったからこその、弱さですね。

2人の歌声で雰囲気が変わっていますが、「涙が雪になる前に」以上に80年のアイドルを思わせる楽曲。レトロ感が寂しさを持った表現を増幅させています。

Party! Party! PaPaPaParty!

黒澤ダイヤ (小宮有紗)、津島善子(小林愛香)、高海千歌(伊波杏樹) 歌唱「Party! Party! PaPaPaParty!」。(4曲目)

今作で1番VACATIONの部分が現れている曲。間に2曲切なさ、寂しさを含むからこそ、パーティー感がより印象に残ります。曲順は重要ですね。

言っちゃいたい 遠慮なしで
いいよいいよ友達だもん!

友達といっても、その関係は一つではないもの。単に知ってるだけの場合もありますし、言葉では言うのはまだ遠慮があるからこそを感じさせます。

でも、本当に仲良くなりたいからこそ、言葉にしたとも言えそうです。

言いたいこと 大胆に
言っちゃいたい 遠慮なしで
だってだって友達だもん!

パーティーというきっかけを通して、本当の意味での友達へ。イベントごとは通常時とは異なりますから、ぐっと近づくことになることでしょう。

建前ではない友達は、人生に大きく影響を与えますから。いい感じです。

あとがき

同じグループのメンバーが曲ごとに、デュオ。またはトリオに分かれての表現。通常のAqoursとも、ソロでの歌唱とも異なるのは、興味深い形です。

Summer (夏)、Winter (冬)ときたら、Spring (春)、Autumn (秋)も聞きたくなってしまうのが、やっぱりファンとしての心情。

「SUMMER VACATION」から「WINTER VACATION」は3年4カ月要していますから、すぐには出るとも思いませんが、期待をしてしまうところです。

ですが、ポンポンポンとリリースされないからこそが、デュオトリオコレクションの面白さかもしれません。決められていないから、面白くもあるので…。

その形態や、本人のソロ活動も含めて、Aqoursはやっぱり面白いです。

 

以上、『Aqours:WINTER VACATION ~冬の寒さが私の心を揺らす~』でした。


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