悠木碧:Unbreakable ~壊れない、壊す物はどちらも自分自身~

悠木碧:Unbreakable邦楽レビュー
邦楽レビュー

悠木碧 (ゆうき あおい) 5枚目のシングル「Unbreakable」。

2枚目のアルバム「ボイスサンプル」から約7カ月ぶりとなるシングルは、ロックが前面に出た攻撃的内容です。切なさの中にあるカッコよさがあります。

声優である悠木碧ちゃんは音楽活動でいろいろな面を見せてくれるので、次はどうくるのんだ? という楽しみを与えてくれますが、今作もいいですね。

キリッとしているジャケットのイメージ通り、聞いてドキッとしてしまうロックが聞けます。グサッとくるカッコよさを、しっかりと感じられるシングルです。

Unbreakable 収録曲概要

「Unbreakable」の収録曲は以下の通りです。

  1. Unbreakable
  2. Break down
  3. Unbreakable (Instrumental)
  4. Break down (Instrumental)

「Unbreakable = 壊れない」。「Break down = 壊す」。両極にある言葉が曲名になっているのが、興味深く面白く感じます。

単に2曲でシングルになったのではなく、この組み合わせに意味がありますよね。単にロックで勢いがあるだけの、シングルではありません。

Unbreakable

テレビアニメ「Infinite Dendrogram -インフィニット・デンドログラム-」オープニングテーマ「Unbreakable」。(1曲目)

最初から最後まで押し切ることで、意志の強さを感じる曲です。押し切っていなかったら違う感じになったでしょうね。強い押し切りが、気持ちよく感じます。

ロックが歌えるのも分かっていましたが、激しくカッコいいロック曲です。

小数点の彼方にある 必ずある希望
未来へ繋げ

なんでも0から1に上げるのはとても大変ですけれど、小数点であっても先に進んでいるものがあれば、とてつもなく大きくなる余地があるんです。

だからこそ「未来へ繋げ」という言葉が、印象的に残ります。やる前からできないと決めつけてしまう前に、未来へと繋ぐ小数点を目指すのはありですね。

先に進めれば、1人でないことも気づく。強く背中を押してくれる曲です。

パソコンやモニターの破壊を繰り返すMVが印象的で、見入ってしまいます。0か1。YesかNoしかないパソコンだからこそ、破壊をするMVが似合いますね。

破壊することで「逆に自分は支配されない。壊れない」と言っているかのようです。

Break down

怪しげな雰囲気が漂う「Break down」。(2曲目)

知らなかった方が良かったのに…。と思いながら「I Know = 知ってる」と復唱して繰り返すからこそ、破壊したくなる気持ちが伝わってくる曲です。

Break down Break down 壊せ

「壊す 壊す  壊せ」。サビ終わりのこの強調させる部分は、ロックを感じます。言っている意味はほぼ同じであっても、英語との組み合わせがカッコいいです。

他の言語が絡むからのカッコよさは、日本語ロックだからこそですね。

答えは自分次第だからこそ、壊すのは物ではなく「弱い自分自身」。カップリング曲ではありますが、タイトル曲を食ってしまうようなカッコいい曲です。

あとがき

2枚目のアルバム「ボイスサンプル」収録「バナナチョモランマの乱」の破壊力もハンパなかったですが、本来の意味での破壊力の強いシングルです。

いつもよりも歌声に少しフィルターが強めにかかっているのも、ロックした2曲の破壊力を上げています。バランスが難しいですが、深みがあがるんですよね。

いろいろな表情を見せてくれる悠木碧ちゃん。単に幅が広いだけでなく、やり切ってしっかりとしたレベルで見せてくれるのが、さすがと言えます。

2020年のソロの1発目として、強力な破壊力を持ったシングルです。

 

以上、『悠木碧:Unbreakable ~壊れない、壊す物はどちらも自分自身~』でした。


『悠木碧』をApple Musicで

悠木碧 関連記事

2019/6/12 release 2nd Album
悠木碧:ボイスサンプル ~11人いる私の全てを受け止めて~

2020/1/15 release 5th Single
悠木碧:Unbreakable ~壊れない、壊す物はどちらも自分自身~ ←今ココ

The following two tabs change content below.

JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

コメント