Ange☆Reve (アンジュレーヴ) セルフタイトル・アルバム「Ange☆Reve」。
6枚目のシングル「サマ☆ラブ」から約7カ月ぶりとなるリリースは、初のアルバムとなりました。アルバムをリリースする、いいタイミングですね。
以前にミニ・アルバムを2枚同時リリースしている彼女たちですが、フルアルバムは違った感覚で制作に取り組めたのではないでしょうか。
変化球で奇を狙うのではない、純粋なアイドルが楽しめるアルバムです。
Ange☆Reve 収録曲概要
「Ange☆Reve」の収録曲は以下の通りです。
- Re:overture
- Dear Dream
- イトシラブ (Nouvelle Ver.)
- 泣かないよ
- Winding Road
- 勇敢な恋のセレナーデ (Nouvelle Ver.)
- サマ☆ラブ (Nouvelle Ver.)
- あの夏のメロディー (Nouvelle Ver.)
- セフィリア
- 星空プラネタリウム (Nouvelle Ver.)
- Kiss me Happy (Nouvelle Ver.)
- Be with You
収録曲を見て目を引くのは「Nouvelle Ver.」となっている6曲。この6曲はインディーズ、メジャーでリリースしたシングルタイトル曲です。
フランス語で「Nouvelle = 新しい」。新しいバージョンとして、ボーカルトラックが新しくなっています。シングルと聴き比べると違いが分かりますよ。
アルバム・タイトルがセルフタイトルであることも含めて、Ange☆Reveの活動の集大成のアルバムということが分かります。セルフタイトルがぴったりです。
Dear Dream
SE「Re:overture」で高まった中で始まる「Dear Dream」。(2曲目)
SEが先にあるからこそ、イントロのないサビで始まるのがいい感じです。
明日へ
Dive in dive in dive in dream
いつも
Going going go my way
「Dear Dream = 親愛なる夢」に対して夢へ飛び込むという表現もいいですし、私の道を行くというのいいですね。待つだけじゃ夢は叶わないんです。
アイドルらしいポップで前向きな曲で、つかみに十分過ぎる曲になっています。
泣かないよ
片思いのままで終わる恋だからこその「泣かないよ」。(4曲目)
思いを寄せていた人に彼女がいて、手をつないでいるのを見てしまう切ない曲です。思いを伝える前に、始まることがないままで終わる恋…。ありますよね。
このままで 貫くの 最後まで
見つからない様に隠した4文字
この4文字とは「失恋(しつれん)」でしょうか。切なく寂しいけれど、強くなっていける曲です。泣かないよとは、引きずらないよという意味かもですね。
切ない思いの曲ですけれど、そこが良くて気になってしまう曲です。
Winding Road
好きだった君とのお別れの曲「Winding Road」。(5曲目)
女性目線ではなく、男性目線であるのが興味を強くする曲です。友達のままならこんな日がくることはなかったというのが、切なさを誘います。
お互い別の道を進むことになったけれど、進む道は「Winding Road = 曲がりくねった道」。最善の選択なのかもしれなくても、思いが切なくなる道です。
勇敢な恋のセレナーデ (Nouvelle Ver.)
1枚目のシングル「勇敢な恋のセレナーデ (Nouvelle Ver.)」。(6曲目)
オリジナルは2014年のリリースで、このアルバムに収録するには録り直すことが必然だったんであろう曲です。聞いた印象がMVとも大分違いますよね。
時間がたっているからこそ少しいなたい感じもしますが、グループの始まるであるこの曲が入るからこそ、集大成であるアルバムになった気がしました。
セフィリア
ピアノのイントロが印象的な「セフィリア」。(8曲目)
「Ange = 天使、Reve = 夢」ですから、天使の役割に戻り、前に進んでいくという興味深い曲です。曲の持つ勢いが、意思の強さも上げています。
angel wings, to grow wings on your back
「天使の羽根。背中の翼を育てる」。本来の天使に戻るわけです。メインになる曲ではなくても、ライブで成長していきそうな曲に感じました。
オケではない生バンドの演奏であれば、より映える曲になりそうです。
Kiss me Happy (Nouvelle Ver.)
2枚目のシングル「Kiss me Happy (Nouvelle Ver.)」。(11曲目)
青春パンクにオールディーズにアイドルポップを乗せた、いろいろな要素が欲張り過ぎるくらいたっぷり入った曲です。だからこそ、ハッピーな感じがします。
6曲目「勇敢な恋のセレナーデ」と同じくインディーズでリリースをした曲で、いなたい感じがする曲です。それだけに成長を感じさせてくれます。
「未来を変える」と歌詞にありますが、変わったからこそ今に続い気がしました。良くも悪くもインディーズらしさを感じる曲です。
Be with You
アルバムのラストを飾る「Be with You」。(12曲目)
集大成であるアルバムの最後に、ぴったりな曲です。アルバムの収録曲の中で、この曲しか最後は任せられない感じになっていますよ。
なくせないもの 僕らはもらった
これからもずっとBe with you
最後にぴったりと感じたのは「Be with You = あなたと共に」。過去に在籍したメンバーに対してでもあり、ファンに向けた思いにとも感じたからです。
今があるのは、過去の積み重ねもあるからこそですから…。曲や歌詞の解釈や受け取り方は人それぞれでしょうけれど、そう思いたいと感じた曲です。
あとがき
SE「Re:overture」から始まり、ラストの「Be with You」まで、アイドルだな〜と感じられるアルバムです。集大成であるアルバムはいいですね。
純粋なアイドルが楽しめるアルバムは、今だからこそ逆に新鮮に聞けました。シングルタイトル曲のボーカルトラックを録り直しも功を奏しています。
そのままの収録ではなく、メンバーチェンジが少しだけ多めなグループであるからこそ、今のメンバーで録り直したことが過去ではなく今の曲になっています。
このアルバムは今までの活動の集大成でもあり、ここからまた新たなAnge☆Reveが始まりを感じさせてくれます。
イベントで数曲ではない、フルでライブを見たくなったアルバムです。
以上、『Ange☆Reve:Ange☆Reve ~始まりでもある私たちの今の集大成~』でした。
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JOE (ジョウ)
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