ALTER BRIDGE:One Day Remains ~いつまでも心に残り続ける~

ALTER BRIDGE:One Day Remains洋楽レビュー

ALTER BRIDGE (アルター・ブリッジ) 1枚目のアルバムである「One Day Remains」。

Creedの楽器陣と、The Mayfield FourのボーカルだったMyles Kennedy (マイルズ・ケネディ)が組んで、2004年にリリースされたアルバムです。

Myles KennedyはGuns N’ RosesのSlashのソロの活動の時のボーカリストですので、Slashのソロのボーカルのイメージが強いかもしれません。

メンバーの経歴があるバンドですが、経歴に負けないカッコいいアルバムです。

アルバム収録曲概要

「One Day Remains」の収録曲は以下の通りです。

  1. Find the Real
  2. One Day Remains
  3. Open Your Eyes
  4. Burn It Down
  5. Metalingus
  6. Broken Wings
  7. In Loving Memory
  8. Down To My Last
  9. Watch Your Words
  10. Shed My Skin
  11. The End Is Here

11曲で55分のデビュー・アルバムは、ロックでメタルな部分は崩さずに、いろいろな音楽性を聞かせてくれます。

アルバムの1枚目はよく名刺代わりといいますが、名刺以上ですね。

Creedの1度目の解散後すぐにALTER BRIDGEを結成で、時間があったわけではないのにこのアルバムを作ってしまうのは、すごいバンドのメンバーです。

Find the Real

アルバムのオープニング曲である「Find the Real」。(1曲目)

ずっしりと重いリフの曲で、聞いた人を引き込ませるには十分過ぎるくらいのカッコいい曲です。Creedとの違いも、この曲を聞いただけですぐに分かります。

ずっしりと重いメタル曲でギターの歪みもかなり多いのですが、ぐちゃぐちゃにならないだけでなく、ボーカルがしっかりと生きているのが特徴です。

これだけの演奏に負けないボーカルはあまりいません。Myles Kennedyが当時は完全に格上だった、Creedのメンバーの新しいバンドに選ばれるのも分かります。

One Day Remains

アルバムからシングルとしてもリリースされた「Open Your Eyes」。(3曲目)

曲の感じがCreedの「Higher」を思わせる曲ですが、少し似ているからこそボーカルの違いで大きくバンドが変わるんだと感じさせてくれる曲です。

Scott Stappはフィルターがかかっているような歌声が特徴。Myles Kennedyは伸びやかで突き抜けるような歌声なので、違いが聞いてすぐに明らかです。

どちらもカッコいいボーカルには違いないですが、変化は大きいですね。

ボーカルの違いを明らかにするために、あえて少し似た曲をALTER BRIDGEとしても提示してきたのかもしれません。最初から最後までカッコいい曲です。

Broken Wings

Myles Kennedyの歌のうまさが光るロックバラード曲の「Broken Wings」。(6曲目)

つぶやくような歌声から、歌詞の切なさを表現する歌声まで、1曲の中で堪能ができる曲になっています。シンプルな曲なのですが、聞けば聞くほどにクセになる曲です。

Myles Kennedyは歌だけでなく、ギターもめちゃくちゃにうまいんですよね。彼ががバンドにいるからこそ、Mark Tremontiの自由度があがっています。

ロックバンドとしての激しい曲はもちろんですが、少し切ないロックバラード曲があるのはバンドとしての音楽の幅が広がるとともに、強みだと感じました。

このタイプのロックバラード曲を歌える日本のバンドは、かなり少なそうです。

Shed My Skin

自分自身を見失っていることを歌った「Shed My Skin」。(10曲目)

「Broken Wings」と同じく切ない歌ですが、切なさのタイプが異なる曲です。ギターがこれでもかと歪んでいる音が、切なさを増大させています。

深い歪んだ音はもっと細い音になってしまいそうなのに、芯がしっかりとした音になっているのは、Mark Tremontiのギタープレイに秘密がありそうです。

ブレイクのとり方が独特で特徴がある、Mark Tremontiのギターは好きです。好きなギタリストは? と聞かれたら、5本の指には確実に入るギタリストですね。

あとがき

リアルタイムで聞いていたアルバムですが、今聞いてもカッコいいですね。

ALTER BRIDGEを結成する前にMyles Kennedyが、Velvet Revolverのオーディションでかなりいい線いっていたのも、今回まとめていて初めて知りました。

途中で自ら辞退したそうですが、Velvet Revolverに受かっていたら、ALTER BRIDGEは存在していなかったバンドということですよね。

今SLASHのソロバンドのボーカルをしているというのは、かなり可能性はあったし、時間が空いても一緒にやろうというのは、特別なボーカルだといえます。

Creedの1度目の解散の時にタイミングがあったからこそ、ALTER BRIDGEがバンドとしてあり、Myles Kennedyがボーカルというのは、感慨深い気がしました。

バンドというのはやっぱり、タイミングが重要になってくるんですね。

また、間もなく6枚目のアルバム「Walk The Sky」がリリースされます。先行配信曲を聞く限り新作もカッコいいのは間違いなさそうなので、リリースが楽しみです。

 

以上、『ALTER BRIDGE:One Day Remains ~いつまでも心に残り続ける~』でした。

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