鈴木愛理:i ~これが今の私が自然体で歌う歌~

鈴木愛理:i邦楽レビュー
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鈴木愛理 (すずき あいり) 2枚目のアルバム「i」。

1枚目Do me a favor」から1年半振りとなるアルバムは、タイトルがこれ以上ない程にシンプル。内容も自然になっています。

前作にはDance side、Band sideがありました。自然であるのは、どちら自分の要素だからこそ、あえて分ける必要がないと感じたのかもしれません。

少し大人の部分も感じさせつつ、きゅっと濃さが引き締まった2枚目です。

i 収録曲概要

「i」収録曲は以下の通り。

  1. Break it down
  2. Dissolution
  3. Escape
  4. ハナウタ
  5. STRONGER
  6. 気まぐれ
  7. TRICK
  8. IDENTITY
  9. BYE BYE
  10. 別の人の彼女になったよ
  11. パラレルデート
  12. 私の右側 (宅録うた version)

前作は15曲で62分のボリュームがありましたが、今作は12曲で50分とギュッと濃縮された感じになっています。一気に最後まで聞けるのが特徴です。

前作は1枚目だからこそ表現したい世界がたくさんあったと思いますけれど、2枚ならではの見せたい世界が少し変わってきたんでしょうね。

「i」は愛理の愛でもあり、私でもある。意味が深いタイトルだと思いました。

Break it down

オープニング曲「Break it down」。(1曲目)

Official髭男dismの提供曲として、アルバムから先行配信されていた曲。

ヒゲダン提供曲だから優しいラブソングになると思いきや、曲名から「Break it down = 分解する」。ダンサブルなロックで、興味深い曲になっています。

私はそんなかんたんな女じゃないのよ! 的な歌詞は、物語が見えるようで面白い! 聞くよりもライブでこそ、進化を発揮しそうな曲になっています。

ヒゲダンの演奏で愛理ちゃんが歌うなんて姿は、ライブ映えしそうですね。

ハナウタ

恋する女の子の気持ち詰まった「ハナウタ」。(4曲目)

日記のような歌詞が、逆に恋する気持ちが伝わってくる曲。

本来なら楽しい時に歌ってしまうものですけれど、君の歌うハナウタは悲しい恋を歌っている。思い出があるのが分かるからこそ、理由も聞けない…。

それでもいつか私の恋心が届いて、同じ気持ちの楽しいハナウタを歌いたいなんて、恋が成就して欲しいなと感じてしまいます。

好きと同時に過去を聞きたくない気持ち。一緒に楽しい同じ気持ちを過ごしたい気持ちが詰まった曲は、かわいらしいです。楽しいハナウタになりますように!

このハナウタの物語の続きを、聞いてみたいなと思ってしましました。

気まぐれ

まだ気持ちが残っている失恋ソング「気まぐれ」。(6曲目)

彼は「どうして恋をしてくれたの? 」と聞くぐらい気持ちはもうないのに、私にはまだ恋愛が残っているからこそ思いが切ない曲。

全員ではないですけれど、男の人って気まぐれでもう少し気を使ってあげればいいのにという言葉を、全く悪気がなく言ってしまうことがあります。

特に恋愛感情に1度でもなった人には、もう少し気を使ってもいい気がします。悪気がないことが分かるからこそ、女の子はより切なく思ってしまう…。

ふいに君とすれ違っても泣かないようになんて、切ないです。気持ちが痛いほどに伝わってくる失恋ソングは、アルバムの中でも特に気になる曲です。

別の人の彼女になったよ

wacci (ワッチ)のカバー「別の人の彼女になったよ」。(10曲目)

オリジナルを知らなくて、愛理ちゃんのカバーを聞いてからオリジナルを聞きましたが、いい曲ですね。 嫌いではないなかでの別れだからこそ、切ないです。

別の人の彼女になったいうことで、あなたを忘れようとしている。それでも私はずるくて会いたいと思うから、別の人の彼氏になってほしい。

幸せになって欲しいと同時に、もう戻れない状態に強制的になりたいと思うのはずるさではなく、優しさだと思いました。思い出に残る恋の物語ですね。

オリジナルもいいですが女性目線の歌詞だからこそ、愛理ちゃんの優しい歌声が心にしみてきます。強弱を付けた歌い方は、情景が浮かんでくる気がしました。

いや、でもオリジナルもいいですね。切ない思いが心にしみる良い曲です。

私の右側 (宅録うた version)

アルバムのラストを飾る「私の右側 (宅録うた version)」。(12曲目)

1枚目のシングルのカップリングにもバージョン違いで収録されていますが、すごくかわいらしい女の子の気持ちがこれでもかと伝わってくる曲。

普通だったら私の左側になるのに右側であるのは、あなたが左利きだからというのが、さらにかわいらしい気がします。右側こそがが特別なんでしょうね。

もっとこうしてくれたほうがいいのに。私の気持ちも分かって欲しいと思っているのに、最後の「今夜はどこ行こうか」。大好きな気持ちが伝わってきます。

シンプルイズベストで、聞いていてかわいいと感じずにはいられません。にしても、MVがめちゃくちゃかわいい! これでドキッとしない男はいないですよ。

あとがき

全体を通して、無理がない自然体だなと感じる内容でした。

アルバム・ジャケットも面白いですよね。箱の中に自分の中にある物が収められていて、どれを取り出しても愛理ちゃんの一部であるような気がします。

ヒゲダンの髭がさらっと入っているのも、面白いです。1枚目のアルバムも興味深い内容でしたけれど、2枚目は進化しつつ自然体でいいなと思いました。

歌詞も多く書いていますし、感情が伝わったくるような歌声は、聞いていて気持ちがいい1枚。心が温まるような感じであるのもいいですよ。

 

以上、『鈴木愛理:i ~これが今の私が自然体で歌う歌~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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