相羽あいな:SiGN ~変化をする前のしるしをここに残すよ~

相羽あいな:SiGN邦楽レビュー
邦楽レビュー

相羽あいな (あいば あいな) 1枚目のミニ・アルバム「SiGN」。

0thとした2枚目のシングル「Lead the way」から、約半年。Roseliaとしても活躍する彼女の次の一手は、ミニ・アルバムでした。

シングルではなく、全て新曲でのリリースというのは興味深い。ジャケットからインパクトがありますが、彼女に持つ印象の幅が広がる内容です。

SiGN 収録曲概要

「SiGN」収録曲は以下の通り。

  1. Beauty or Beast
  2. Dream Flying!
  3. センスオブワンダー
  4. Liar Pain
  5. Signal
  6. Love -4U-

見事なまでに6曲全てが新曲。

同じくRoseliaで活動する工藤晴香。彼女も先日ミニ・アルバム「KDHR」をリリースしていますが、目指している音楽の方向が異なります。

同じバンドに所属していても違うこと。双方ともRoseliaとは異なる曲が聞けることに、面白みを感じてしまいます。

特に彼女はボーカリストだからこそ、違う音を出すことに意味があるのかもしれません。

Beauty or Beast

女子プロレス団体「スターダム」2020年団体テーマ「Beauty or Beast」。(1曲目)

経験者だからこそ、プロレス団体のタイアップにピッタリ! MUSIX TVの企画でリングに立っている姿も見ましたが、カッコよかったです。

「誰の為か、自分の為か。」
決めるのは 真心だけでしょう

強さを求めるからこそ、戦う者の心理をついています。歌詞上は”真心”ですが、歌になると”心”のみになるのもポイント!

ジャケットにもなっていますが、MVで目の周りを黒く塗りつぶしたメイクはインパクトがあります。強くなるためのオンとオフの切り替えなのかもですね。

EDMが近いデジタルサウンドは、Roseliaの印象とは異なります。

Dream Flying!

無機質な演奏と、歌声の組み合わせが面白い「Dream Flying!」。(2曲目)

最初に聞いた時は分離が激しすぎて「?」となったのですが、聞いているうちに面白いなと変わってきた曲。

One chance
So grab chance
And chance is yours

「ワンチャンス。チャンスをつかむよ。チャンスはあなたのものだから」。聞いた印象からは変わるかもですが、「行きな!」と背中を押してくれる曲です。

英語が多く使われた歌詞。あえてだと思うのですが、カタカナ英語のように歌っっているからこそ、無機質な演奏との組み合わせが興味深くなっています。

全てしっかりと歌わなくてもいいという、音楽の面白さかも…。

センスオブワンダー

現在ではなく一昔前のいなたい感じがするのも、まさに不思議感な「センスオブワンダー」。(3曲目)

今風にはしているのですが懐かしく聞こえるのは、思い出を振り返っているのもあるかも…。コーラスの取り方も、今の感じじゃないんですよね。

歌詞、曲で懐かしさと今が融合しているからこそ、聞く世代によって印象が変わってきそうです。曲名通りの、不思議感を感じます。

Liar Pain

和とデジタルの融合が興味深い「Liar Pain」。(4曲目)

心の揺れを表しているかのよう。メインになるような曲ではないのですが、サビをつい口ずさんでしまうような魅力を持ち合わせています。

招かれし想い TRUNCATE!

ウソがつく方もつかれる方も痛みを伴うからこそ「TRUNCARE =  切り捨てる」。聞いていて不思議な感じがする曲とともに、興味深いです。

ない方がいいのにも関わらず、最後に「サヨナラの痕 恋しく…」ですから。しっかりと聴き込んでいくと、面白い曲になるかもしれません。

Signal

相羽あいな 本人が作詞をした「Signal」。(5曲目)

曲もですが、歌詞の感じが他とは異なります。言葉を一つずつ埋めて言ったという感じで、作詞家の書くのとは違いますね。

叶えられないまま大人になって
今も笑ってる

「Signal = 信号」を送っているのは、過去の自分なのかもしれません。叶えられていないのに、泣いているじゃなく、今も笑っている。

他人ではなく、自分自身に向けたからこその言葉かなと。いろいろと想像ができる歌詞は、彼女がボーカリストとしても成長するきっかけとなりそうです。

Love -4U-

ポップで爽やかな「Love -4U-」。(6曲目)

君を想像するだけでなく、”ありがとう”の気持ちがあるからこそ、思いが優しい曲。歌声もしっとりとした感じなのが、いいですね。

風となって 届け 響け
おなじ空の下で 響け

さよならではなく、ありがとうとして、届けたい思い。彼女が歌う意味なのかもしれません。

聞いている限り、元はバンドアレンジの曲だと思います。他の曲に合わせてデジタルな感じにしたのな? という背景も、興味深く感じました。

もしからしたら、ライブになるとバンドアレンジになるのかも?

あとがき

「Lead the way」もデジタル主体の音でしたが、同じ系統でも異なるサウンドです。今作では、勢いに頼らない部分を表現したかったのかも…。

ボーカリストということで、どうしてもRoseliaのイメージを引きずります。異なるサウンドを出してきたというのに、面白さを感じました。

実験的な要素もあるので、今後のソロとして聞ける音楽は変わってくるかもしれません。手探りというよりも、 今も成長段階というのが興味深い。

現在だけでなく、この先の未来で聞いた方が楽しめる内容かもです。歌詞も本人が1曲書いているので、このミニ・アルバムが変化のきっかけになるかも…。

 

以上、『相羽あいな:SiGN ~変化をする前のしるしをここに残すよ~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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